星から読み解くあなたの人生の試練の時期は?

星から読み解くあなたの人生の試練の時期は?

前回までの「ホロスコープであなたの試練の時期を知る」では、土星が関わってくる時期がその人の人生にとってしんどい時期であることをお話ししました。

実際は、土星が関わってくる時期だけではなく、マレフィック天体がハードアスペクトを作る時は全般的に辛い時期になります。

以前の記事で、火星、土星、天王星、海王星、冥王星はマレフィック天体であるということをお話ししましたが、自分の人生においてしんどい時期を見極めるためには、このマレフィック天体が、自分のホロスコープにおいてどのような関わり方をしているかということを見ていく必要があります。

今回は、実際に自分がしんどい時期を見極めていく方法についてお話ししましょう。

<自分のホロスコープを見る上で気を付けるべき点とは?>

さて、まずは、あなた自身の持って生まれた星回りを見てみる必要があります。
自分自身のホロスコープは出してみているでしょうか?
よく、その人の運気に対して、◯◯な星の下に生まれている、なんて言い方をしますが、生まれつきどんな星の下に生まれているかは、運勢を見る上で非常に大切です。

まずは自分の生まれた時のホロスコープを、以下のサイトで出してみましょう。(ちなみに、「シングルチャートを作成」を押す前に「クッキーに保存」を押すと、以降そのホロスコープが自動で呼び出せるようになりますよ。便利なので使ってみましょう。)

MyAstroChart®

さて、実際に自分自身のホロスコープを見たときに、注目すべき部分は、0度、60度、90度、120度、180度などの、天体同士が形作る角度です。これをアスペクトと言います。他にもアスペクトはありますが、一番影響が大きいものが上記の角度になりますので、さしあたってはこれらの角度だけを見るようにすれば良いでしょう。

天体同士がアスペクトを作っているかどうかは、出来上がったホロスコープの下部のconjunctionやsextileなどの表の部分になります。各分類のうち、表の上部になるほど天体同士の関係性がタイトで、影響は強く出ることになります。

表のうち、セクスタイル、トラインがソフトアスペクトと言って吉角度で、スクエア、オポジションはハードアスペクトと言って凶角度になります。コンジャンクションは吉凶どちらの作用もあります。この吉凶ですが、個人的な感覚としては、他にハードアスペクトがない場合は適度な刺激になって吉作用が出るけれど、他にハードアスペクトが絡んでくると重くなりすぎて凶作用が出やすいように感じます。

ですから、元々の自分のホロスコープにおいて、どの天体とどの天体がハードアスペクトを取っているか、ソフトアスペクトを取っているかということはきちんと把握しておくことが大切です。

さて、具体的にどういったアスペクトに気を付けるかですが、基本的には以下のものに気を付ければ良いでしょう。

  • 太陽や月が絡んでいるアスペクト
  • マレフィック天体(火星、土星、天王星、海王星、冥王星)が絡んでいるアスペクト

出生時のホロスコープでこれらのアスペクトを取っている天体が、運行の天体によって更にハードアスペクトを形成すると、出生時のアスペクトがソフトアスペクトであってもしんどい時期になります。

例えば、元々太陽と木星がソフトアスペクトを形成している人は、人生自体が「ぬるい」傾向になります。ゲームで言えばイージーモードですね。木星はホロスコープにおける最大の吉星です。木星が司るものはトレンドであり、関わるものに脚光を浴びせます。そんな木星が自分自身を示す太陽と良い角度にある人は、自分自身が脚光を浴びることになります。ありのままでも人から認められやすく、比較的楽な人生、成功する人生を歩みやすい人です。

そういう生まれの人に、運行の天体が重圧をかけてくるのが、「出生時のホロスコープでアスペクトを取っている天体が、運行の天体によってハードアスペクトを形成する」時期です。火星くらいならさして問題はないかもしれませんが、天体の持つ力は、太陽と月を覗けば遠いものほど強くなります。つまり、木星よりも土星、土星よりも天王星の方が力が強いのです。木星によってお気楽な人生を歩んでいた人が、土星によって制約や重圧を受けることになる。人生自体がイージーモードだった人にとっては耐性がないので大問題です。

ほとんどの場合、辛さというのはその人の主観によるものです。他の人から見てどんなに辛そうでも、その人にとって当たり前の辛さであればその辛さはさほど問題にはなりません。
しかし、慣れていない辛さは、慣れている人から見れば当たり前のような些細なものでも、当の本人からすると死んでしまいそうに辛いものになりうることもあります。ですから、元々その人がどういったホロスコープチャートを持って生まれてきたかは非常に重要です。

次回は、元々どのようなホロスコープチャートを持っている人が、運行のマレフィック天体の影響でどういった影響が出るのかについて見ていきましょう。