自分の強みは?ホロスコープの土星で分かる自分が「ストレスに強い分野」2

自分の強みは?ホロスコープの土星で分かる自分が「ストレスに強い分野」2

前回の「自分の強みは?ホロスコープの土星で分かる自分の「ストレスに強い分野」1」では、土星がどのハウスに入っているかで、その人のストレス耐性について見ることができる、また逆にその人のストレス耐性の高い分野を考えることで、その人の出生時刻を推測することができるということをお話ししました。

前回は第1ハウス、第2ハウスについてお話ししましたので、今回は第3ハウス以降について見ていきましょう。

<第3ハウスに土星がある人のストレス耐性>

第3ハウスは、初等教育と身の周りの人とのコミュニケーションのハウスです。
日本で初等教育と言うと中学生まで。社会に出て生きていく上での基礎となる能力や技術の習得に関するハウスと言えば良いでしょうか。

このハウスに土星が入っている人は、自分の学力やコミュニケーションに対して自信の持てない人です。口下手だったり、逆に言わなくていいことを言ってしまって後悔するような、無意識にうまく人とコミュニケーションを取っていくようなことができません。また、学校の勉強も苦手な方で、自信が持てないからこそ、人一倍努力しようとしてきた人が多いのが特徴です。

人とコミュニケーションを取ること、何かを学ぶということに対して、非常に慎重かつ、忍耐強く取り組むことができる人です。それを続けていれば、忍耐強く学ぶ姿勢や、高い会話能力を身に着けることができるでしょう。

<第4ハウスに土星がある人のストレス耐性>

第4ハウスは、「家庭」「帰る場所」「プライベート」のハウスです。
このハウスに土星がある人は、「家」に対して「〇〇しないといけない」という意識の強い人です。

古くて立派な家、もしくはそういった重みのある、年長者の権力が強い家。または経済力が高くなくとも、目上の重圧が強い家に生まれた可能性が高い人です。そして、多くはそこから出ていくことができない、もしくは束縛が強い状態にあります。

重い期待を背負っている、家自体が困難を背負っている。いずれにせよ、この人にとって、「忍耐」をする場所は家なのです。しかも、それが当たり前のこと過ぎて忍耐だと思っていない部分もあります。

家に対して、理想の家庭にすべきだという意識が強い人です。家に縛り付けられている。自分の行動を決定づける一番の要因が家がらみだったりします。家業を継いだり、親の介護をしなければならないという意識も強い。逆に言うと、そういった境遇に悲観することなく人生を切り開いていける人でもあります。

<第5ハウスに土星がある人のストレス耐性>

第5ハウスは自己表現のハウスです。何かを生み出したい、何かを表現したいという欲求のハウス。趣味や娯楽、恋愛なんかもこのハウスになります。

このハウスに土星が入っている人は、自己表現に対して自信が持てない人です。素直な自分の気持ちや感情、欲求、そういったものを自由に表現することに抵抗があります。自己表現や恋愛に対しても、非常に慎重になります。この人にとって、自分の自己表連の仕方は軽率になってしまいがちなことなのです。だから逆に慎重になろうとする。

趣味についても、派手な趣味ではなく、歴史や伝統、安定性のある趣味を好みます。歴史好き、神社仏閣が好き、古いものが好き。創作系であればコツコツとした趣味。ジオラマや小説などの長期にわたる創作活動なんてことも。
恋愛に対してもやはり保守的で、あまり相手に対して自分の感情や欲求を素直に表現するということをしません。

逆に言えば、この人は自己表現を抑制されても割と平気な人です。第1ハウスも自分自身に関するハウスなので少しイメージが重なりますが、第1ハウスの土星は生きていくうえで自分自身を出すことに対する制限、第5ハウスの土星は趣味や恋愛などの楽しみごとのために自己表現をしていくことに対する制限という違いがあります。授業で自分の意見を言うことと自分の感情の発露として自分の気持ちを表現することの違いとでもいえばいいでしょうか。

なんにせよ、このハウスに土星がある人は、もっと自分に素直に物事を楽しむようにした方がより良い人生を送れます。

<第6ハウスに土星がある人のストレス耐性>

第6ハウスは、奉仕や労働、職場環境のハウスです。

このハウスに土星がある人は、自分の仕事ぶりを信用することができません。周囲から見ればもう十分仕事をしていても、まだ不十分なのではと思ってしまい、無理をしてでももう一段上のクオリティに持っていこうとします。
労働者にとっての仕事というのは基本的に抑圧され、忍耐の上で進めていくものですから、労働のハウスに土星が入るというのは、結果的に仕事に対する慎重さや忍耐強さにつながり、責任をもってコツコツと仕事を進めていく有利な星配置となります。労働というものに対するストレス耐性が高い人です。

人に指示することや共同作業が苦手な、典型的な「抱え込み型」の人も多くいます。耐えることを美徳と思っているところがあるので、人に仕事を投げるということが苦手です。

無理をしすぎて体を壊すことも多いので、リラックスして仕事を進めるように努めましょう。