自分の生まれながらの適職が分かる四柱推命1

自分の生まれながらの適職が分かる四柱推命1

前回の「就職・転職にも利用!これから訪れる「水瓶座冥王星の時代」とは」では、占星術で見たときに、今後どのような世の中になっていき、どのような企業が生き残っていくのかについて説明していきました。

さて、そうかといって就職のときに一番気になるのは、「自分にとってその職業や会社がよい会社なのかどうか」「自分とその業務や会社の相性がいいのかどうか」というところでしょう。

どれだけ安定している企業、これから発展していく企業であっても、自分自身と相性が悪ければなんの意味もありません。

では、どんな企業や職種が、自分にとって相性のいいものであると言えるのか?

見ていく方法はいくつかあります。ひとつは、四柱推命を用いる方法、ひとつは、ホロスコープを用いる方法。

易やタロットでも見れなくもないですが、これらは数日から数ヵ月といった短いスパンでの占いに向く手法ですし、占う人の主観が入りがちな占いです。

就職活動は長期戦になりやすいですし、不安にかられている時には客観的な占断にはなりにくいので、易やタロットはあくまでもホロスコープや四柱推命を土台にした上で、サブ的な使い方のために用いる方が良いでしょう。(ただ、深層心理を読み解くには良い占いなので、例えば内定が出て受けようか断ろうか悩んでいるような場合には、むしろ易やタロットの方が占い方法としてふさわしいような場合もあります。)

さて、それでは、まずは四柱推命について、自分自身の適職や、会社や職業との相性を見る方法についてお話ししましょう。

<四柱推命で適職を占うとは?>

四柱推命は、中国で発展した占い方法で、古くは、「科挙」と呼ばれる中国の官僚選抜試験において官僚にふさわしい人物かどうかを見るためにも用いられた占い方法です。
言ってみれば就職試験に用いる占い方法としてはエリートと言える方法なのです。
ただ、あくまでも当時の社会情勢的に官僚としてふさわしい人物かどうかを見る占いですので、その占断はあくまでも「官僚として良い働きをするかどうか」という点で見られます。
今で言えば、公務員や旧態依然とした大企業で働くことに向くかどうかを見ることはできる、という感じでしょうか。

ただ、官僚タイプに向かない人は逆にこれこれこういう職に向きますよ、という逆説的な見方もできますし、単純に会社そのものや会社の運勢との相性という観点から見ることもできます。

四柱推命は、特に吉凶や「何か好きなんだよね」「何か合わないんだよね…」という相性を見るのには向いているので、全体的な視点から判断する際には良い占いです。ホロスコープは、もっと細かく、具体的な事象について見ることを得意としていますが、その事象が自分にとっていいものなのか悪いものなのかを見ることは少々苦手としています。

ですので、相性や対象が自分にとって良いものか悪いものかを見るときには、まずは四柱推命で見てから、詳細な内容をホロスコープで見る、という手法をおすすめします。

さて、それではいよいよ、実際に占っていくこととしましょう。

<四柱推命で自分自身の傾向や適職について占う>

四柱推命において知ることができるのは、
1.自分自身の傾向や適職
2.会社や職業との相性
3.会社が向かう運勢との相性

以上の3つになります。

まずは、1.自分自身の傾向や適職について見ていきましょう。

自分自身を見るためには、まず、「命式」を算出することが求められます。
命式を出すのは自動占いサイトが便利です。特に以下のサイトは狂いがないことで評価の高いサイトです。

暦と占いの部屋

必要事項を入力して命式を算出してみましょう。必要な情報としては生年月日と生まれた時刻と出生地になりますが、生まれた時刻は母子手帳を見れば載っています。出生時刻と出生地で三割ほど結果が変わるため、できる限り正確に入力するようにしてください。どうしても分からない場合は昼の12時で占います。

さて、命式を算出したら、自分自身の傾向を見ていきます。
見方は結構複雑なのですが、ここでは初心者向けに「通変星」を用いた方法を使います。
表のうち「通変」と書かれている二つの列が通変星を示しています。
表中で、以下の部分、枠内で番号を振っている部分が「通変星」になります。

<四柱推命で自分自身の傾向や適職について占う>

七つありますが、このうち特に注目すべきが、③④⑤の通変星です。(ちなみに相性鑑定では特に④と⑤が大切になります)

③と④がある位置は、「月柱」と言って、その人の社会との関わりかたを示す柱にある星です。このためどのような仕事に向くかも占うことができます。(次回もっと詳しくお話しします)

⑤は自分自身を示します。流派によってはこの部分は配偶者の性格という考え方もあり、そのため特に相性診断では重要な場所になります。
(なぜ配偶者の性格と自分自身を示す箇所が一緒になるかと言うと、ホロスコープで言えば自分自身のプライベートを示す「月」の位置に相手の「太陽」が来れば夫婦に向く相性であると言われるように、自分の素の部分と配偶者の表の性格とが一致するような相性が「良い相性」とされるからです。)

次回は、この「通変星」について詳しくお話ししていきます。