日焼けによる水ぶくれや痛みはいつまで続く?適切な対処法とは?

日焼けによる水ぶくれや痛みはいつまで続く?適切な対処法とは?

目次

水ぶくれになるほどの日焼けをしてしまった場合、どのような対処をしたら良いのでしょうか。日焼けをすると何日後に水ぶくれが出てくるのか、痛みはいつまで続くのか、どのような処置が適切なのか、ロキソニンは日焼けの水ぶくれに良いのかなど調べてみました。

日焼けによる水ぶくれとはどんな症状?

日焼けというとどうしても放置してしまう人も多いですが、日焼けはヤケドと同じです。日焼けのヒリヒリ感は軽度のやけどをしている状態にあり、水ぶくれになるほどの日焼けは日焼けの中でも重度の火傷の症状になります。強い紫外線を長時間浴びてしまうことによって、皮膚が炎症を起こして「日光皮膚炎」になっている状態になります。日焼けによる水ぶくれができているということは、皮膚が炎症を起こして血管から水分が漏れて水ぶくれを作ってしまっているので、何もせず放置することは避けて下さい。

水ぶくれ何日後に出てくるの?

日焼けをすると当日のお風呂でもヒリヒリ感を感じますが、日焼けによる水ぶくれは何日後に出てくるのでしょうか。日焼けによる水ぶくれは、日焼けしてから半日~一日後くらいで出てくると言われています。日焼けしたその日は大丈夫だったのに、翌日に水ぶくれになっているというパターンもあります。また、日焼けによる水ぶくれの症状が出た何日後かに痛みが治まってきてもこまめな水分補給とお肌はデリケートな状態なので保湿ケアも忘れずに行って下さい。

水ぶくれになったら病院に行った方がいい?

日焼けによる水ぶくれになって痛みがある場合、いつまでに病院へ行ったら良いのでしょうか。日焼けによる水ぶくれの症状がある場合は可能な限り早めに病院を受診することをおすすめします。水ぶくれができるほどの日焼けは「Ⅱ度熱傷」相当のやけどであるため、とにかくはやく病院に行った方がいいでしょう。自己判断で処置をしてしまったり、放置してしまうと跡に残ってしまったり、破れた水ぶくれから雑菌や細菌が入ってしまって悪化してしまう可能性もあるので、できるだけ早く皮膚科などの病院を受診するようにしましょう。

痛みっていつまで続くの?

日焼けによるヒリヒリとした痛みはいつまで続くのでしょうか。日焼けの痛みがあるとシャワーやお風呂も苦痛ですし、洋服を着るのも抵抗が出てきますので、いつまで続くかの目安を知りたいですよね。日焼けの段階にもよりますが、軽い日焼けであれば強い痛みは1日か2日くらいで収まりますが、完治までは10日ほどかかると言われています。日焼けでも水ぶくれができるくらいの重度のものになると2週間~1か月以上かかる場合もあります。日焼けによる痛みはきちんと処置・治療すればいつまでも続くわけではないですが、痛みがなくなったからといって放置すると跡が残ったり菌が入って悪化することもあるのでしっかり病院で診てもらうことが大切です。

日焼けによる水ぶくれができた時の正しい対処法

日焼けによる水ぶくれができてしまったけれど、どうしてもすぐに病院にいけないという状況の場合や、病院に行くまで時間がかかる場合は下記の対処法を参考にしてみて下さい。

水ぶくれを潰さないようにすぐ冷やす

日焼けによる水ぶくれは潰してしまうと、跡が残ってしまうことや雑菌が入って更に悪化させてしまう可能性があります。日焼けして水ぶくれができても潰さないようにしながら、流水で優しく流したあと、タオル・ガーゼで保護しながら保冷剤や氷で5分くらい冷やすようにします。

