ジャーナリングとは?1日5分「紙に書きだすだけ」ジャーナリングの効果とやり方

ジャーナリングとは?1日5分「紙に書きだすだけ」ジャーナリングの効果とやり方

「ジャーナリング」という言葉を知っていますか?ジャーナリングのやり方は簡単です。1日5分・紙に書きだすだけで、自分を見つめ直すことができると言われています。この記事では、ジャーナリングの効果やテーマ、やり方を紹介していきます。実際にジャーナリングをやってみた感想も紹介するので、チェックしてみてくださいね。

ジャーナリングとは

ジャーナリングとは

ジャーナリングとは「頭に浮かんだことを紙に書きだす」ことです。
用意するものは、紙と筆記用具だけ。ジャーナリングとは英語で「日記」という意味がありますが、ここでのジャーナリングとは、「日記」=「日々の出来事を記録したもの」とは少し意味が違います。
ジャーナリングとは「頭に浮かんだことを紙に書く」だけですから、日記のように、「今日は仕事が忙しく、大変疲れた。」などの文章ではありません。
「仕事」「大変」「忙しい」「疲れる」といったように、ただひたすらに紙に書き出す行為のことを言うわけですね。
では、そのジャーナリングには一体どんな効果があるのでしょうか。

ジャーナリングの効果

ジャーナリングの効果

ジャーナリングの効果には様々な効果があるといわれています。いくつか、ジャーナリングの効果と言われているものを紹介しましょう。

自分の頭の中や感情を客観的に見ることができる

ジャーナリングは頭の浮かんだ言葉を書く作業です。文字にすることで、頭の中や感情という目では見られないものが、確認することができます。そのため、今自分が置かれている状況や現状が整理できると言われています。

新しい自分を見つけることができる

ジャーナリングで思い浮かんだ言葉をノートに書き出していくことで、自分が置かれている状況や現状が整理できると紹介しました。自分の状況などを整理できると、今まで気づかなかったことが発見でき、新しい自分に出会えることができるかもしれません。

否定的な感情も認められる

本来なら好まれない、否定的な感情もジャーナリングすることでありのままを受け入れられるでしょう。ネガティブな感情を自分の中に留めていると、だんだん増幅していってしまいます。ジャーナリングを続けることでネガティブな感情に支配されてしまうことを防ぐことができるかもしれません。

モヤモヤした頭をクリアーにできる

文字に書き出すことで頭の中が整理され、モヤモヤがなくなっていきます。ストレスが軽減されるとリラックスでき、心が軽くなるという良い流れができあがるでしょう。ジャーナリングを習慣化することで、その効果はさらに期待することができます。

ジャーナリングのやり方

ジャーナリングのやり方

さまざまな効果が期待できるジャーナリングですが、やり方はとても簡単です。
ジャーナリングのやり方は「思いついたことをただひたすら紙に書く」ことだけです。用意する物、実際のやり方の順番を紹介します。

用意する物

ジャーナリングをするとき用意する物は、

  1. 筆記用具
  2. 時間を計れるもの

この3つです。筆記用具は自分が書きやすければ、鉛筆でもボールペンでもかまいもせん。紙も同様に、ノートでも、ルーズリーフでも、裏紙でも何でもOKです。
好きなことを思いつくままに書くので、線のない真っ白な紙だと自由に書くことができるのでおすすめです。
時間を計れるものは、スマホでも問題ありません。

集中できる静かな場所

ジャーナリングはどこでもできますが、できれば集中できる場所の方がいいでしょう。自分と向き合えるように、テレビなどを消して、静かな場所で行えるといいでしょう。

書き方

書き方は自由です。箇条書きでも、文章でも自分に合った書き方でかまいません。縦書き、横書きはもちろん、紙の真ん中や、端っこ、好きなように書いてください。
書き方のポイントは「思いつくまま、自由に」です。

時間の目安は5分

時間の目安は5分、長くても10分くらいがおすすめです。短いように思われるかもしれませんが、5分間もあれば箇条書きで、30個ほどは書けるでしょう。
もちろん10分以上でも問題ありませんが、集中力の時間の限界などを考えると、時間の目安は5分~10分が良いと言われています。

ジャーナリング

ジャーナリングのテーマ

テーマを決めます。もちろん何も決めずに、思いつくまま書いてもかまいません。例えば今の気分、「お腹がすいた」や「書くことない」などでもOKです。
慣れないうちは「何を書こう?」と考えるうちに時間が過ぎてしまうこともあるので、テーマを決めた方が書きやすいです。

ジャーナリングのテーマの例

ジャーナリングのテーマはこれも基本的には自由です。しかしジャーナリング効果に、「自分と向き合う」「自分を知る」という意味があるので、自分に関係のあるテーマが書きやすいですね。

例えば、

  • 仕事について
  • 恋愛について
  • 友だちについて
  • 人生について

これらのことは、過去・現在・未来どれについても書けます。
また、

  • 今日の出来事の良かったこと・悪かったこと
  • 自分の好きなこと・嫌いなこと
  • 今やりたいこと・やりたくないこと

なども書きやすいです。

一番のおすすめは、現在進行形で自分が悩んでいることについてです。
辛いこと、モヤモヤすること、嫌なこと、やりたくないこと、なんとなく気分が落ちこんでいることなど。
これらを深く掘り下げることで、自分の悩んでいることについての核心部分や、今まで見えていなかったもの、何かしらの答えに出会えるかもしれません。
ジャーナリングのテーマは自由です。「まずは書いてみる!」ことをおすすめします。

ジャーナリングを実際にやってみた人の感想を

ジャーナリングを実際にやってみた人の感想を

最後に、ジャーナリングを実際にやってみた人の感想を紹介します。

主婦30代女性
テーマは「今の自分の仕事」について、時間は5分。
始めはわりとネガティブな言葉が連続しました。
ある程度すると、ネガティブな感情に対して、「なぜ、そう思うのか」「それを解決するためには何が必要か」など、前向きな言葉もみられました。
誤字、脱字などは一切気にせずただひたすらに書き続けると、5分たったころには、紙は文字でびっしりと埋められ、手が疲れました。
5分間で十分に全てを吐き出せたように思います。
書き終わった後に見直すと、自分の中にあるネガティブな感情の多さにびっくりしました。
それと同時に、そのネガティブな感情に対して解決しようとする自分もいて一安心しました。
「まだ頑張れる」と現状確認ができたことが一番の収穫です。
また、心の整理がつかないときにやってみたいと思います。

このようにジャーナリングは初めてやった人にも、効果が実感できます。

まとめ

ジャーナリングとは「頭に浮かんだことを紙に書きだす」ことです。
ジャーナリングの効果には、様々なものがありますが、なかでも心身ともに良い影響を与えてくれるので、習慣化することで、効果はさらに期待できます。
ジャーナリングのやり方は、「思いついたことを、ただひたすら紙に書く」、たったこれだけです。時間も5分~10分と、初めての人にもチャレンジしやすい時間になっています。
ジャーナリングのテーマも、自分の好きなことでOK。
たったこれだけで、自分と向き合うことができ、ストレスの少ない生活が送れるのなら、一度試してみる価値はあるでしょう。
早速今日から始めてみませんか。