ポリフェノールとは?ポリフェノールの効果についてもご紹介

ポリフェノールとは?ポリフェノールの効果についてもご紹介

ポリフェノールの効果についてご紹介します。ポリフェノールとは何か、知っていますか?「カカオポリフェノール」や「ワインにポリフェノールがある」など聞いたことがあると思います。今回はポリフェノールとは何か、またその効果を、ワイン・チョコ・ぶどう・コーヒー・烏龍茶それぞれ分けて、調べてみました。

ポリフェノールとは

ポリフェノールとは植物に含まれている、抗酸化物質のことです。なんと8000種類以上もあると言われているポリフェノールですが、よく聞くポリフェノールといえば、カカオポリフェノールやコーヒーポリフェノールではないでしょうか。
ですが、緑茶に含まれている「カテキン」や大豆に含まれている「イソフラボン」なども、ポリフェノールの仲間なんです。

ポリフェノールの効果

ポリフェノールの効果

ポリフェノールはそもそも植物が紫外線を防御して酸化ダメージを防ぐ機能があると言われています。紫外線の酸化ダメージを防ぐということで、ポリフェノールには抗酸化作用があります。抗酸化物質は体内で発生する活性酸素などの有害物質を無害化する効果が期待できると言われています。活性酸素は体にとって必要なものではありますが、多く発生しすぎると動脈硬化や生活習慣病を引き起こしたり、体の老化を進めてしまう原因ともなります。ポリフェノールが健康や美容が気になる方に注目されているのは、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用の効果が期待できるためなのです。

ポリフェノールの効果は種類ごとに違う

ポリフェノールは植物に含まれる苦みや色素の成分で、その種類は5,000~8,000種類以上にも及ぶと言われています。このポリフェノールが凄いのは種類の多さだけではなく、その期待できる効果がポリフェノールの種類により異なる点です。ポリフェノールはまず以下の種類に分かれます。

  • フラボノイド
  • リグナン
  • クルクミン
  • クマリン
  • フェノール酸
  • エラグ酸…など

さらにポリフェノールの一種であるフラボノイドは細かく分類することができます。

  • フラボン
  • フラボノール
  • フラバノン
  • イソフラボン
  • アントシアニン
  • フラバノール
  • カテキン

ポリフェノールの効果は目や血流改善にも

例えば、ポリフェノールとしてよく耳にするアントシアニンはぶどうなどに含まれているポリフェノールですが目の機能改善効果が期待できます。カカオに含まれているカカオポリフェノールには血管の炎症を抑えて広げる作用があると言われていて、血流の改善が期待できるのです。このようにポリフェノールの効果は種類やそれを含む植物ごとに特徴があり、人の健康や美容に良い影響を与えてくれると言われています。

続いてはポリフェノールを含む食材のなかでも健康や美容に良いと注目されているワイン・チョコレート・ぶどう・コーヒー・烏龍茶のポリフェノールの効果を紹介しています。ぜひ参考にして気になるポリフェノールを毎日の食事に取り入れてみて下さいね。

ポリフェノールの効果:ぶどう

ポリフェノール効果:ぶどう

ぶどうは皮・果肉・種にそれぞれポリフェノールが含まれています。

  • ぶどうの皮:アントシアニン・レスベラトロール・タンニン
  • ぶどうの果肉:アントシアニン
  • ぶどうの種:プロアントシアニン・タンニン・ケルセチン・カテキン

ぶどうの皮や果肉に含まれるアントシアニンは目の疲労回復や機能改善や抗酸化作用が期待できます。

また、ぶどうはぶどうジュースなどで摂るよりも、ぶどうそのものを皮ごと食べる方がポリフェノールの効果が期待できます。これはぶどうのポリフェノールが皮に多く含まれているためです。

ぶどうは皮の色が黒または赤色のものにポリフェノールが多く含まれています。ぶどうのポリフェノール効果を十分に得たいなら、なるべく黒か赤の濃い色のぶどうを皮ごと食べるようにしましょう。

