ニキビが痛いのはなぜ?ニキビが痛い原因や治し方と対処法

ニキビが痛いのはなぜ?ニキビが痛い原因や治し方と対処法

目次

ニキビができると痛いこともありますよね。ニキビが痛いとついつい触ってしまったり、早く治したくて潰したくなったり、芯を出したくなることも。今回はそんなニキビが痛い原因や治し方・対処法についてご紹介します。

ニキビが痛いのはなぜ?

ニキビが痛いのはなぜ?

ニキビができて、うっかり手で触ると痛いことがありませんか。なぜニキビが痛いのか調べてみました。

ニキビが痛いのは毛穴が炎症を起こしているから

ニキビは毛穴に皮脂や角質、老廃物など詰まることが原因で炎症を起こします。最初は白ニキビと呼ばれる毛穴が閉じている状態で皮脂が溜まります。次第に毛穴が開き、溜まっていた皮脂などが酸化して黒くなり黒ニキビとなります。しかし、この状態ではまだニキビは炎症しておらず、痛いことは少ないです。

ここから炎症を起こし赤ニキビになります。さらに赤ニキビが悪化すると黄色い膿が溜まった黄ニキビになってしまうのです。痛いと感じるニキビは赤ニキビと黄ニキビです。どちらも炎症しているため触ると痛いと感じます。

黄・赤ニキビが治らない…痛い時はどうしたらいい?

続いては黄ニキビと赤ニキビが痛いのに治らないとき、どうするべきなのかをご紹介します。

赤ニキビが痛いとしても潰してはいけない

赤ニキビが痛いとしても潰してはいけない

赤ニキビは、睡眠不足やストレスが原因とも言われます。ストレスなどで免疫力が低下すると、炎症が収まりにくくなり、赤ニキビがなかなか治らないということもあるのです。また、なかなか赤ニキビを早く治したいからと潰す方もいるかもしれませんが、こちらは痕になる可能性がありますので、赤ニキビは触らないようにしましょう。

睡眠不足だった方は睡眠をしっかりとりましょう。また食事では油っぽい食事に注意し、食生活の乱れがある場合は正してくださいね。水分をよくとり、体の巡りが良くなるように心がけると治りが早くなることもあるかもしれません。皮脂が過剰に分泌され、ニキビの悪化につながるので、香辛料など刺激物やチョコレートなどの糖分も摂りすぎないように注意してくださいね。

膿がパンパンの黄ニキビが痛いなら…皮膚科へ

膿がパンパンの黄ニキビが痛いなら…皮膚科へ

ニキビの中に膿がパンパンなんてこともありますよね。黄ニキビは膿がパンパンになっていると痛いと感じますよね。ニキビはアクネ菌によってできます。アクネ菌の増殖をおさえようと肌が防御するため白血球が戦います。その白血球の残骸が膿という形でニキビ内に溜まりパンパンになってしまうのです。

膿がパンパンの黄ニキビが痛いなら、触ったり潰したりせず、皮膚科など病院に相談に行きましょう。

膿がパンパンに溜まっている黄ニキビを潰したくなるかもしれませんが、潰すのはNGです。ニキビを潰すと。皮膚を傷つけるので、ニキビ跡になる、なかなか治らないということに繋がります。膿がパンパンだと気になってニキビを触ってしまうかもしれませんが、手で触るとそれが刺激となりますので、触らないようにしてくださいね。

白ニキビは痛いことはあまりない!芯を出すのはOK?

白ニキビは痛いことはあまりない!芯を出すのはOK?

白ニキビの芯はコメドと呼ばれる角栓。白ニキビの状態なら痛いということは少ないようですね。しかし、どうしても白ニキビの芯が気になってしまうという人も多いのではないでしょうか。

上手にニキビの芯を出すと、白ニキビは早く治る可能性はあります。しかし、手で触ることで雑菌が繁殖する、皮膚を傷つける可能性があります。雑菌が入ることで赤ニキビになって痛い思いをするかもしれません。

なので、白ニキビの芯は衛生面に気を付けて取るか、刺激を与えずそのまま清潔に保つようにしましょう。また、どうしても気になるようだったら皮膚科で対処してもらってもいいかもしれませんね。

鼻のニキビが痛い!

鼻のニキビが痛い!

鼻ニキビ以外に痛い理由もある!

鼻のニキビではなく「めんちょう」かもしれません。めんちょうは鼻の周辺にできやすくニキビよりも大きく、痛いことが多いです。めんちょうの原因は黄色ブドウ球菌という細菌で、昔は死に至ることもあるほど怖いものでしたが、現代では抗生物質など適切な治療をすれば治ります。ただのニキビと思わず、炎症や痛みが激しい場合はめんちょうの可能性を疑い、病院にいくようにしましょう。

また、アレルギー性鼻炎などの症状がある方は、鼻の粘膜がきのこのように膨れることがありこれを鼻茸と言います。鼻茸はニキビではありませんが、ニキビと勘違いする方もいます。鼻茸ができると鼻の通り道が狭まります。鼻づまりの原因にもなりますので、気になる場合は、皮膚科などを受診しましょう。

顎のニキビが痛い!

