【怪談】バラバラ事件⑴霊視結果がお蔵入りになった有名な2つの事件【芦屋道顕】

【怪談】バラバラ事件⑴霊視結果がお蔵入りになった有名な2つの事件【芦屋道顕】

バラバラ事件⑴霊視結果がお蔵入りになった有名な2つの事件

蒸し暑いのう。ということで今年も真夏の怪談じゃ。不謹慎な話ばかりゆえ、ご了承のうえお読みくだされ!

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芦屋道顕の真夏の怪談(ベリーグッド)

放送禁止になったある誘拐事件の真相は有名だけど今一度紹介

これから話すことに少々関連があるので先に。かつて、テレビではオカルトや超常現象番組や霊視番組が流行った時期があった。取り上げられる話は大概がうまく編集されて一般視聴者の感情を揺さぶりはしてもトラウマを残すようなものにはならぬよう、きちんと内容を精査しているものじゃな。ゆえに、あまりにもその内容が凄惨ならばお蔵入りもやむおえぬ。この2つの話はオカルト好きならば知っておろうが、改めて。

■誘拐された子供の居場所を霊視したところ……。

人身売買

これは誘拐されて行方不明のまま日本国内では捜査が行き詰まっていたある子供の行方を、とかる捜索番組で、ある海外の霊能者に霊視させたときの話。まずは生死について。残念ながら霊視の答えは「死んでいる」であった。だが、そこまでは誰もが覚悟していた。

では、遺体はどこにあるのか?埋められていたり沈められていたりするならば、せめて発見して手厚く葬りたいと思うのが遺族の心情であろう。しかし、霊視の答えは非常に不可解なものだった。子供の遺体は海外。しかし、その場所は複数。どういうことなのか?霊能者は死者の魂がこの世を去ったあとも残る「残量思念」を感知しているというからには、誘拐された後に子供が誰かに連れ回されて複数の場所を転々としたので、その残留思念を感知しているのか?と思うたが、真実はそうではなかった。「◯◯(誘拐された子供)の身体は海外の複数の場所に。肝臓、心臓、腎臓……。」誘拐の犯人は恐らく世界的に暗躍する闇の人身売買業者で、子供は臓器目当てに誘拐され、違法な臓器移植のドナーにされてしまったのだ。そして、その臓器の提供を受けた人間が世界に何人もいたのだった。

■行方不明の女性はすでに亡くなっているが、その遺体は……。

【怪談】バラバラ事件⑴霊視結果がお蔵入りになった有名な2つの事件【芦屋道顕】

そして、これはまた別の、成人女性が行方不明となり、やはり警察が手を尽くしても手掛かりが得られなかった事件の顛末。やはり海外から招かれた別の有名霊能者が霊視をしたところ、残念ながらこの女性もすでに「死んでいる」との霊視結果だった。そして、遺体はどこに?の答えがまたしても「いろいろな場所にある」だった。しかし、この女性の場合は「バラバラにされて、埋められている」だったのじゃ。

遺体をバラバラにするのは、殺人後に犯人が遺体を運びやすくするため、遺棄しやすくするためや、身元の判明を遅らせる目的がほとんどだという。当然許し難い行為ではあるものの、動機としてそう聞かされたなら、一般人でも納得がいく、合理的なものじゃな。しかし、そのような場合でも通常、バラバラにした遺体を遺棄するのは比較的狭い範囲であるそうじゃ。あまりにも離れたいくつもの場所に運ぶことは、移動する距離が増えることで検問にかかったり目撃者を増やしたりするリスクがあるゆえな。さらには、遺体を遺棄するのに適した場所をいくつも見つけておくことはそれを生業にしている者でもなければ難しい。しかし、この事件の犯人はバラバラにした遺体をかなり距離の離れたいくつかの場所に埋めていた。犯人はついに捕まらず動機は不明であるが「なぜ、遺体を離れた場所にわざわざ遺棄したのか?」については、常識的に考えれば遺棄する範囲を広げることで発見しにくくなるうえに捜査範囲も広がり事件の解決が遅れることを狙ったとなる。この事件は時効を迎えており、犯人の狙い通りになったと言えるやもしれぬ。

が、本当に犯人は捜査の撹乱目的だけで、いくつもの場所を選んで遺棄したのであろうか?オカルトマニアであれば、やはり他の可能性も考えるはず。

続く。

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