子猫が持つパワー。元気なおしゃま猫。

子猫が持つパワー。元気なおしゃま猫。

うちのお部屋はそんなに広くない。
年末に引っ越しを二回したが、むしろ狭くなっているくらいだ。

一回目は二階建ての一軒家。猫は走り回り、屋根にのぼり、脱走を繰り返し、ムカデもやもりもお手の物…という自由奔放ぶり。無法地帯だった。
そこから、借り物のマンションへ引っ越したことにより、猫にも少し不便をかけていることと思う。(気軽に壁で爪とぎ出来ませんしね…!)

今は家具が所狭しと並ぶ所謂普通のアパートだ。だが、子猫のパワーはすごいもので、狭かろうが広かろうが何処にものぼり、なんでも散らかしていく。
誤ってビニール袋を足に引っかけたときなんか、パニックになって部屋中を暴走。

お仏壇のおりんがふっとんで、線香もなぎ倒されてまるで地獄絵図のよう。
当然のように灰が畳のお部屋ですごいことになっていたが、叱ろうにも彼女はまだお部屋中をけっして止められない速度ではしりまわっていた。

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うちの猫のラインナップ?は、0歳の子猫、1歳半の準大人猫、そして10歳を超えるであろう初老のばあば猫だ。
ばあば猫は最初一匹でこの部屋に暮らしていたのだが、ほかの若い二匹が後から同居することになったのだ。最初はうまくいくだろうかと危惧もしたが、もともとばあば猫がさみしがり屋な猫なこともあって、すんなりと3匹の生活は型にはまっていった。

むしろどうだろう?ばあば猫は、子猫のパワーの影響を受けてか、食べるご飯の量が増え、最近では同じネズミの玩具を追いかけるようになった。
なんだかスキップまでしている。

むしろ子猫が圧倒されて「ネズミ捕られちゃった」みたいな顔をしている。
子猫がいると賑やかだ。(家具や布製品が滅びていくのも早いが。)
一日中、鈴の音が鳴り響く。鳴りやんでると心配になるほどに。

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こんなに元気な子猫も、1年後2年後には落ち着いてしまうのかな…と思うと寂しい反面、かなり酷い悪戯までも許してしまいそうになる。
母が、子猫がカーテンに登ってブランコしている姿を見て「ほらサーカスしてる!またサーカスしてる!」と言って見せてくる。

子猫が元気にしてくれているのは、周りの猫だけに限ったことではないかもしれない。
私たちもこうやって、日々元気をもらっている気がする。