歯磨き粉は研磨剤なしがいい?ホワイトニングできる市販のおすすめ歯磨き粉

歯磨き粉は研磨剤なしがいい?ホワイトニングできる市販のおすすめ歯磨き粉

目次

歯磨き粉には研磨剤なし・研磨剤ありのものがありますが、そもそも研磨剤とはどんなものなのでしょうか?歯磨き粉は研磨剤なしの方がいいのか、研磨剤なしのメリット・デメリットや、研磨剤なしのおすすめ歯磨き粉などをご紹介します。

歯磨き粉は研磨剤なしがいい?

歯磨き粉は研磨剤なしがいい?

歯磨き粉を選ぶとき、研磨剤なしがいいのかどうか気になりますよね。まずは歯磨き粉に含まれる研磨剤とは何なのか、研磨剤なしの方がいいのかどうかをみていきましょう。

研磨剤とは?

歯磨き粉に含まれる研磨剤とは、歯の表面についた歯垢や着色汚れを落とす目的などで配合されている成分です。肌の汚れを落とすスクラブのような役割で、歯の表面を磨いて汚れを落としてくれます。

歯磨き粉は研磨剤なしを選んだ方がいい

近年、歯磨き粉を選ぶときは研磨剤なしのものを選んだ方がいいといわれています。

研磨剤はお茶やコーヒーなど、歯の表面についた着色汚れを落とす目的のものが多いですが、優しい布で拭くように汚れを落とすというよりは、汚れをヤスリで削り落とすというようなイメージです。もちろん歯の表面を強く削るのではなく、薄く汚れだけを削り落とすものではありますが、毎日続けば歯の表面が削れてしまうということもあるといわれています。そのため、最近では歯磨き粉を選ぶときは研磨剤なしのものを選んだ方がいいという意見が多くなっているのです。

ただし、研磨剤なしの歯磨き粉を使っていても、硬い歯ブラシを使っていたり、強くブラッシングしたりするだけでも歯の表面は削れてしまいます。歯磨き粉は研磨剤なしにして、普段の歯磨きは優しく汚れを落とし、定期的に歯医者さんでホワイトニングしてもらうというのがおすすめです。

歯磨き粉で研磨剤なしを選ぶメリット・デメリット

歯磨き粉で研磨剤なしを選ぶメリット・デメリット

歯磨き粉を選ぶときに、研磨剤なしのもの選ぶメリット・デメリットをご紹介します。

研磨剤なしのメリット

着色汚れを落とすために、ホワイトニング目的で研磨剤配合の歯磨き粉を選ぶ人も多くいますよね。しかし、研磨剤が入った歯磨き粉だと歯のエナメル質を傷つけてしまい、その傷に汚れが入って逆に汚れが目立つということもあるようです。そのため、歯磨き粉で研磨剤なしのものを選べば、歯を傷つけずにブラッシングできるのでエナメル質を傷つける可能性は低くなるというメリットがあります。
また、歯磨き粉に含まれる研磨剤は、エナメル質を削ってしまい知覚過敏を引き起こしたり、研磨剤の粒子が歯と歯茎の間の歯周ポケットに入り込んでしまったり、歯茎に強い刺激を与えてしまうなど、強い刺激を与えることもあります。研磨剤なしの歯磨き粉を選ぶことで、歯や歯茎に強い刺激を与えずに、ケアすることができるのです。

研磨剤なしのデメリット

研磨剤なしの歯磨き粉を使うデメリットとしては、着色汚れを落とす効果が期待できなくなってしまうということが挙げられます。

しかし、歯磨き粉のなかには研磨剤なしでも着色汚れを落とす効果が期待できるものも多くあります。普段使う歯磨き粉は、歯や歯茎に強い刺激を与えない研磨剤なしのものを使い、定期的に歯医者さんでホワイトニングをしてもらうというのが、歯にとってデメリットが少ないケア方法といえるのかもしれませんね。

