霊能レッスン（2）『七歳までは神のうち』は真実。幼少期には誰もが霊能者【芦屋道顕】
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芦屋道顕の現代の呪2
■生まれたてから7歳未満は本来誰もが『霊能者』
『七歳までは神のうち』という言葉が日本にはある。文明開花以前、のみならずどうやら明治時代に入ってからも、栄養や衛生環境が整わず医療もまだほとんど役に立たなかった時代には体力のない幼子が命を落とすことは決してまれではなかったようじゃな。この世に生まれてはきたものの「いつ、神様の元に帰ってもおかしくない」と考えて、幼子が亡くなって親や周囲は悲嘆に暮れても、誰のせいにもしないという、昔の人の知恵でもあったようじゃ。
しかし『七歳までは神のうち』は、ただ親や周囲が幼子を亡くす悲しみを癒し誰かを責めぬようにするためだけではなく、本当に『神のうち』・・・人間と神の隔てがあるとすれば、神の側にまだいる存在だと、知っていた人々が言い出したことやもしれぬ。
なぜなら、幼子は実際に7歳を迎えるまでは生まれる以前の記憶を持っていたり、神や精霊、守護霊、妖精など大人には視えぬものが視えたり会話ができたりするからじゃ。
■幼子は頭の『泉門』が開いていて神の世界とまだ通じている！？
また、これは本当のことらしいが、赤子は生まれたてではまだ頭蓋骨が骨として固まっておらず、結合組織膜なるものが隙間を埋めている状態とのこと。
泉門（せんもん）
新生児では頭蓋(とうがい)を構成する頭骨の骨化が未完成で、各頭骨の隣り合う縁は離れており、その間隙(かんげき)は結合組織性膜だけでふさがれている。この部分を泉門とよぶ。
泉門（せんもん）コトバンクより
完全に頭蓋骨が閉じてしまう前の幼児は、何やら泉門から大人には受け取れない高次元からのメッセージを受け取れるのか、不思議な力の発現と関わっているのか、別世界とごく当たり前に繋がっており、さまざまなものが視えるのじゃな。
頭蓋骨がしっかりと固まって大人になってからは霊感ゼロ、という人々でも、幼少期の話を聞くと、確実に霊体験、守護霊のおかげ、妖精や天使、眷属との遭遇であったと思われる体験をしているものじゃ。
■大人になって「理由付けをして納得」した不可思議な現象は霊体験・神秘体験だったかも
あらゆる不可解な現象も、大人に話したら目に見える世界の科学やさまざまな知識によってその現象に具体的な理由付けをされてしまった人も多かろう。あるいは、自分で納得出来る理由を探して無理やり納得した、という人もおるやもしれぬ。単なる影、光、ほかの物音の聞き間違い、偶然、ただの幸運や不運……。
「・・・だから、あれは妖精じゃない。天使じゃない。おばけじゃない。神様じゃない」と、己の経験を否定し続けていくうちに、目に視えない世界との繋がりは薄れ、霊感はすっかり錆び付いてしまうのじゃ。
★大人になってからでもまた幼少期のような霊感は取り戻せる？
しかし、幼少期に不思議な体験をたくさんしたことが思い出せて
「あのまま、あの能力があれば良かったのに、自分で否定してしまって、もったいないことをしたなぁ」と思うているならば、今からでも遅くはない。
幼少期に霊感が花開いていた人は、大人になってからも「子供の頃からまったく霊とか信じなかったし不思議なこともなかった！」という人々に比べると、霊感を取り戻しやすいのじゃ。これは、例えるなら『ピアノを弾けるか弾けないか』に似ている。
幼少期にかなり弾けるようになって、その後まったくピアノに触らなかった人は久々に弾こうとしてもうまく弾けぬが、練習を始めれば、一度もピアノを習わず大人になった人よりも上達は格段に速い。またそもそも「幼少期にピアノを弾けた」のもやはり天賦の才のうちで、そのような人は大人になっても弾けるのじゃ。
★幼少期に不思議体験がない人も訓練によっては霊能力は開花する
とはいえ、幼少期にピアノを習ったことがないまま大人になった人も、大人のピアノ教室があるように、習い始め、自分でも練習を繰り返せばピアノは弾けるようになる。また、幼少期には習う機会がなかったとしても、天賦の才があれば、大人になってから弾き始めても上達は速かろう。
霊能力も同じこと。幼少期の不思議体験が思い出せない、何もなかったという人も、訓練次第では霊能力は開花する。その程度の大小はあれど、命や人生を脅かす目に視えぬ存在を回避し、ここぞというときには視えない味方の力を借りることもできるようになるはずじゃ。
続く。
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