ワセリンを塗ってラップで保護

日焼けによる水ぶくれは潰れやすいので、ラップやくっつきにくいガーゼなどでしっかり保護するようにしましょう。諸説ありますが、ワセリンなどをたっぷり塗ってラップなどで保湿する場合と、何も塗らずに自分の体からでる滲出液(傷を治し皮膚を再生する細胞の成長を助ける成分が含まれている血管外へしみ出てくる液)に任せた方がいいという説もあります。

保湿を徹底する

日焼けによる水ぶくれができてしまった患部は乾いたまま放置にせず、常に潤った状態にしておくことによって痛みが軽減し、跡も残りにくくなると言われています。ラップやガーゼなどでしっかり保護して保湿することが大切です。また、体内の水分が足りなくならないように、水などでしっかり水分補給することも忘れないようにしましょう。

日焼けによる水ぶくれを放置すると跡が残りやすい

日焼けによる水ぶくれも自然に治るだろうと放置してしまうのは危険です。日焼けによる水ぶくれを何もせず放置してしまうと跡が残ってしまう可能性があります。また、日焼けによる水ぶくれを放置して、潰れてしまうとそこから雑菌が入って更に悪化する恐れもあります。水ぶくれなどを起こす日焼けをした場合は、ただの日焼けではなく「やけど」だと認識して、放置せずにすぐに冷やしましょう。また、日焼けによる水ぶくれができたら絶対に放置せず、病院に行くようにしてくださいね。

日焼けで水ぶくれになった時におすすめの薬とは

日焼けで水ぶくれになってしまった時にすぐに病院の受診ができない場合に家でできる処置として市販で売っているおすすめの薬はあるのでしょうか。

水ぶくれになったらステロイドを塗る!?

日焼けによる水ぶくれができた場合はまず、病院を受診しその日焼けの度合いを見て薬が処方されます。ステロイド剤にもその皮膚症状の段階によっても処方される薬が違ってくるので、皮膚科などで相談してみて下さい。

水ぶくれにオロナインはNG

家でも常備されていることが多いオロナインですが、水ぶくれができるほどの日焼けした患部に直接塗布することはしない方がいいでしょう。オロナインオ公式サイト(https://www.otsuka.co.jp/ohn/)の説明によると、オロナインは「かるいやけどに」と書かれています。かるいやけどとは「Ⅰ度熱傷」程度のことで、水ぶくれができるほどの日焼けは「Ⅱ度熱傷」になります。日焼けによる軽いヒリヒリ感や赤みであれば「かるいやけど」に当たるのでオロナインでの対応もよいですが、水ぶくれができるほどの重度な日焼けの場合は公式サイトの説明の通りオロナインを塗るのではなく病院に行ってみてもらうようにしましょう。

日焼けの痛みがひどいとき、ロキソニンを飲んでもいい?

皮膚科では日焼けの水ぶくれによる痛みが伴う場合は幹部に塗るステロイド剤と痛み止めの内服薬として処方されることがあります。鎮痛剤として処方されることが多いロキソニンですが、日焼けの水ぶくれの痛み止めにもなるのでしょうか?

ロキソニンは飲んでも大丈夫?

日焼けによる水ぶくれで痛みが伴う場合、痛み止めを飲むことによって痛みを和らげることができます。ロキソニンは薬剤師の痛み止めの一種ですが、ドラッグストアや薬局で購入する際は火傷の症状などをしっかり説明したうえで、薬剤師副作用や使用上の安全性についての説明を聞いてから購入しましょう。

痛みがあってもロキソニンテープは貼らない!

ロキソニンには内服薬のような飲むタイプとは別に貼るタイプのロキソニンテープもあります。日焼けによる痛みがある場合にまず冷やすという処置は必要ですが、水ぶくれができている患部の痛みをとりたいからと、ロキソニンテープを日焼けによる水ぶくれの上に直接貼ってはいけません。

まとめ

水ぶくれをするほどの重度の日焼けは火傷と同じになるので、できるだけ早い対処が必要です。まずは日焼けによる水ぶくれを冷やすことを優先しましょう。ロキソニンやオロナインなどの市販で売っている薬も自己判断で使用せずに、できる限り皮膚科など病院を受診をするようにして下さい。