薬局で研磨剤なしの歯磨き粉を選ぶポイント

薬局で研磨剤なしの歯磨き粉を選ぶポイント

歯磨き粉は普段薬局やネットなどで購入する人が多いのではないでしょうか?歯磨き粉は研磨剤なしのものを選びたい!という場合、どこをチェックすればいいのか気になりますよね。続いては薬局などで市販の歯磨き粉を購入する際、研磨剤なしのものを選ぶポイントをご紹介します。

研磨剤の成分

研磨剤の主な成分は以下のとおりです。

  • リン酸化水素カルシウム
  • 水酸化アルミニウム
  • 無水ケイ酸
  • 炭酸カルシウムなど

これ以外にも研磨剤として配合されている歯磨き粉もありますので、「この成分は研磨剤かな?」と覚えるのはとても大変です。歯磨き粉で研磨剤なしのものは、公式サイトなどをみてみると「研磨剤不使用」「研磨剤なし」などと表記されていますので、公式サイトをチェックするのがおすすめです。

研磨剤は「清掃剤」と表示されていることも

研磨剤は「清掃剤」と表示されている場合もあります。「研磨剤」という表記がなくても、「清掃剤」という表記があった場合は、研磨剤が配合されている歯磨き粉になりますので、注意が必要です。

歯磨き粉を選ぶときは「目的」を意識しよう!

歯磨き粉を選ぶときは「目的」を意識しよう!

歯磨き粉を選ぶとき、研磨剤なしのものを選ぶのがおすすめですが、「研磨剤なし」ならなんでもいいというわけではありません。歯磨き粉を選ぶときは自分の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

ホワイトニング目的でも歯磨き粉は研磨剤なしがいい!

ブラッシングで歯の汚れを落としたいというホワイトニング目的でも、研磨剤なしのものを選ぶのがおすすめです。今は研磨剤なしでも汚れを落としてくれる歯磨き粉も多くあります。日々のケアは研磨剤なしの歯磨き粉を使い、定期的に歯医者さんでホワイトニングケアを行うようにしましょう。

虫歯予防目的ならフッ素配合・発泡剤なしがおすすめ!

研磨剤は虫歯予防の効果はありません。そのため、虫歯予防を目的としているならば、歯磨き粉は「研磨剤なし」「フッ素配合」「発泡剤なし」を選ぶのがおすすめです。

フッ素配合の歯磨き粉は、歯をフッ素でコーティングして虫歯を予防してくれる効果ができます。
歯磨き粉に含まれる発泡剤は、歯磨き中に口の中で泡立つことで隅々まで歯磨き粉がいきわたるという効果が期待できるといわれています。しかし、発泡剤の泡で口がいっぱいになることで、「磨いている」という満足感を得やすく、歯磨きの時間が短くなってしまうこともあるといわれています。

なので、虫歯予防を目的とした歯磨き粉を選ぶときは、フッ素配合で、低刺激な研磨剤なし、泡立たないから長く磨いていられる発泡剤なしのものを選ぶのがおすすめです。

研磨剤なしの歯磨き粉を使った方がいい人

研磨剤なしの歯磨き粉を使った方がいい人

歯磨き粉を選ぶとき、特に研磨剤なしのものを選んだ方がいい人はどんな人なのでしょうか?

子供

子供の歯は大人の歯と違い、柔らかく傷つきやすいです。また、子供はブラッシングがきちんとできていなかったり、強くやりすぎてしまったりするので、子供の歯磨き粉はなるべく刺激が強くない研磨剤なしのものを選んだ方がいいでしょう。

知覚過敏の人

歯のエナメル質が削られて象牙質に刺激が伝わることで、知覚過敏の症状が出てしまいます。研磨剤が含まれた歯磨き粉では、さらにエナメル質を削ってしまったり、歯を磨くときに刺激を与えてしまうのです。そのため、知覚過敏の人は特に歯磨き粉は研磨剤なしを選ぶのがおすすめですよ。

