結婚に向かない相性は!?星座の「属性」から見る恋愛運・結婚運

結婚に向かない相性は!?星座の「属性」から見る恋愛運・結婚運

前回の「星座の「属性」から見るあの人との結婚・恋愛の相性」においては、12星座のエレメントについて説明していきました。

今回は、これらエレメント同士の相性について見ていきましょう。

同一のエレメント同士は、当然ながら相性がいいのですが、違うエレメントで良い相性となると、
火(牡羊座・獅子座・射手座)×風(双子座・天秤座・水瓶座)
土(牡牛座・乙女座・山羊座)×水(蟹座・蠍座・魚座)
の組み合わせになります。

火は風によって燃え上がることができます。風は火によってますます強く巻き起こることができます。
土は水によって潤されてひび割れを防ぐことができ、水は土によって長くとどまることができます。

逆にあまり相性がいいとは言えない相性は
火(牡羊座・獅子座・射手座)×土(牡牛座・乙女座・山羊座)
風(双子座・天秤座・水瓶座)×水(蟹座・蠍座・魚座)
となります。

火は情熱的すぎ、土は落ち着きすぎているので価値観が合いません。火にとっては土は腰の重い年寄りのような存在です。土にとっては火はやかましく落ち着きのない存在です。
また、風が論理的な現実主義者であることに対し、水は情緒、共感を重視するため、こちらもまた価値観が全く合いません。
風にとって水は、実利的でない共感性ばかりを重んじる人間に感じますし、水は風を冷たい人間だと思うでしょう。

火(牡羊座・獅子座・射手座)×水(蟹座・蠍座・魚座)
風(双子座・天秤座・水瓶座)×土(牡牛座・乙女座・山羊座)
は、良くも悪くも普通の相性です。特にお互い害になるようなことがないので興味がわきにくい相性といってもいいかもしれません。

ただ、相性の強さとしてはアスペクト>エレメントになりますので、エレメントだけを見て判断するのは少々危険です。

<相性占いにおけるエレメントとアスペクトの強さの関係性>

たとえば、上で相性がいいと書いた火と土ですが、火の星座の牡羊座と土の星座の山羊座、火の星座の獅子座と土の星座の牡牛座はそれぞれアスペクトとしては90度の関係性です。90度は相性診断上でも特によくない相性ですので、相性がいいエレメント同士だからと言ってイコール問題がないというわけではありません。

180度も緊張関係ですが、180度くらい真っ向から対抗するアスペクトだとかえって相手を宇宙人くらいに思えて刺激として楽しめます。
90度は、相手のやることや考え方にイラついてしまう配置なので、特に太陽と月のような人格に関わる天体同士がこの配置だとなかなかうまくやっていくことが困難になってきます。それでも、木星や金星などの吉星が強い配置を作っていれば緩和することは可能でしょう。

ちなみに、90度の関係性になるのは、山羊座と牡羊座、水瓶座と牡牛座、魚座と双子座、牡羊座と蟹座、牡牛座と獅子座、双子座と乙女座、蟹座と天秤座、獅子座と蠍座、乙女座と射手座、天秤座と山羊座、蠍座と水瓶座、射手座と魚座、の組み合わせになります。

ただ、世の中相性の良くないアスペクト同士の夫婦も大勢いますし、喧嘩をしながらもお互いに高めあいながら家庭を維持していっている人たちも少なくありません。
恋愛関係であれば相性が悪いというだけですぐに終わって今いますが、夫婦仲は言ってみれば同じ苦楽を分かち合った戦友のようなものですから、単純に一つの天体同士の相性で継続性を見るものでもありません。

相性診断で特に重視されるのは火星と金星ですが、この二つの関係性はあくまでも性的な結びつきを主眼とした相性になりますから、必ずしも火星と金星の相性がいいから、悪いからと言って結婚相性もそうであるということにはなりません。
(セックスレスで悩んでいる夫婦も多い昨今ですから、もちろん火星と金星の相性も良いに越したことはありませんが…)

逆に結婚相性であれば、むしろ月と太陽の相性を見る方が大切です。

<結婚に向かない相性とは?>

西洋占星術は、基本的にはこの点が悪くてもこの点が良ければカバーができる、というような、切って捨てるような相性診断をする占いではないのですが、それでも極力避けたい相性も残念ながら存在します。

上で挙げた90度の関係性のなかでも、特に結婚に向かないのは、お互いの太陽と月が90度になる関係性であることと、月と火星が90度の関係性になることです。
太陽と月の90度は、全くお互いを理解出来ない相性です。相手の素の部分と自分が他者に向ける顔、もしくは相手が他者に向ける顔と自分の素の部分が合わない訳ですから、一緒に生活すればするほどしんどくなってしまいます。
恋愛関係であれば金星や火星の影響で盛り上がることもありますが、生活を共にするとなると、努力してなんとかなるということはありません。太陽と月が90度の相手とは、結婚は考え直した方がいいかもしれません。

ただ、週末婚とか別居婚とか、生活を共にしない結婚形態であれば別の天体同士が良い関係性にあればうまく行くかもしれません。

また、お互いの月と火星が90度の場合。

90度以外にも、0度、180度でも多少傾向が出てくることになりますが、この関係性は月の側が火星の側から一方的に心を傷付けられる配置です。
DVとまで行かないまでも、月の側は意図せず心に傷を負わされやすい関係性ですので、注意が必要です。