金縛り(2)【芦屋道顕】霊現象による危険な金縛りとは?【霊的護身術】

金縛り(2)【芦屋道顕】霊現象による危険な金縛りとは?【霊的護身術】

すでに霊現象ではあるものの、そこまで危険ではなく単なる霊の嫌がらせ的な金縛りについて話したが、今回は危険な金縛りについてじゃ。

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■その霊的な何かの目的はただの嫌がらせではなく

金縛りの大半は疲労や重い布団や胸の上に乗っかったペットによる圧迫で、ごくたまに(1)で話したような拾うてしまった霊によるものと思われる。

わんこ

しかし、極めてまれではあるものの「怖い思いをした」だけで済まない危険な金縛りがあるのじゃ。この記事の読者は良き人々であるがゆえ、一生関係がない話であろうが興味本位と万が一のためにお読みくだされ。

★浮遊霊ではなく自分と関係のある霊の仕業の金縛りは命を狙うていることが

この手の危険な金縛りは、誰かを殺害し、あるいは手は下さなくとも死に追いやったにも関わらず罪が発覚せず、または自分のせいで死んだ相手がいても微塵も気にせずのうのうと暮らしている者にしか起きない。

そういった殺害の被害者や自殺者であっても、(1)で話したように魂魄の魂はあの世に行くことが多いが、強い怨念を抱いていた場合はこの世に残る魂魄の魄を動かし復讐を果たそうとすることがある。

そして、人を死に追いやりのうのうと暮らせるような図太い神経を持った人間は、これはなんとも悔しい話ではあるが、起きている間は霊や魑魅魍魎を受け付けぬ強さを持っており、怨霊も手出しできぬことがある。また、手出しして災いを振りかけることができても、そのような輩は霊など信じぬゆえに、何か事件や事故に巻き込まれれば罪なき関係者を攻撃し、場合によっては賠償金を得るなど悪人が得をすることすら起きてしまう。

だからこそ、その輩を単独で狙うためにも、金縛りという手段に訴えることがあるのじゃ。寝入りばなは理性のガードがなくなり、輩の心や魂にもすんなりアクセスできるようになる。

★命を狙う金縛りで起きること

怨霊

もし、その金縛りが本人の命を狙うものだとすれば、それは通常の疲労による金縛りとは大きく異なり、また軽い嫌がらせ憑依によるものとも異なる。

通常の金縛り中も枕元に誰かいる気配がしたり、目を開けたら何かが見えてしまったり、声が聞こえたりはする。それらはいずれも「心当たりのない」誰かのもののはず。

しかし、怨霊のターゲットとなっている場合は金縛り中に、死に追いやった相手が現れる。死んだときの状況を、加害者に体験させるため金縛りに遭って動けないまま、轢き逃げならば車に轢かれ、飛び降り自殺ならば飛び降り地面にぶつかる恐怖を味わせる。現実の時間ではほんの数分の金縛りでも、その恐怖は何時間にも感じ、金縛りが解けても生々しく覚えている。

さらには、金縛り中に「私のことを覚えてる?」と、胸の上にのしかかり顔をしっかりと見せる怨霊もいる。どれほど鈍感な輩でも、それが自分が死に追いやった相手の仕業と分かるようにじゃな。

寝るたびにこのような恐怖体験をするものの、そのような輩は霊の存在を認めようとせず、単なる記憶やないと思っていた罪悪感が生み出した妄想だと思い、気を紛らわそうと過激なことをしたり酒や薬に走ったりすることが多い。過去に犯した罪を悔いて懺悔すれば比較的早く許されるのではあるが、そのような解決策には至らず、霊を信じたとしても飽くまで相手の逆恨みと主張して、悪霊退散のために怪しげな祈祷師に大枚をはたいたりもする。

それでは当然、金縛りはおさまらぬ。1日や2日程度ならばまだしも、長く続くと輩は不眠症となり、実際に精神的なバランスを崩していく。周囲も離れ、当然そのような状態では仕事もままならず、酒や薬に溺れて生きながら地獄を味わうのじゃ。

★命は狙わぬがひたすら怖い「生霊」による金縛り

また、生霊も同じように夜な夜な現れることがある。これは比較的パターンが決まっていて、恋愛がらみが多い。振られたり裏切られたりした側の念が、もう片方のところに飛んでいくのじゃな。
生霊
ただ、生きている人間ゆえに念を飛ばしている側も、ほかに気になる人が出来たなどでこういった現象は短期間でおさまることがほとんどじゃ。

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