生え際にニキビができるのはなぜ?ニキビができる原因と予防方法

生え際にニキビができるのはなぜ?ニキビができる原因と予防方法

生え際にニキビができるのは何故なのか気になりますよね。生え際のニキビに悩む人なら一度は疑問に思ったことはないでしょうか。結論からいうと、生え際ニキビはホルモンバランスやストレス、ヘアケアなど、原因は一つではなく、また、人それぞれ違います。しかし、ニキビのできる原因を知ることはニキビ予防の大事なポイントとなります。今回は特にニキビが発生しやすい生え際ニキビについてみていきましょう。

生え際にニキビができる原因

生え際にニキビができる原因

生え際にニキビができると、スキンケアや髪をとかしたときに痛いですよね。生え際のニキビは男性ホルモンやシャンプー、ストレスなどの影響を受けやすいとされています。まずは生え際にニキビができる原因について詳しく見ていきましょう。

生え際ニキビの原因①男性ホルモンによる影響

生え際ニキビは男性ホルモンが関係しているといわれています。
男性ホルモンが増加すると皮脂の分泌を促す働きが活発になり、皮脂の過剰分泌を起こすことで毛穴が詰まりやすくなります。毛穴が多い生え際は男性ホルモンの影響を受けやすいことから、男性ホルモンの増加が生え際ニキビの原因の一つといわれています。
生理中は女性ホルモンが減少し男性ホルモンが優位になることから、生理中などは生え際ニキビができやすくなるようですね。

生え際ニキビの原因②シャンプーのすすぎ残し

生え際ニキビの原因②シャンプーのすすぎ残し

生え際にニキビができる原因の一つがシャンプーとトリートメントです。
髪を洗う際、シャンプーをしっかり落とし切れていないと生え際にニキビができてしまいます。そのため、髪の生え際にニキビができている場合はシャンプーのすすぎ残しがないか注意しましょう。
頭頂部や毛先は意識して集中的にすすぎますが、意外と髪の生え際はすすぎ忘れしやすく、残ってしまったシャンプーやトリートメントが生え際ニキビの原因となってしまうのです。
すすぎ残しがニキビの原因となる理由は、シャンプーに含まれている界面活性剤には強い洗浄力があり、それが肌に残るとバリア機能を低下させ、刺激を受けやすくなるためといわれています。
また、トリートメントに含まれる油分は毛穴に詰まりやすいため、トリートメントを使う際は髪の根本や頭皮は避けて使用することを心がけましょう。

生え際ニキビの原因③ストレスや疲れによるホルモンバランスの乱れ

生え際ニキビの原因③ストレスや疲れによるホルモンバランスの乱れ

ストレスや疲れが溜まっていると、ホルモンバランスが乱れ、ニキビができやすくなります。これは、ホルモンバランスが皮脂の分泌に影響を与えていているために起こります。
特におでこや生え際はホルモンの影響を受けやすいため注意が必要です。

生え際ニキビの予防方法

生え際ニキビの予防方法

生え際ニキビを予防するには髪の毛やおでこのケアが必要になります。
髪の毛と生え際ニキビは関係がなさそうに思えますが、髪の毛の状態に気をつけるだけで生え際ニキビの予防にもなるといわれています。

生え際ニキビの予防①髪の毛のベタつきに気をつける

生え際ニキビの予防①髪の毛のベタつきに気をつける

生え際ニキビを予防するためには髪の毛に使うスタイリング剤に注意が必要です。
意外かもしれませんが、髪の毛が脂っぽいと生え際ニキビを悪化させてしまいます。
それは、髪の毛が吸収できる油分の量は決まっているため、それをこえる油分が髪の毛についてしまうと、油分が髪の毛から毛穴に入り込み生え際にニキビができてしまうといわれているからです。
そのため、オイルやヘアバームなどのスタイリング剤使っている場合には、残念ながらスタイリング剤が生え際ニキビの原因となっている可能性があります。
生え際のニキビに悩んでいる場合は髪の毛に使用するスタイリング剤を控えるか、生え際部分につかないようにしましょう。

生え際ニキビの予防②おでこに髪がかからないようにする

おでこや生え際のニキビが気になると、隠そうとしてついつい前髪を下ろしてしまう人も少なくないと思います。しかし結果として、ますますニキビが治らない原因になってしまいます。
おでこや生え際のニキビ隠そうと前髪を下ろしていると、髪の毛がおでこに触れることで炎症をおこしてしまいます。また、汗をかきやすく雑菌が増えてしまうため、おでこや生え際にニキビができやすくなります。
おでこや生え際ニキビが気になる場合はピンを使うなどして、髪がおでこにかからないようにするとよいでしょう。

生え際ニキビの予防③たっぷりの泡で優しく洗顔する

生え際ニキビの予防③たっぷりの泡で優しく洗顔する

おでこや生え際のニキビの原因の多くは皮脂の過剰分泌によるものです。
そのため皮脂をしっかり落としてくれる洗顔料を選びましょう。ただし、ニキビの原因となる要素は人によって違うため、自分にあった洗顔料を選ぶことが大切です。ニキビの種類によっては乾燥が原因となっている場合もあるため、自分の肌の状態をしっかりと確認することが大切です。
また、洗顔の際には強く擦る、洗いすぎは厳禁です。たっぷり泡で優しく洗い、洗顔料のすすぎ残しがないようにしっかりとすすぎましょう。

生え際ニキビの予防④保湿する

生え際ニキビの予防④保湿する

ニキビは肌が乾燥することによって過剰に皮脂が分泌されてできることもるため、洗顔後はしっかり保湿することも大切です。

生え際のニキビが痛い場合は皮膚科の受診を

生え際のニキビが痛い場合は皮膚科の受診を

生え際のニキビが痛いと感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
生え際部分というのはシャンプーのすすぎ残しが多く、ヘアセットの際に触れてしまうことで、炎症を悪化させやすい部分でもあるからです。特に生え際は毛穴が大きいため、一度毛穴が詰まると強い炎症を起こすといわれています。結果として、生え際ニキビは痛みが強く、また、治りにくく繰り返す傾向があります。
また、生え際ニキビ以外にも痛みが強い、治りが悪い場合は皮膚科を受診することをオススメします。皮膚科では市販薬よりも効果の高いニキビ治療薬を処方してくれます。
また、まれに痛みが強く治りが悪い場合、ニキビではなく湿疹の可能性もありますので、やはり長引くようであれば皮膚科の受診を検討しましょう。

まとめ

いかかでしたか。今回は生え際にできるニキビの原因と予防策についてまとめました。
生え際ニキビはできやすく、繰り返しやすいですが、シャンプーや髪の毛のケアや男性ホルモンのバランスを整えることで生え際ニキビは改善する可能性があります。また、生え際のニキビ以外でも痛みが強い、治りが遅いなどの症状については、皮膚科の受診が望ましいと考えられます。
そのほか、ニキビは触る、潰すなどの刺激を受けると炎症が悪化し治りが遅くなり、繰り返すこともあるため、できるだけ触らないように注意し、患部を清潔に保つとともに、普段から規則正しい食生活とストレスを溜め過ぎないようにしましょう。