【恋愛相談】 ―結婚したいけど、したくない事情―

【恋愛相談】 ―結婚したいけど、したくない事情―

 

Q) 私は最近、自分で自分の気持ちが分かりません。
高校3年生頃から、つき合っている彼氏との結婚が決まりました。
私は現在彼と同じ30歳です。
両親も喜び、私自身も結婚が決まった時は、すっごく嬉しかったのです。
長いつき合いで、家族ぐるみで、居て当たり前のような生活をしてきました。

結婚することが、ごく自然で当り前で、周りの人も誰ひとり反対する人がいなくて、私は幸せの真っ只中にいるはずなのです。

でも、心がざわついています。
実は、私達の結婚を反対(?)している人が一人いるのです。
私のスッキリしない理由は、それだと私は実は知っているのです。

反対しているのは、彼の弟K君です。
真っ向から反対しているわけではありません。
二人っきりで会って話をしたこともありません。
いつも、彼が間に入って、ご両親がいたりK君がいたり、そんな感じでしか、
私とK君は話ししていません。

私達の結婚が決まる、ちょっと前に私とK君は何らかの必要性があり、
アドレスを交換し合いました(彼が交通事故で入院した時でした)。
それから、K君からLINEがくるようになったのです。
因みに彼とはLINEしてません。彼は面倒臭がり屋で せいぜい短いメールか、
電話です。

K君とのLINEは楽しく、思わず噴出してしまうこともあります。
私をアンタと呼び、私もいつの間にか、打ち解けて剣ちゃんなんて呼んでます。
勿論LINEの中だけです。K君はセンスがいいです。
文才もあり、スタンプ選びも可愛く面白い。

彼は公務員です。うちの親はそこだけ取り上げても大喜びです。
K君は28歳、美容師です。
どちらがイケメンかというと、まあ、センスがいい点からしても、
K君だと思います。
そんなことはでも、どうでもいいんです。
困っているのは、私は今、この時もK君からのLINEを待っていると
いう事実です。
彼にトキメキは感じなくなっています。
結婚はしたい、でも私が結婚したい相手は誰? 私はK君を愛しはじめてしまいました。
結婚の準備は着々と整いはじめています。
ハワイで挙式をあげます。彼が嬉しそうに私に話している時に、私はスマホを気にしていました。

K君へLINEで『結婚するの、どーしようかな?』と打った事があります。
K君の答えは『知らね。したけりゃすれば』というものでした。
私の自惚れかもしれませんが、K君は本当は私と彼の結婚を反対しているのではないでしょうか?

最近、私と彼の会話は弾みません。
3LDK、駅近の新築マンション――私たちのお城が、あと2ヵ月で立ちます。

相手がK君だったらと思ってしまうのが、正直な私の気持ちです。
(美咲30歳 女性)

A)                       回答者:紅
何故かある話しなんですよね。
結婚が決まると、別の男性から言い寄られるとか、別に好きな人が出来てしまうという話し……。
皮肉ですよね、強い結婚願望があっても、こんなに男女が入り乱れていても、
出会いのない時は、パタッとないのに。

私は貴女を贅沢だとか、我儘だとかは言いません。
正直な方だなと思います。
しかし、正直者が正直に生きて行く、それでいいのでしょうか?

今まで、彼の御両親、貴女の御両親の手前、ここまで、結婚が首尾良く整ったのに、そして彼は何ひとつ悪くないのに……私はそんな事で貴女の考え方
も改めた方がいいですよとも、勿論言う気はありません。

私が言いたいのは、もっと残酷なことです。
貴女は結婚が出来るという特権で、余裕で弟君に目がいっているのでは?
彼との長い歴史を振り返ってください。
嬉しいことも辛いことも、勿論長いつき合いの中です、沢山あったこと
でしょう。別れ話しも何度か出てきたのではないでしょうか?
どう修復したかも、事実そんな喧嘩したり別れ話しが飛び出したりした事もなかったのかもしれません。
いずれにしても、彼は長いつき合いの貴女と結婚しようと言った。
愛情ですが、責任が根底にしっかりとある愛情ですね。

男30歳、結婚なんてしなくても誰も咎める時代ではありません。

ここで誤解しないでください。
だから、貴女は彼と結婚すべきだなんて、私は決して言いません!

ゆっくり考えてください。
ひとりになって、たっぷり時間をかけて考えてください。
誰の人生でもない、貴女の人生です。

公務員であるとか、新築マンションであるとか、そんなものどうでも
いいことじゃありませんか。

二人で生きていきたい――素直にそう思ったら結婚すべきです。
そう思えなかったら、ひとりになってみてください。
弟君を愛しているという結論がでたら、まず、彼と別れてから
弟君に打ち明けるのがフェアです。

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sakuradamayo

紅です。 フリーライター、ノベル作家、そして歌手(桜田まよ)です。 デビューはすべて 遅咲きでした。 遠回りして 楽しみながら色々な事をしてきました。 好きなことは憧れに止まらず、徹底的にモノにしたい! そういうタイプです。 ライターになりたかったから応募し受賞してライターになった。 歌手になりたかったから、勉強してキングレコードからデビューした―― 自分の気持ちに正直でありたいです。 言い訳を塗りたくって、夢、希望を諦めたくない。 人が好きです! みんなで幸せになれたらいいなと思います(^^)♪