結婚報告を会社にする手順!報告しないとどうなる?朝礼やメールのマナーも

結婚報告を会社にする手順!報告しないとどうなる?朝礼やメールのマナーも

結婚報告を会社にするときの手順についてまとめてみました。入籍前にすべきかどうか、メールでさらっと結婚報告をした方がいいのか、朝礼で結婚報告するときの例文、報告しないのはありかなどについてご紹介しますので、これから結婚報告を会社にする方は是非ご参照なさってくださいね。

結婚報告を会社にする基本手順

結婚報告を会社にする際の基本をご紹介します。決まったマナーがあるというわけではありませんが、一般的な会社での結婚報告についてご紹介します。

会社への結婚報告|入籍前に上司に伝える

直属の上司や先輩など、お世話になっている方には口頭で「実は〇月〇日に入籍を考えています」と結婚報告をしておきましょう。入籍後に結婚報告をすると印象も良くないですし、名字の変更など会社として必要な手続きなどにもかかわってきます。まずは入籍前に上司に結婚報告をすることで、会社内での結婚報告に関する手続きを教えてくれるはずです。旧姓を使用するのか、それとも改姓するのか、など会社内での手続きが必要になってきますので、きちんと上司や先輩には先に報告しておく方が良いですよ。

ただし、入籍前でもまだプロポーズもしていない段階や結婚式・入籍の日取りなどはっきりと決まっていないのに、むやみに結婚するかも、と結婚報告するのはNGです。きちんと日程が決まってから結婚報告を会社の上司にするようにしましょう。

また、入籍前に結婚報告を会社の上司に一番にすると、その後上司の指示に従って上役への報告や同僚たちへの報告の場を設けてくれることが多いです。何よりもまず結婚報告は上司にして、そこからその会社のルールを教えてもらいましょう。

ドタバタして結婚報告を忘れていたり、事情があってできなかった場合、事後報告になってしまったことをキチンとお詫びしたうえで結婚したことを会社に報告するようにしましょう。

 

会社への結婚報告|朝礼などで会社内の同僚に結婚報告を

すでに上司に伝えてある場合は、上司の計らいがあることが多いです。事前に上司と会社の朝礼でこの日に結婚報告しましょうと相談をして決めることが多いですが、朝礼で突然「〇〇さんからご報告があります」と振られることもあるようです。

不安がある場合は上司に事前に会社のみんなにはどう結婚報告をしたらいいのか相談してみましょう。繁忙期だと、「今会社が忙しいのになんで…」と思われることもごくまれにありますので、繁忙期以外の朝礼で結婚報告をすることが多いようです。その際、女性であれば、新しい苗字で呼ぶ必要があるのか、と気になる方もいますので、「旧姓を仕事では使用します」「〇〇という苗字になりましたので、そちらで呼んで下さい」と朝礼で会社の人に伝えておくとスムーズです。

 

会社への結婚報告|同期や他部署、会社以外の方にはメールでもOK

女性の場合は、苗字が変わることもあり、座席の名前や使用する印鑑の名前が違っているだけで、誰だかわからなくなってしまうことがあります。そのため、会社以外の取引先の方などにも、きちんとメールで結婚報告をしましょう。

仲がいい同期や取引先などあえて、結婚報告のためだけにメールをする必要はありませんが、仕事のメールの中で、「私事ではありますが、〇月〇日に結婚いたしました」と結婚報告をしましょう。

こちらも会社の慣例次第ですが、他部署の社員などにもメールにて報告したほうがいいのか上司に確認してみましょう。もしメールで報告すべきと言われたら「結婚のご報告」というタイトルで結婚報告を会社の同僚たちに送りましょう。

他部署や同期、今はそれほど業務上のかかわりはないけどお世話になった方など、会社内の朝礼で伝えられていない場合は、メールでの結婚報告や飲みに誘って報告するのもありです。

 

朝礼やメールで…結婚報告を会社でする例文紹介

朝礼やメールで結構報告をするとなったら、なんと伝えればよいのでしょう。悩む方もいますよね。ここでは例文をご紹介します。

会社への結婚報告|朝礼での例文

「皆さま、おはようございます。私事ではありますが、〇月〇日に入籍を致しましたので、ご報告します。」と朝礼で始める例文が良いでしょう。女性の場合では、苗字が変わることもありますので、「なお、結婚後の苗字は〇〇となりますので、よろしくお願いします。」という例文のように添えるのが良いかと思います。女性で苗字を職場では変更しない場合は、「結婚して苗字は変わりますが、お仕事では旧姓のまま働きたいと考えていますので、変わらず今まで通りの呼び名でお願いします。」と伝える例文が良いでしょう。男性の場合は、苗字が変わらないことが殆どですので、最初の例文のみでOKです。

【結婚報告を会社の朝礼で行う際の例文重要項目】

  • 手短に済ませる
  • 「私事ではありますが」と前置き
  • 名字の変更について(会社では旧姓のままなのかどうか)

