自分の強みを知る!あなたがストレスに強い分野が分かるホロスコープ5

自分の強みを知る!あなたがストレスに強い分野が分かるホロスコープ5

これまで、土星を用いて自分のストレス耐性について見ていきました。
実はこの占いは、出生時のホロスコープだけでなく、現在のホロスコープにおいても利用できる方法です。

土星があるハウスに入っている時は、そのハウスの分野に対してのストレス耐性が上がっている時期ですから、ただしんどいと思わずに、我慢できる分野に目を向けていくと良いですよ。

さて、ホロスコープは、出生時刻が分かることを求められる占い方法ですが、詳細な出生時刻というものは分からないことが多くあります。
そんなときに、出生時刻を判断するための手段はやはりどのハウスにどの天体が入っているかを見るところから始まります。
判断の根拠にしやすい天体は、人によっていくつかあるとは思いますが、私は太陽と土星が分かりやすいと思います。(月も本人にとっては分かりやすいのかもしれませんが、月自体が不安定さのある天体なので判断しにくい場合が多々あります。)

太陽はもちろん、その人の社会的な顔であり、その人が何を通して自己実現をしたいかを見るための最も強力な指針になります。
そして土星は、その人が何に対して一番「しっかりしなきゃ」と思っているかを示します。

これまで、土星に注目して出生時刻を判断しようとしていましたが、土星と太陽を両方視野に入れて判断すると、より信憑性の高いホロスコープが出来上がるはずです。

さて今回は、第10ハウス以降について見ていきましょう。

<第10ハウスに土星がある人のストレス耐性>

第10ハウスは、「社会的地位、名誉、キャリア、野心」のハウスです。
このハウスに土星がある人は、社会的地位を得ることに対して義務感のようなものを感じています。働くからには当然努力を重ねて地位を得なければならないという意識があるのです。

太陽が在室しているハウスも、こうならなければ!という目的意識を生じさせますが、太陽と土星の違いは、太陽はその人にとって「生き甲斐」としての目的意識を生じさせるであることに対し、土星は「義務感、責任感」としての目的意識を生じさせるものです。
ですから第10ハウスに土星がある人は、自己実現の手段としてではなく、あくまでも本人の義務感から社会的地位を得ようとします。

土星が入るハウスは、困難や忍耐などの意味を帯びることもありますが、第10ハウスは、元々が土星の支配下にあるハウスのため、このハウスにおいては土星は素直な働き方をします。 
つまり、困難や忍耐などの意味としてではなく、純粋に真面目さや信用といった意味で発揮されることになります。

肩書きや信用、責任のある立場に恵まれます。その地位に見合うだけの真面目さと責任感の強さを持っています。人から尊敬もされますが、本人は自分の立場に対して傲慢になるようなこともなく、むしろ自分自身に対する自己評価は低い傾向にあります。逆にだからこそもっと頑張らなければと地道な努力を重ね、高い地位や大きな名誉を得るような人も珍しくありません。
その分、保身にも走りやすくなります。他人のミスに対して非寛容な部分もあるかもしれません。

責任ある立場、それに伴う重圧に対してのストレス耐性が高い人なので、管理職は天職のようなものです。最近は管理職になりたがらない人も多いので、重宝されるかもしれませんね。

<第11ハウスに土星がある人のストレス耐性>

第11ハウスは、仲間との共同活動のハウスです。
理想主義や希望のハウスなどと言う人もいますが、大きな理想を実現するには仲間が必要になることからこんなふうに言われるのでしょうね。

第3ハウスが本人のコミュニケーションのあり方、そこから4ハウス進んだ第7ハウスがパートナーシップとしての人間関係のあり方、そこから更に4ハウス進んだ第11ハウスは、同じ目的のもとに活動する集団における関係構築のハウスです。

このハウスに土星がある人は、理想を持った集団、希望に満ちた目的を持った集団と関わっていく中での活動に、ジレンマを感じることがあるかもしれません。元々土星という星はとても保守的でリアリストです。そんな土星が、時としてリスクに傾きがちな夢を持った集団活動の中に位置しているわけですから、どうしても実利的な視野で物事を見てしまう土星のやり方は集団のなかで浮いてしまうこともあるかもしれません。

それでも、こつこつと地道な活動をして行くことができる星ですから、なんだかんだで賛同者は少ないながらも自分なりの人間関係を築くことができます。また、集団の目的を叶えるための努力は惜しみませんので、時間はかかるかもしれませんが次第に味方も増えるでしょう。

理想を追求する集団の中で活動する上でのストレス耐性の高い人です。ベンチャー企業なんかにはいい人材かもしれません。保守的な面が強いため、他人同士の違いを受け入れること、先進的な考え方にどんどん触れることで息がしやすくなるはずです。

次回はいよいよ、ホロスコープで自分の人生のどん底期を見る方法と、それに打ち勝つための方法論について触れていきましょう。