幸運を呼ぶ「120度」の角度を利用しよう!3

幸運を呼ぶ「120度」の角度を利用しよう!3

前回の「幸運を呼ぶ「120度」の角度を利用しよう!2」においては、現実の宇宙空間上での安定ポイントであるラグランジュ点と、ホロスコープにおける吉角度であるトラインとの関係性についてお話ししていきました。

更に、四柱推命上で良い関係性とされる三合についても、上記の2つと同じく120度の関係性にあるという、偶然と言ってしまうにはあまりにも奇跡的な関係性について述べてきました。

360度の角度のうち、120度というのは当たり前ですがたったひとつです。円周上に取った一点の左右にひとつずつあるとしても2点。2/360=1/180の確率。それが宇宙空間上、ホロスコープ上、四柱推命上の3つの観点から偶然一致する可能性は1/180×1/180×1/180=1/5832000、確率にして0.000017パーセント。しかも現実の天体力学上で実証されている。だからこそこれは、偶然ではない、きちんと物理的に理由があるエネルギー法則として「事実」であるからこの角度が良いとされているものである、単なる占いではなく科学であると考えてほしいのです。

ただし、科学として考えるからには条件の違いについてきちんと考えなければなりません。前回お話しする中で、四柱推命の三合についてご紹介しました。今回は、四柱推命の三合とホロスコープのトラインの違いについてもお話ししてまいります。

■四柱推命の三合とホロスコープのトラインの関係性

四柱推命上の三合は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥、の十二支を円周上に等間隔(30度ごと)に配置したもののうち、3つ隣(120度間隔)のものを選び出し、円上で正三角形ができる関係性のことです。

トラインは、ホロスコープの円上で、天体同士が120度の関係性になるものを言います。
三合とトラインは、共に円上で正三角形になる組合せであるということは同じです。ただし、その周期には違いがあります。

四柱推命の三合は、地支と呼ばれる十二支が作り出すものです。四柱推命の柱は四つあり、年柱、月柱、日柱、時柱、の四つの柱から四柱推命は運勢を導きだします。この四つの柱それぞれに地支が割り振らています。年柱は12年、月柱は一年間、日柱は12日間、時柱は一日かけて十二支を一巡りしていきます。更に大運と言って、人によって違いますが10年単位くらいの大きなスパンで巡っていく運勢もあり、こちらもやはり十二支が割り振られています。


これに対して、ホロスコープのトラインの関係性は、天体同士の関係性から導きだされるもので、ある天体とある天体が120度の関係性になるもののことです。つまり、天体の公転周期に沿って導きだされます。

太陽系の惑星の公転周期は、水星が約3ヶ月、金星が約7ヶ月、火星が約2年、木星が約12年、土星が約30年、天王星が約84年、海王星が約165年、冥王星が約248年です。

これらの惑星が、それぞれこれだけの時間をかけてホロスコープの円上を移動していきますので、どういう周期でトラインの関係性になるかというのは、四柱推命のように簡単には導き出せません。しかもこれは単純に太陽を中心とした角度ではなく、地球から見たときの角度で見るわけですから、計算式は余計に難しいものになります。むしろコンピュータの方がホロスコープ占いは得意と言ってもいいくらいでしょう。

このように、同じ120度の関係性でも、三合とトラインとでは周期性に違いがあります。また、ホロスコープにおけるトラインはほぼ良い意味のみを示しますが、四柱推命の場合は必ずしも良い意味になる訳ではなく、元々その人が持っているある特定の種類の運気を増幅させることでかえって運気が悪くなるということも起こり得ます。ホロスコープにおいては、天体同士の関係性が良ければ他に邪魔をする天体がなければおおむね良い運気に繋がりますが、四柱推命の場合は地支だけでなく天干との関係性も重要になってくるので、地支の組み合わせである三合だけでは単純に運勢の良し悪しを見ることができないのです。

しかし、この三合によって、人と人との相性を見ることはできます。元々これまで長々と120度の各度になることの科学的根拠についてお話ししてきたのは、これからお話しする相性占いがきちんとした科学であると観点に基づいたものであるということをご理解いただきたいからです。ちなみに、円周上で120度の関係性になる三点を取ると正三角形になりますが、正三角形というのは、六芒星(ダビデの星)やどこから見ても正三角形に作られたピラミッド、日本で水神を示すものとして用いられた鱗紋など、古代から多くの国や宗教で縁起の良い図形、不思議な力を持つ図形として扱われているのです。

さてそれでは、120度の関係性による相性占いというのはどのように見ていけば良いのでしょうか。次回は本格的に、相性占いの方法についてお話ししていきましょう。