国の運勢を占うマンデン占星術で見る新型コロナウィルスの良い影響(ページ2)

<マンデン占星術における「日本の主権者」とは?>

始原図を見た時、日本の主権を示す太陽は、6ハウスの冥王星とソフトアスペクトを形成しています。6ハウスは「労働環境、官僚、公務員、医療、公衆衛生」などのハウスです。国そのものの健康管理に関わるハウスでもあるので、国によっては軍事を示す場合もあります。このハウスは古くは「厄介ごと」のハウスであり、例えば労働や公的機関や健康管理のための環境整備などは基本的に面倒なものであるので6ハウスの担当事項になっているだけだったりします。なのでこのハウスの状態がいいと問題解決能力が高かったりします。

冥王星はマンデン占星術では「破壊と再生、強制的圧力、原子力、核兵器」などを示します。「日本の主権者が過去から背負ったもの」と「破壊と再生、強制的圧力、原子力、核兵器などに関わる厄介なこと」。
更にこの6ハウスの冥王星は、8ハウスと9ハウスの間に位置する火星(軍事、戦争、パワーのあるもの)と、6ハウスの土星(権威、秩序、伝統、歴史、義務を示す)ともアスペクトを形成しています。9ハウスは思想や宗教、司法などのハウスです。

もうお分かりでしょうか。マンデン占星術においては、「8ハウスの太陽」とは、「第二次世界大戦後の日本そのもの」です。いわゆる戦後レジームと言われる、第二次世界大戦の反省から確立された秩序体制や制度のもとで動いている、アメリカの安全保障の下で国家経営をしている日本の姿こそが、8ハウスの太陽と言えます。

その8ハウスの太陽が、今年の春分図において、世論を示す月、理想や夢を示す海王星とソフトアスペクトを形成している。
マンデンにおいて、太陽は主権や国家のリーダーとされていますが、日本の主権は国民にあるので、日本における太陽は本来国民を示します。ここでは、国民の政治的国政に反映してくれる政治家のことも指していると考えても良いでしょう。