顎のニキビが痛い!

顎にニキビができることもありますよね。顎は食事や会話などで口を動かすときに一緒に動きます。顎が動くことでニキビが刺激されて痛いと感じます。そのため、顎ニキビは他のニキビと比べ痛いのです。

顎ニキビが痛い時の対処法

顎のニキビが痛い時はマスクや髪の毛など、刺激を与えないように注意しましょう。また、唇の下のくぼみなど、顎は洗顔料の流し残しなどが多いといわれています。しっかり洗顔して汚れを落とし、ちゃんとぬるま湯やお湯で洗顔料が残らないように落としてくださいね。

 

おでこのニキビが痛い!

おでこのニキビが痛い!

おでこは頬と比べて皮下脂肪が少なく、摩擦を感じやすいです。そのため、おでこニキビが痛いと感じます。また前髪がある場合にも、前髪がおでこニキビに当たって痛くなります。

おでこのニキビが痛い時の対処法

おでこのニキビが痛い時は前髪が当たらないようにピンでとめたり、前髪をまとめるようにしましょう。刺激を与えることでさらにニキビが痛くなることもあります。また、シャンプーやコンディショナーの洗い残しがないようにしっかり落としてくださいね。

メイクをする場合もニキビの上に直接メイクをすると雑菌が入ってしまう恐れがありますので、注意が必要です。

後頭部のニキビが痛い!

後頭部のニキビが痛い!

ヘアケアをしていて、後頭部にニキビを見つけた経験がある方もいるかもしれません。ヘアケアやブラッシングで後頭部ニキビが痛いと感じることもあるかもしれません。ここでは、後頭部のニキビについて紹介します。

後頭部ニキビの原因

後頭部にニキビができる原因についてみていきましょう。

後頭部ニキビの原因①シャンプー

シャンプーがすすぎきれていないことで、毛穴に汚れがつまり、頭皮ニキビができることがあります。またシャンプーが頭皮に合わないことで、後頭部あたりにニキビができることもあります。

後頭部ニキビの原因②枕による摩擦

後頭部は枕と接触します。頭皮の毛穴に油や汚れが詰まった状態でいると後頭部にニキビができやすく、さらに枕と接触することで刺激となり、ニキビが悪化することもあります。

後頭部のニキビが痛いときの対処法

後頭部のニキビが痛い時、どうやって対処するべきなのでしょうか?

後頭部ニキビ対処法①シャンプーはよくすすぐ

シャンプーはしっかりとすすぐようにしてください。シャンプーの残りなど汚れがたまると、毛穴にも汚れがつまり、後頭部のニキビに繋がります。

後頭部ニキビ対処法②清潔に保つ

後頭部にニキビができて痛い時、どうしても触ってしまいたくなりますが、痛い時こそ触らないようにすることが大切です。清潔に保つためには帽子はかぶらず通気性をよくしておきましょう。また、ワックスなどを塗る場合でも患部につかないように注意してください。

後頭部ニキビ対処法③寝具を清潔にする

枕カバーはこまめに交換することも大切です。後頭部のニキビを繰り返さないためにも、しっかりと寝具を清潔に保ちましょう。

ニキビが痛い場合は皮膚科へ!

ニキビが痛い場合は皮膚科へ!

既にご紹介しているように、ニキビは芯を出す、潰すことはせず、触らないようにしましょう。皮膚科へ受診がおすすめです。

病院で薬を処方してもらう

ニキビが痛いなど、ニキビの状態によって処方される薬は異なるため、一概には言えませんが、赤いニキビなど炎症していて痛いニキビでは、ビタミンAが配合された薬が処方されることがあります。また場合によっては、軟膏だけでなく飲み薬が処方されることもあります。痛いニキビを早く治したい方は病院で相談してみてくださいね。

病院に行けないなら市販薬で

ニキビが痛いとき、市販薬を薬局で買って治したいですよね。一般的にニキビのための市販薬の種類は多く、さまざまなタイプの成分が入った市販薬があります。病院に行けない場合は市販薬で対処するのもいいですが、塗り薬の場合は患部を優しく洗った後、清潔な手で塗るようにしてくださいね。

まとめ

ニキビが痛いと思っても、潰したり触ったりしないことが大切です。ニキビが痛い場合はすでに炎症が進んでいるサインです。もしかしたらめんちょうの可能性もありますので、間違った治療法をしないためにも、まずはしっかりと医療機関を受診することが大切ですよ。