結婚報告はおめでたいことなので会社のみんなも喜んでくれるとは思いますが、朝礼の時間を取っているのであまり長くなりすぎないように注意することと、結婚したことで会社の同僚が困るのは呼び方だと思うので、その点についてしっかり触れましょう。

会社への結婚報告|メールでの文例:結婚報告のみで送るパターン

結婚報告を会社の人にメールで送る際、「結婚報告のみ」でメールを送る方がより丁寧な感じがして好印象です。しかし、会社の慣習によっては「わざわざこのためにメールしてきたの?」と思われるところもあるようですので、結婚報告のみみんなに送ったほうがいいのか、仲のいい人だけに何かのついでに報告したほうがいいのか、は上司に相談してみるといいでしょう。

タイトルは「結婚のご報告(名前)」として、メール内容を分かりやすくし、冒頭に「お仕事中失礼いたします」と一言入れましょう。結婚報告メールは会社の仕事内容とは直接関係ないものでもありますので、メールにはこちらの文例のように入れるのがおすすめです。その後、「私事で大変恐縮ですが、この度、結婚することになりました。」「私事で大変恐縮なのですが、この度縁があり、〇月〇日に入籍する運びとなりました。」などの文例のように結婚報告を入れます。そして、次は直接報告できずにメールになってしまったことをお詫びします。次に送る相手などによって結婚式・入籍の日取りや、式への招待についてなどを報告します。最後に、結婚したことで何が変わるのかを書きます。「結婚にともない、名字が○○に変わります。」「結婚にともない、名字は○○に変わりますが、職務上は旧姓を使用します」「名字の変更にともない、○月○日より社内のメールアドレスが以下の通りに変更となります」など。

【結婚報告を会社のメールで送る際の文例重要項目】

  • タイトルは分かりやすく
  • 「私事で恐縮なのですが」と必ず入れる
  • いつ入籍か決まっていたら書く
  • 直接会って結婚報告できなかったことを詫びる
  • 結婚式に招待する予定ならその旨も書く
  • 名字の変更の有無や業務上必要な連絡も忘れずに

 

会社への結婚報告|メールでの文例:他のメールと一緒に送るパターン

あえて、結婚報告のみのメールを送ると、角が立つ場合もあります。何が業務連絡の際に、メールの本文の終わりに追加するのがおすすめです。ただ、相手によっては「ついでに報告する内容じゃないだろ!」と思われるかもしれないので、相手との関係性や立場などによって、「結婚報告のお知らせ」のみのメールにするか、他の内容と一緒に送るかどうかを決めましょう。

他の内容と一緒にお結婚報告を会社の関係者などに送る場合のおすすめメール文例は「なお、私事ではありますが、先日結婚をしました。メールでのご報告となり申し訳ありませんが、よろしくお願いします。」です。さらっと短い報告が良いでしょう。女性で苗字が変わる場合の例文はさらに「結婚後の苗字は〇〇です、これからも変わらず宜しくお願いします。」と追加しましょう。旧姓を使う場合の例文は、「仕事上では旧姓を使用させていただきます。これからも変わらずどうぞ宜しくお願いします。」と付け加えるのがおすすめです。

 

会社に結婚報告しない男性もいる?

男性の場合、苗字が変わらないことがほとんどで、必要な手続きをするために上司や人事課に結婚報告をすることはあっても、会社の朝礼でわざわざ報告する、メールで報告することをしない男性もいます。しかし、会社内での報告はあえて言いたくない場合を除いて、男性も結婚報告はしたほうが良いです。後から書類などで結婚していることが発覚した場合、なぜ会社で結婚報告しなかったのだろう?と余計な詮索をされないためにも、男性でもきちんと会社内で結婚報告をしておくことをおすすめします。

結婚式しない場合、結婚報告は会社にした方がいい?報告しないもあり

結婚式しない場合、結婚式に会社の同僚を呼ぶ必要もないため、報告しないのもあり?と思う方も多いかと思います。全く会社に結婚報告しないでOKというわけではありません。結婚式しない場合でも、社内の手続き上、既婚者となるわけですので、手続きの変更が必要となります。会社内できちんとした手続きをするためにも、上司や人事担当などに結婚報告をしましょう。ただし、結婚式しない方で、あえて同僚に報告もしたくない場合は、同僚への報告をしないのもOKです。結婚報告をすると「いつ結婚式するの?」と余計な質問を受けることがありますので、結婚式しないなら、関わりの薄い同僚には報告は必要ないかもしれません。

まとめ

一生に一度の結婚。その報告もすばらしい瞬間にしたいですよね。結婚報告を会社にする場合はまず上司に報告して、その後やるべきことなどの指示を仰ぎましょう。会社ごとのルールや慣例などもありますので、「前の会社ではこうだった」と思って行動すると失敗してしまうこともあります。あまりウキウキとしてしまうと、反感を買うこともあるようですので、上司の指示に従ってさらっと済ませるのが無難かと思います。