自分の人生を左右するこだわりポイントを占う3

自分の人生を左右するこだわりポイントを占う3

冥王星が入るハウスによって、その人がこだわらずにはいられないポイントについて見ていっていますが、今回は、第5ハウス以降に冥王星が入る場合について見ていきましょう。

<冥王星が第5ハウスに入っている場合>

第5ハウスは、娯楽や恋愛、自己表現のハウスです。
冥王星は、権力やこだわり、破壊と再生を表し、第5ハウスに冥王星が入った場合は、趣味の分野または恋愛について強い執着を示します。オタク傾向が強い人です。収集家としての方向性に走る人もいれば、自己表現するほうへエネルギーを注ぎ、クリエイターとして成功する人も少なくありません。
こだわりが恋愛に向かった場合は、ありとあらゆるモテを追求するため、結果的にモテる人が多いです。
ただし、冥王星は極端な星なので、逆に一切恋愛に興味がなかったり、趣味や恋愛によって人生が大きく変わるような変化を体験する人もいます。

<冥王星が第6ハウスに入っている場合>

第6ハウスは労働や奉仕のハウスです。 このハウスに冥王星が入っている人のこだわりポイントは仕事です。仕事に対する姿勢は徹底しています。体力の限界を超えるほどの仕事量をこなすような形で出る場合か、まったく逆に仕事を全然やらないかのどちらかです。
ちなみに私自身は冥王星が第6ハウスにありますが、私自身ワーカーホリックで、深夜に渡って仕事をしても平気な人種です。会社自体はいくつか経験していますが、別にブラック企業ではないのにどこで働いても平均労働時間は1日15時間程度です。まさに6ハウス冥王星の典型です。
また、冥王星は権力を示す星でもあるため、勤める会社にワンマン社長がいるか、もしくは本人が支配的な立場に立つ可能性があります。私の場合はどちらも経験しているので、どちらか一方という出方をするわけでもありません。
ただし、第6ハウスは健康面のハウスでもあり、健康管理に関しても気にする気にしないが両極端なので、バリバリ働いている場合、結局大きな病気をするなどで仕事に対する考え方そのものを変えざるを得なくなる可能性もあります。

<冥王星が第7ハウスに入っている場合>

第7ハウスは、対人関係のハウスです。このハウスに冥王星が入っている人のこだわりポイントは対人関係。
人に対して支配的な態度で接するか、もしくは人間関係にものすごく心を砕くか、その反対に一切対人関係に意識を払わないか、いずれかの形で出ることになります。ただ、いずれにしても対人関係に関する自分のスタンスは曲げない頑固者です。対人関係は一人では形成できないため、接する人が高圧的な人であるという可能性もあります。

<冥王星が第8ハウスに入っている場合>

第8ハウスは、親や先祖、継承されるものを意味するハウスです。このハウスに冥王星が入っている人のこだわりポイントは実家または遺産。ただ、本人が執着しているというよりは、そこから逃れられない圧があるというイメージで出る場合も多くあります。実家に強大な権力を持つ身内がいて、その財産を受け継ぐとか、家の継承によって人生がひっくり返るような経験をする場合もあります。

<冥王星が第9ハウスに入っている場合>

第9ハウスは、宗教、哲学、海外などを示すハウスです。哲学や宗教、海外などに関する体験が別人になったかと思えるような深い変化をもたらす可能性があります。そしてその変化をもたらした海外や哲学、宗教などに一生を捧げるような場合もあり、宗教家になってしまうような場合もあります。
ちなみに、伝統的に宗教、哲学、海外のハウスと言われていますが、中世と違って市民すみずみに政治参加が可能となった現代では、政治活動が当てはまることもありますし、例えば会社経営や投資や株取引に関するスタンス、資産運用に関する思想など、「思想を交えたきちんとした勉強が必要となる分野」すべてに適用されることになります。

<冥王星が第10ハウスに入っている場合>

10ハウスは社会的地位のハウスです。社会的地位と言っても組織の中においてだけのことではなく、「社会における自分の立ち位置」全般を示します。
このハウスに冥王星がある人は、社会の中で自分の立場をどう確立していくかということに強烈な執着があります。立身欲、出世欲が非常に強く、その分絶大な権力を手に入れる可能性があります。ただ、冥王星は破壊と再生の星なので、仕事において人生観が変わるほどの強烈な挫折感を味わうような可能性もあります。

<冥王星が第11ハウスに入っている場合>

11ハウスは同盟のハウスです。7ハウスが対人関係なのに対し、11ハウスは思想を同じくする組織的な交友関係を示します。このハウスに冥王星がある人は、組織・交友関係の中で支配的な立場に立つことに執着するか、そういう執着を持っている人が交友関係内にいる傾向にあります。そして大きな力によって交友関係が破壊されてしまうようなこともあります。

<冥王星が第12ハウスに入っている場合>

12ハウスは、「目に見えないもの」「人に言えないこと」のハウスです。人に言えないようなことというのは多くが家庭内の問題で、身内に支配的な人がいたり従わざるを得ない状況があって、それに巻き込まれて人生の転機が訪れる場合が多い人です。本人のこだわりポイントも目に見えないものなので、人に言えないような分野へのこだわりが強かったり、人間観察力や直観力が人並外れて優れているような形として現れたりします。