霊能レッスン(5)幼少期、神秘ではなく恐怖体験が多かった?それもまた霊能じゃ!【芦屋道顕】

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(4)では幼少期に神秘体験をしたおぬしは大人になってゼロ感でも生まれ付きの霊能者じゃ、という話をした。

今回は、神仏やら天使やらといった、いかにも高次元の存在に守られ、遭遇できるというキラキラした体験ではなく、悪霊のようなものに遭遇した、妖怪に意地悪をされたなどの、嫌な記憶となるような体験についてじゃ。

■悪霊、悪魔、妖怪、鬼など忌み嫌われる存在と遭遇してもそれも立派で役立つ霊能力

★役立つ霊能ではあっても、悪霊などと度々遭遇する子供はその霊能は大人になるまでは開発しないほうが良い

先に結論を言うてしまうと、世の中では常に神仏のような高次元を感知できる霊能力は好まれ尊ばれるが、悪霊や悪魔を感知する霊能力は往々にして精神の病を疑われ、この分野に携わっている人々からすら、嫌われがちじゃ。

これは正直なところ現実のことであるゆえ、包み隠さず話しておくが、もし己の幼少期はともかくとして、自身の子供や孫、大切な子供たちが悪霊や妖怪のようなものとたびたび遭遇する場合は、それについては闇雲に能力開発をしようとせず、かといって病気扱いもせず、話をしっかり聞いてから現実的な対処をするべきじゃ。

現実的な対処とは、怖い目に遭った場所から遠く離れるまずはこれじゃ。賃貸に暮らしていて霊が出た、近所で妖怪を見た、怖い目に遭ったなどと聞いたら、可能な限り早く引っ越すこと。決して、怪しげな霊能者に相談などせず、もし霊的な対処をしたいのであれば、ごく一般的な伝統宗教の……。名の知れた神社仏閣でお祓いや加持祈祷を受け、護符やお札、お守りなどを授かって子供には「もう大丈夫」と安心させておくこと。

まずは7歳を過ぎればそのような霊能力は自然に弱まり怖いものと遭遇することも減り、13歳ではピタリとおさまることもあるゆえ、子供にもそう言い聞かせておけるならそれが一番。

※それでも悪霊などとの遭遇がおさまらなければ、13歳を過ぎたなら、霊的な能力を封じるのではなく適切に使いこなせるよう、導いてやる必要もあろう。

では、あとは恐らく幼少期にはいろいろ怖い目に遭ったものの、大人になり霊能が閉じて何も感じなくなったのがおぬしであるなら、幼少期のことを少し懐かしんでみるのも良いやもしれぬ。ということで、幼少期に遭遇しがちな霊体験をざっと挙げるぞよ。

■やはり霊能があったことを示す幼少期の『恐怖体験』あれこれ

★街中でも旅行先でも「なんだか、嫌な感じがする」場所があった。あとで調べるとそこは殺人事件や死亡事故、死者が出た災害現場だった

例えば、幼少期にある駅の手前の踏切を通るのが怖い、親の車に乗っていてもその踏切を通るのが怖かったとして、大人になってから調べると、そこは一度ではなく何度も人が死んでいる魔の踏切だった、など。
魔の踏切
霊の姿形は見えなくとも、地縛霊の念や、そもそも人が轢かれる要因となっている、そこに人を引き摺り込む闇の力を感じ取れているのじゃな。

★『霊』『妖怪』『魔物』らしきものを見たことがある。鳥肌が立ったり、ゾッとしたりとにかく「悪いもの」「怖いもの」と感じた

泊まった旅館やホテルで怪しげな影、あるいはそのものずばり人間の姿の幽霊を見てしまいぞっとする。幼稚園や保育園、公園や親に連れられていったショッピングモール、車の中から窓の外を眺めていて、得体の知れない不気味なものを見てしまう……。他人にそれを見たというても、子供の嘘か見間違いと馬鹿にされてしまうが、見た時には確かに怖かった。雑踏の中に、人間に混じって人間ではないものがいた、顔が、目が人間ではなかったなどに気付いたならば、それは見間違いではなく、この世のものではないものがこの世に混ざっていて、それを見抜いたのであろう。

★幼少期、公園や近所で遊んでいた中に「どうしてもどこの家の子か思い出せない子がいた」

見知らぬ子

これは20世紀少年的な、単に皆の記憶に残らぬ可哀想な同級生ではない。すでに察しているかと思うが、子供の中に混じって遊ぶのは幼いうちに命を落とした子供の霊か、子供と親しくなって攫おうとする妖怪や鬼の類じゃ。

この記事を読んでいるということは、すでに無事に大人になっているから良いが、それらの「誰も、その正体を知らない遊び仲間の子」に、一対一で遊ぼうと誘われて、川に近づき川に落とされる、雑木林に分け入り迷子になり行方不明になる。
雑木林
都会でも路地裏に誘い込まれそのまま消えていなくなる……。その得体の知れない「友達」が、死んだ子供の悪霊であれば、仲間欲しさに狙うた子を死に誘いこんだやもしれず、相手が妖怪や鬼、魔物であれば異界に誘い込まれたやもしれぬ。

続く。

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