あの人との夫婦相性は?太陽星座と月星座占い3(ページ2)

前回の「あの人との夫婦相性は?太陽星座と月星座占い2」においては、精神の安らぎを示す月同士の相性について見ていきました。

月同士の相性においては、120度のトラインや60度のセクスタイルなどのソフトアスペクトの相性ももちろん重要ですが、ただ、これらの関係性の場合は、「とても意思疎通がやりやすい相手」という位置づけで、相性はいいのですが恋愛にまで発展しない可能性もあります。

ただ、月同士の相性というのは日々の飾らない生活の相性です。その相性がいいということは結婚するにあたっては非常に重要な点になります。

これまでお話ししてきた太陽同士の相性、月同士の相性は、いずれも「同質である」ことによる相性の良さを示すものです。
人間であれば、自分のこと、自分の価値観を理解し、自分の進む道を否定しない理解者を必然的に大切にするものですから、やはり互いに共感できるということは非常に重要なポイントですし、理解しあえる相手とは信頼関係に繋がり、夫婦として共に歩んでいきやすいということになります。

しかし、太陽が示すものはあくまでも、その人の社内的側面のみであり、逆に月が示すものは、その人の精神的側面のみになります。
二人の人間が、お互いに影響を及ぼしあいながら成長していくためには、社会的側面と精神的側面、その両方のバランスが取れた関係性が理想的であると言えます。

古くから、太陽は男性や夫を示す天体、月は女性や妻を示す天体として扱われてきました。
これは、太陽が男性とイコールであり、月が女性とイコールであるからでは決してありません。
太陽は、その人が人生においてどのステージで輝きたいか、この世界において、何を成したいと思うか、そういったその人にとって中心となる要素です。

ですから人は、自分の太陽が位置するステージで高みを目指して活動します。そして月は、精神的安らぎを与えることで、そんな太陽の社会的活動を支援する天体です。

こういった太陽と月の関係性そのものが、旧来の男性像と女性像にあてはめられていただけであって、現代においては、外で働く夫に家で夫を支える妻というステレオタイプな夫婦像も過去のものになりつつありますから、太陽は夫ではなくやはり社会的な側面としての性質を、月は妻ではなく心安らぐ側面や精神的活動としての側面を重視して見ていくべきだと言えます。

ただし、夫婦の相性を見るうえでは、やはりこの二つの天体同士の相性は欠かせません。
なぜならば、社会に出てバリバリ働いているような人であっても、精力的に働くためには、やはり心安らぐ休憩場所、一人でゆったりとくつろげる空間というものが重要になってくるからです。

逆に、休息や精神活動によって養ったエネルギーを、社会において有効に使うためには太陽が必要になってきます。このどちらの活動が滞っても、その人は満足のいく人生を歩むことができません。

特に近年では、立場的に男女の差は以前と比べれば飛躍的になくなりつつありますから、女性が、男性が、というのではなく、自分の太陽が相手の月とどのような関係性にあるのか、相手の太陽が自分の月にとってどのような関係性にあるのか、その相互の関係性について見ていくことが重要です。

本来のパートナーシップというのは、お互いの中にある社会的側面と精神的側面を補いあいながら、相互に協力し合える関係が理想的であるということは言うまでもないことでしょう。

さて、こういった点を踏まえて、太陽と月の関係性が良い相手というのは、どういった関係性を築ける相手でしょうか。

■自分の太陽と相手の月の関係性が良い相性とは

一つ言えるのは、自分の太陽と相手の太陽がソフトアスペクト、特に良いのは0度のコンジャンクションを形成する相手は、非常に縁深く、夫婦となるには絶好の相性であるということです。

太陽は、「公の自分」や「人生において進みたい方向」を示します。月はその人の「精神活動」や「プライベート」「安らげる場所」をあらわします。

この二つが相性がいい相手は、月が太陽をリラックスさせ、太陽がその行動力によって月に喜びを与える関係性です。
特に、自分の太陽と相手の月、相手の太陽と自分の月がどちらもコンジャンクションの場合は、前世からの宿命があるといってもいいくらい仲の良い二人になります。これは、男女であろうと同性であろうと同じです。

この「自分の太陽と相手の月、相手の太陽と自分の月がどちらもコンジャンクション」の相性の場合、四六時中一緒にいても鬱陶しく思うことは全くないし、ずっと話していても飽きんません。周囲からは仲が良すぎと思われるくらいかもしれません。同性の兄弟姉妹でこの相性だと、双子かと思った、と言われるほどです。

これが他人で、かつ男女であれば、結婚しない方が不思議なくらいでしょうから、この相互コンジャンクションが運命的な結びつきがあるというのは確かです。

次回は、いよいよ恋愛相性の最高峰、金星と火星を用いた相性について見ていきましょう。