四柱推命で「偏財」「正官」「偏官」「偏印」「印綬」を持つ人の適職について(ページ2)

偏官星の性質

偏官も社会的地位が高い職業に向いています。ただし、正官よりも自我が強い星のため、人の下につく仕事よりは自分の個性が出せる仕事の方が向いています。

<偏官星が③④の位置にある人に向く職業>
・管理、監督的な仕事に向いています。指導するというよりは、率いていくようなイメージです。官僚、政治家、警察官、会社社長、宗教家、医者など。

<偏官星が③④の位置にある人に向く職業>
上から押さえつけられるのを嫌い、また出世欲が強いため、出世が望めずにずっと平社員やアルバイトでいるような職場には向きません。

偏印星の性質

偏印は発想力が豊かな星です。機転が利き、独自の発想で工夫しながら仕事をしていくことが得意です。印星は思考の星で、偏印はその中でもオリジナリティと発想力を生かせる仕事に向いています。

<偏印星が③④の位置にある人に向く職業>
・自由な発想を生かせる仕事に向いています。企画系や芸術系への適性は他の通変成と比べてもトップクラスです。
・精神的な分野に強いので、宗教家や占い師などにも適性があります。

<偏印星が③④の位置にある人に向かない職業>
人の好き嫌いが激しく、また変化を好むため、組織の中では浮いた存在になりがちです。根っからの自由業、フリーランスの星です。

印綬星の性質

印綬は思想、学問に秀でています。物事をじっくりと掘り下げて考えることが得意で、知識を生かして成功します。全通変星中、最も学問に向いているのがこの星です。学術系の職を目指すのであればぜひ欲しい星です。

<印綬星が③④の位置にある人に向く職業>
・高い知識を利用するアカデミックな仕事に向いています。いわゆる士業や師業、「先生」と呼ばれる職、研究者や国家資格を要するような仕事が適職です。

<印綬星が③④の位置にある人に向かない職業>
一人でこつこつじっくり…な研究者肌のため、営業などの外交的な仕事、協調性が欠かせない仕事には向きません。ただし、専門知識を生かしたカスタマーサポートなどには適性があります。

次回からは、受けたい会社の命式と照らし合わせて、「会社や職業との相性」「会社が向かう運勢との相性」について占い方法についてお話ししていきます。