封印の真実（2）世界の封印はどんな場所にある？
（1）を先に読んでね。
霊山の真実（1）山がかつて女人禁制だった本当の理由
（1）で先に、日本の場合は「山」そのものが封印となっていたり、山の中に重要な封印があったりすると話した。今回は世界と日本のその他の封印についてじゃ。
■世界中に封印があるが人工物のみならず自然の地形を利用したものも多い
世界中に、封印がある。古代からのあらゆる力、邪悪な力もあれば、善なる力もある。その持ち主ごと封印されていることもある。修験者のように元々の素質にさらに訓練を経た特殊な能力を持つ人間が封じたものもあれば、それこそ人間には扱わせたくない、人間以外の何者かが封じたものもある。
怪しげなストーンサークルやら遺跡ではなくとも人工的な建造物あるいはモニュメントは、表向きの説明とは異なる理由で造られ、そこに残っていることも多い。それらを造ったのは現代文明以前の誰かや地球外の誰かかもしれぬ。区別が困難であるゆえに神仏や魔物とされている存在は、宇宙からの来訪者やもしれぬ。
また、実は人工的にそこに設置されたとしても、自然のなせる技に見える大きな岩、大木などもある。それらも、何らかを封じていることがある。大木については、実は現在は木として生えておらず切り株になっていたり、あるいは化石のように変質して岩と思われているが実はかつての大木、などもある。
★大木を使った封印は種類も時代も動機もさまざま
他の封印も封じているものはさまざまではあるが、大木を使った封印は実は最も興味深い。大木によって封印されているものが何らかの力を持つ存在であれば、大木の『根』がそれに絡みつき、檻の役割を果たしていることがある。
その大木の中に存在を『宿す』形の封印もある。これは木が生えている間、その存在は封印されているが、切り倒される、あるいは枯れてしまうと封印が解けてしまう。これについては別に詳しく話すぞよ。
湖や池、沼など元々の地形をそのまま利用してそこを封印の地としたものもある。大きく開いた穴に何かを投げ込み、封印のために水を張ったものもある。
★『底なし沼』は本当に底がない！？
「底なし沼」などは実はそのようにして古代に造られ、そこに落ちると引き上げられないのは沼がただ深く泥の中に埋まってしまうからではなく、沼の底が本当になく、はるか地底までそこに投げ込まれた、落ちた誰かや何かは沈みあるいは引きずり落とされてしまうからなのじゃ。
★RPGに出てくる『封印の◯◯』は製作者のアイデアであっても実は……。
伝説物のRPGなどでは宝やイベントの起きる特別な場所が世界地図に散りばめられているが、あれらはシナリオを考える人々が文献などを参考にしているだけではない。本人も気付かぬまま古代の記憶になんらかの形でアクセスして、あるいは古代の何者かの囁きを受けて、それを己のインスピレーションとしてシナリオに盛り込んでいるのじゃな。
現実の世界でも「まるでゲームの中の封印の洞窟みたい」「湖の真ん中にポツンとある小さな島が怪しい」など気にかかることがあろう。
昨今は、一生行かぬ場所の風景もさまざまな手段で観ることができるゆえ、どうも「自然」のはずが、何かがおかしいと感じる場所を、世界各地に見つけ出すことができる。
それらは本当に、何者かが何かを封印した場所やもしれぬのじゃ。
【閑話休題】
輪廻転生はわしの得意分野ではないが、輪廻転生により、古代文明の時代に生きた魂や宇宙からやってきた魂が現代人に生まれ変わった場合、現代の世界に馴染めずどうしても別世界を夢想することがあるようじゃ。
それをただの夢想で終わらせず、小説であれドラマであれ漫画であれゲームであれ、他人にも分かる形にすると、同じ古代文明を生きて転生してきている他の人々に強く訴えかけるものとなる。人気ゲームやら漫画やらの熱狂的なファンや、それらの作品をいとも簡単に思いつき実現した製作者らはそのような人々が多いようじゃ。
しかし、もう一つそのような「今の自分では知り得ない、思いつくはずのないアイデアが思いつく」原因には『憑依』もあるので注意も必要じゃ。憑依を受けて、その取り憑いた何者かが知り得ている封印の何かのある場所に行きたいと思うたなら、それは解いてはいけない封印やもしれぬ。
続く。
★（1）はこちら↓
霊山の真実（1）山がかつて女人禁制だった本当の理由
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