夢日記をつけちゃダメ!? その危険性を解き明かします!(ページ3)

こんにちは、志方弥公です。
今回は「夢日記をつけると夢を頻繁に見られるようになる」という情報がネットでかなり拡散されており、私としては懸念を覚えています。

本来、夢というのはほとんど覚えていないのが通常です。それが当たり前なんですね。夢は一晩に5~6回くらい見ています。

見ていない! と断言する方は、忘却処理が上手なんでしょう。それが正常です。

しかし、こまめに夢日記をつけることを習慣づけてしまうと、あとで怖い事が起きるんです……!

そのことについて、詳しく説明します。

 

実は、私も数年前に夢日記をつけた一人でもあります。

自分の無意識世界で何が起きているのか――それを知るべく、自らの夢を分析するために一年くらい夢日記を付けていたことがあるのです。
すると、見もしなかった夢をだんだんと明確に認識出来るようになり、夢の中での自分が「あ、これは夢なんだ! 覚えていよう!」とするわけですね。
そうしたら、結構思い通りに行動したり、振り回されても記憶していたりするのです。

「日記を書くぞ!」という自分を強く認識しているために、忘れた方がいい夢まで強烈に記憶に残ってしまい、夢日記に記していってしまうのです。
2012年あたりに夢日記を始め、一年にわたって書き続けていました。

ところが、現実世界で知り合いと会話していた時、どうもかみ合わないなという出来事が起きたんです。不思議に思って、首をかしげました。

……しかし、その次の瞬間、ハッと気付きました。

夢で見た記憶が、現実世界に入り込んでしまい、混濁してしまっているのです。

あたかも現実で起きた出来事のように、認識してしまっているのです!

 

これほど怖いことってあるのでしょうか。自分の記憶が定かでないことを認識しました。偽の記憶が存在してしまっている――これはとても危険な事なのです。

一挙に恐怖感を覚えました。

このままでは、精神にも来しますし、すれ違いが生じて人間関係に支障が来します。

すぐにやめました。

そして夢を見ないように心がけると、そんなに見なくなりました。

最近は毎日メッセージ性の強い夢を見たため、未だに覚えていることがありますが、それ以外のどうでもいい夢は忘れてます。

 

メッセージ性の強い夢はどうしたって忘れる事の出来ないくらい、強烈に残るので、その夢がどうしても気になるのでしたら、夢分析依頼をお願いしても良いと思っています。

実際に私の所に有料鑑定依頼してくる方の100%が、運命の転換期であることが多いのです。
それほど重要なメッセージを送ってきて、鮮明に覚えていて不安になり、依頼してくるのです。

無料鑑定の方は当てずっぽうな事が多い上に、不安を煽るような結果がほとんどですので、無料鑑定してもらうために夢日記を記そうという考えは止めて欲しいと願っています。

実際に、毎日のように夢日記みたいに記録していた方も、精神的に疲弊してしまいました。そういう時は夢分析をストップしています。

これが、精神・心理カウンセリング現場で夢分析カウンセリングを採用しない理由なのです。あくまでも参考程度に留めているのが、こういった理由からなのです。
勿論、私自身もカウンセリングを行う時には、夢分析をメインにしません。

こんなことを書くと自分の仕事がなくなるじゃん!? と思われがちなんですが、それほど危険だということが、研究で分かっているので警鐘を鳴らしているだけです。

皆様のハッピーのためにも、夢日記をつけることを止めて頂くよう、お願い申し上げます。

どうしてもこういう夢を見てしまって不安だ、という方は、しかるべく所で有償でカウンセリングを受けて下さい。

次は夢診断(夢占い)って信憑性ありますか? をお伝えしたいと思います。

 

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