運命の恋人がわかる!火星と金星の相性診断3(ページ2)

前回の「運命の恋人がわかる!火星と金星の相性診断2」では、相性占いの前段階、チャートの作り方についてお話ししました。

今回はいよいよ、火星と金星が作るアスペクトの関係性について詳しく見ていく形になります。

大前提として、火星と金星の相性は、男女の相性を占うものです。
二人のホロスコープを二重円で示したときに、金星と火星がアスペクトを取っている場合は、お互いの愛と情熱の星同士が関係し合う形になるため、ソフトアスペクトでもハードアスペクトでも惹かれ合う関係になりやすいです。
(一般的にはハードアスペクトはない方が良いと思われがちですが、男女の場合アスペクトがないとそもそも存在自体を意識しないので、まったくアスペクトがないよりは、まだ相手に対して意識がいくハードアスペクトの方があった方がいいことになります。)

男女の恋愛相性については、どういう関係性が最も相性がいいかといえば、やはり強い一体感を感じられることでしょう。

海王星も強烈な恋愛をするときには影響しやすい星なのですが、なぜかと言えば、海王星は夢を見ているような状態、曖昧さを与える星だからです。海王星が影響している時期は、お互いの境目が曖昧になり、一つに溶け合っているような感覚に陥ります。恋に酔ったような状態になるのです。

このように、恋愛においていかに相手にのめり込めるかは、一体感の部分が非常に大きく関わってきます。
一体感、重ね合い。アスペクトで言えばコンジャンクションです。この組み合わせは強烈で、一番強く影響します。

セクスタイルやトラインなどのソフトアスペクトはお互いに穏やかに惹かれ合うようなイメージ。順調に好意を持ち、順調に愛情を育んでいくような形になるでしょう。

一方、スクエアやオポジションなどのハードアスペクトは電撃的な出会いや関係の進み方になりますので、かえって燃え上がりやすい感じです。

恋愛ドラマのような関係性はハードアスペクトの男女の愛の形ですね。電撃的に惹かれ合い、恋に落ちて、ハードアスペクトであるが故に摩擦も起こり、その分相手に対する執着や思い入れが強くなってしまうような関係性です。

衝動的に好きになってしまう、運命の恋の相手というイメージですね。
しかし、相手にのめり込むという意味ではソフトアスペクトよりも陥りやすいハードアスペクトですが、ハードの関係性は障害も出てきますので、スムーズに結婚まで話が進みやすいのはソフトアスペクトの方でしょう。

ハードアスペクトは激しい恋に陥るため、電撃結婚はありえます。

ただ、電撃結婚にありがちなパターンの例に漏れず、電撃離婚にもその後つながりやすい関係性でもあります。
特に海王星が関わっていたりすると、判断を誤りやすいので、はっと目が覚めたときに怖いですね。

それでは、具体的な相性について見ていきましょう。

<火星と金星のアスペクトがコンジャンクション(0度)の場合>

恋愛に求めるスタンスや価値観が、一致している相性です。
情熱の方向性や強さが同じなので、たとえばこういうときにこういう電話やメールがほしい、デートはこんな風にしたい、エッチはこういうふうにしたい・・・といった、恋愛や性的なことに関するお互いの欲求がきれいに噛み合います。
このため、恋愛関係に発展しやすく、またおつきあいをしていてもあれをしてくれない、ほんとはこうしたかったのに・・・といった不満がたまりにくく、とても良い相性だといえます。

特に、女性の金星と男性の火星が0度になる関係性の方が、男性からのアプローチに女性が魅力を感じる組み合わせになりますので、よりしっくりくる組み合わせになります。

逆に女性の火星と男性の金星が0度になる組み合わせの場合、女性からアプローチしていく形になりますので、男性から見て「釣った魚」扱いにならないように注意する必要があります。
とても良い相性には変わりないのですが、金星は甘えの星なので、相手の愛情に対してあぐらをかきやすいのですね。

<火星と金星のアスペクトがトライン(120度)、セクスタイル(60度)の場合>

トライン、セクスタイルは、長い目で見れば、コンジャンクションの次に良い相性です。
長い目で見れば、というのは、ハードアスペクトの方が、出会いや関係性にインパクトがあり、短期間で見れば燃えるような恋に発展しやすい関係性だからです。

しかし、ソフトアスペクトのような調和的な関係性の方が、プライベートで長く無理なく付き合っていくような関係には向いています。
喧嘩して別れては寄りを戻しているようなカップルもいますが、そういうカップルはハードアスペクトですね。
逆にソフトアスペクトは、穏やかに愛を育んでいける間柄です。

金星側が女性で、火星側が男性だと、男性が女性をリードして女性が喜びを得る組み合わせです。
逆に男性が金星側で女性が火星側の場合は、女性が男性をリードする関係性になります。