自分の強みを知る!あなたがストレスに強い分野が分かるホロスコープ4

自分の強みを知る!あなたがストレスに強い分野が分かるホロスコープ4

ホロスコープでは、土星によってそのひとのストレス耐性の高さを知ることができます。
それを利用して、職業選択に利用したり、仕事を進めていくうえでの参考にしたりということが可能です。

土星は、その人自身が人生において越えていく壁のある領域を示します。前世からのカルマという表現をする人もいますが、そこまでスピリチュアルな話ではありません。
ホロスコープとは、その天体配置の下で生まれた人が、どういった精神活動をしていくかというものを示したものです。例えば、春、夏、秋、冬、どの季節に生まれたかで、人間の体質や気質が異なることは科学的に証明されています。

これと同じように、この時代、この時期に生まれた人はこういった精神的、肉体的な傾向があるということを統計学的な観点から分類付けたものがホロスコープになります。
運勢という言葉で表してしまうと、なんだかすべてが神様のような存在からもたらされたもののように感じてしまいますが、私自身は神様や霊魂といったスピリチュアルなものは信じていません。(占い記事を書いていて説得力がないかもしれませんが。)

天体が持つエネルギーは莫大で、太陽や、海の水にまで影響を及ぼす月は非常に分かりやすい例ですが、他の天体も非常に強いエネルギーで地球に干渉しています。

西洋占星術に限らず、同じく統計学的占いである四柱推命も、この世界に満ちているエネルギーに一定の法則を見いだし、特定の時期に生まれた人の気質や体質を分析しようとする学問です。

つまり、占星術とは、世界に存在するエネルギーの流れから、起こった事象の分析を行っていく学問なのです。
土星は、その中において、責任感や義務感を生じさせるエネルギーを持っています。
もしかしたら、天体エネルギーというものは、特定のホルモンや脳内分泌物を活性化させるような役割があるのかもしれませんね。

ですから皆さんには、ホロスコープが非科学的なものとは思わず、是非ひとつの体系化された学問を学ぶつもりで、ホロスコープを考えていってほしいと思います。
話が少々逸れましたが、各ハウスにおけるホロスコープの土星の役割について、続けて見ていきましょう。

<第9ハウスに土星がある人のストレス耐性>

第9ハウスは、「探求」「未知のもの」のハウスです。
学問や哲学、宗教など、深く考え、追求し、探求していくものを示すハウスです。

第3ハウスも初等教育に関するハウスなので学びに関する領域ですが、第3ハウスが生きていく上で必要な基礎知識、単純な暗記系の知識や雑学であることに対し、第9ハウスの知識は自分の解釈が必要とされる、深く研究する対象となるような学問のことを指します。

このハウスに土星が入っている人は、こういった思想的なことに対して、理解しなければならないという義務感のようなものを感じる人です。精神世界や哲学、宗教など、思考を要する分野に対する関心が高いのですが、それは言ってみれば「未知なるもの」を未知のままにしておくことへの焦りのようなものに基づきます。このため、こういった浮き世離れした分野への関心が高いにも関わらず、結果的に地に足をつけた思考や生活を好む保守的な生き方をすることになります。

スピリチュアルを研究している人が、「そんな非科学的なことがあるはずがない!自分が科学的な根拠を証明してやる!」とスピリチュアルな分野を神秘ではなくすためにその研究をしているようなイメージでしょうか。神秘的なもの、目に見えないもの、思想や哲学などを研究しているくせに、それらに対して排他的な傾向にあります。第9ハウスに土星がある人は、自分が理解できないものがあるということが落ち着かないのです。

第9ハウスは元々射手座の領域なので、目的意識の強いハウスです。このため第9ハウスに土星がある人は、非常に真面目に研究に取り組んで行きます。そのため、専門分野では長い時間をかけて着実に実力をつけ、地位も上がっていきます。

第9ハウスは「未知のもの」のハウスということで、海外を示すこともあります。第9ハウスに土星がある人にとって、海外とは自分の楽しみのために行くものというよりは、仕事や勉強、研究のためなど、義務的な意味合いで関わっていくものになります。

このため、海外に対する憧れやプラスの感情というものも特にはなく、海外の事に関してあまり積極的に関わっていこうとはしません。
もし海外に行くことになった場合には、様々な困難に陥る場合もありますが、結果的にそれを乗り越え、自分自身の経験にすることができる人です。

探求や研究すること、海外に関する困難に対するストレス耐性が高いので、例えば海外赴任で一定の成果を上げるようなことを仕事で求められた際に、実直に成果を上げることができる人です。
土星のあるハウスは、その人が「人並外れて我慢強くなれる」ハウスなので、このようにハウスの特性を生かして仕事選びをしていくと、根性があると認められて出世に繋がったりします。

次回は、第10ハウス以降について見ていきましょう。