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ポリフェノールの効果:ワイン

ポリフェノール効果:ワイン

ワインにはアントシアニンやタンニン、カテキン、レスベラトロールなどのポリフェノールが含まれています。ワインに含まれるポリフェノールには抗酸化作用をはじめ動脈硬化の予防、目の機能回線、脳機能改善といった効果が期待できます。なかでもレスベラトロールはポリフェノールの一種ですが抗酸化作用があり、とくに脳の機能改善に効果があるとされています。認知症予防などに効果が期待できると注目されているポリフェノールです。

ワインには赤ワインと白ワインがありますが、赤ワインの方がよりポリフェノールを豊富に含んでいます。ポリフェノールを効果的に摂取したいと思ったらを赤ワインがおすすめです。

ポリフェノールの効果:チョコレート

ポリフェノール効果:チョコレート

チョコレートの材料カカオにはカカオポリフェノールが含まれています。カカオポリフェノールには女性が喜ぶ抗酸化作用によってお肌のダメージを保護してくれたり、血管を拡げる効果によって血圧低下・高血圧の予防にも期待ができると言われています。抗酸化作用によって動脈硬化を予防したり、アレルギー症状の改善にも効果が期待できると言われているようです。

チョコレートでポリフェノール効果を得るには、カカオ含有量の多いカカオ分72%のチョコレートを1日あたり20~25g程度摂っていくのがおすすめです。糖分の多くカカオの量が少ないチョコレートではなかなかポリフェノールの効果が実感できません。

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ポリフェノールの効果:コーヒー

ポリフェノールの効果:コーヒー

コーヒーにはコーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)が含まれています。コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)には抗酸化作用をはじめ血糖値上昇の抑制、動脈硬化予防、アレルギー緩和、糖尿病予防、内臓脂肪を減らす効果が期待できると言われています。

また、コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)はコーヒーの生豆に最も多く含まれているため、焙煎したり、加工されることでそのポリフェノールの量が減り、効果が得られにくくなります。このことから、コーヒーでポリフェノールを効果的に補給するには、インスタントコーヒーよりもアメリカンコーヒーのような浅煎りのコーヒー豆を使用したドリップコーヒーを飲むのがおすすめです。

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ポリフェノール効果:烏龍茶

ポリフェノール効果:烏龍茶

烏龍茶にはカテキンと重合カテキンなどのポリフェノールが含まれています。とくに烏龍茶には茶葉を発酵する過程で生成された重合カテキンが含まれており、脂肪やコレステロールの吸収を抑えるというポリフェノール効果が緑茶よりも期待できると言われています。また、カテキンには抗酸化作用をはじめ抗菌作用、血糖値の上昇を抑えるといったポリフェノールによる効果が期待できます。

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ポリフェノールは効果なし?

ポリフェノールは効果なし?

ポリフェノールには抗酸化作用などさまざまな健康や美容に良い効果があることが言われています。しかし、実際には効果をなかなか実感できないことが多いので「ポリフェノールは効果なし?」なんて思ってしまう方も多いかと思います。基本的には病気になる予防としての効果が大きいため、ポリフェノールの効果は目にはっきりと見えるものではないのかもしれませんね。だからと言ってポリフェノールは効果なしと言い切ってしまうのは勿体ないですよね。

食べてすぐでは「効果なし」に見えてしまうポリフェノールも、普段の生活に取り入れるだけで将来的に効果が出てくるかもしれません。普段から飲み物をコーヒーや烏龍茶を意識して飲んだり、おやつにチョコレートやぶどうを食べてみたり、飲み会でワインを1杯飲んでみるだけでポリフェノールを摂取することができます。生活に取り入れやすい食品ばかりなので、効果なしと言い切らずに意識して摂取してみてくださいね。

まとめ

ポリフェノールには抗酸化作用をはじめとする体にとって良い影響を与えてくれる効果が沢山あります。ポリフェノールが含まれている食べ物にはコーヒーや烏龍茶など購入しやすいものも多いですから、積極的に活用してヘルシーライフを目指しましょう。ポリフェノールはすぐに効果が表れるようなものではありませんが、効果なしと決めつけず、健康のため美容のために習慣的に意識して摂るようにしていきましょう。