歯周病ケアをしたい人

研磨剤は歯茎も傷つけてしまうことがあります。そのため、歯周病で歯茎が炎症を起こしていたり、血が出やすいという人も、研磨剤なしの歯磨き粉を使うほうがいいでしょう。

電動歯ブラシを使ってる人

電動歯ブラシを使っている人も、歯磨き粉は研磨剤なしを選ぶのがおすすめです。すでに電動歯ブラシは手で磨くよりもパワーが強いものが多いです。細かく早く振動したり、回転して磨いてくれるので、研磨剤をプラスしてしまうと磨きすぎてしまいます。そのため、電動歯ブラシを使っている人は、専用の歯磨き粉を使うか、特に注意して研磨剤なしのものを選ぶようにしてくださいね。

市販歯磨き粉で研磨剤なしのおすすめ5選

最後に、市販の歯磨き粉で研磨剤なしのものが知りたい!という方のために、おすすめの歯磨き粉をご紹介します。

研磨剤なしのおすすめ歯磨き粉①デントヘルス薬用ハミガキ 無研磨ゲル

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ライオンの「デントヘルス薬用ハミガキ 無研磨ゲル」は研磨剤なしの歯磨き粉で、歯槽膿漏ケアにおすすめです。歯茎が弱ってきた・下がってきたなど、歯茎に強い刺激を与えたくないときに優しく歯磨きができます。

■商品情報
商品名……デントヘルス薬用ハミガキ 無研磨ゲル
メーカー名……ライオン
ブランド名……デントヘルス
内容量……28g / 85g

研磨剤なしのおすすめ歯磨き粉②クリーンステイン 薬用デンタルジェル <プレミアム>

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トゥービー・ホワイト「クリーンステイン 薬用デンタルジェル <プレミアム>」も研磨剤なしの歯磨き粉で、電動歯ブラシでも使用できます。美白成分「ポリエチレングリコール4000」が歯の汚れを浮かせて磨き落とし、薬用成分「モノフルオロリン酸ナトリウム・フッ化ナトリウム」が歯をコーティングして虫歯の活動を抑えてくれます。

■商品情報
商品名……クリーンステイン 薬用デンタルジェル <プレミアム>
メーカー名……ストーリア
ブランド名……TO BE WHITE(トゥービー・ホワイト)
内容量……60g

研磨剤なしのおすすめ歯磨き粉③シュミテクト トゥルーホワイト

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シュミテクト「シュミテクト トゥルーホワイト」は知覚過敏症状ケアのためのホワイトニング歯磨き粉です。ポリリン酸ナトリウム配合で、着色汚れを浮かせてブラッシングで落としやすくしてくれます。知覚過敏で歯や歯茎へのダメージを減らしながら、日々の歯磨きでホワイトニングをしたいという願いを叶える歯磨き粉です。

■商品情報
商品名……シュミテクト トゥルーホワイト
メーカー名……グラクソ・スミスクライン
ブランド名……シュミテクト
内容量……80g

研磨剤なしのおすすめ歯磨き粉④クリニカKid’s ジェルハミガキ

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子供の歯磨き粉で研磨剤なしのものを選びたいなら、クリニカの「クリニカKid’s ジェルハミガキ」がおすすめです。また、フッ素配合で歯の再石灰化を促進し、ムシ歯の発生と進行を防いでくれます。いちご味とグレープ味があり、子供に人気の歯磨き粉です。

■商品情報
商品名……クリニカKid’s ジェルハミガキ
メーカー名……ライオン
ブランド名……クリニカ
内容量……60g

まとめ

歯磨き粉を選ぶとき、研磨剤なしかどうかをチェックしていなかったという方も、今後は成分表示や公式サイトをチェックしてみてくださいね。日々の歯磨きは歯や歯茎を傷つけずにケアしていくことが大切です。食べ物による着色汚れなどは、歯医者さんでホワイトニングしてもらい、日々のケアは研磨剤なしの歯磨き粉を使ってみるのはいかがでしょうか?今回ご紹介した研磨剤なしの歯磨き粉をぜひ試してみてくださいね。