幸運を呼ぶ「120度」の角度を利用しよう!1(ページ3)

■太陽を中心としたホロスコープチャートについて

例をもとに説明しましょう。以下のチャートは、2019年に冥王星(及び隣接した土星)、月、火星がすべて120度の関係性としてグランドトラインが形成される3月20日のチャートになります。
■太陽を中心としたホロスコープチャートについて
見事な三角形が浮かび上がっていることが分かりますね。しかし、この全く同じ時間帯のチャートを太陽を中心としたチャートに変えると、以下のようなものになります。(分かりやすいように、冥王星及び土星が同じくらいの位置になるようにしています)
■太陽を中心としたホロスコープチャートについて-2
いかがでしょうか。三角形が崩れ、どこにも見当たらなくなってしまっていますね。宇宙空間上にはグランドトラインは存在していないということになります。特に火星と冥王星及び土星の関係性がかなり変わってしまっています。しかし、変わっていない関係性もあります。月と冥王星及び土星の間のトラインは、変わらず存在しています。これは、冥王星や土星といった遠い星からすれば、太陽のすぐ近くにある地球は太陽とほとんど同じ位置にあるようなもので、地球を中心にしても太陽を中心としてもあまり変わらないからです。逆に、火星のような近い星になると、中心を太陽とするか地球とするかで、相対的な位置関係は大きく変わります。
これは以下の図を見ると分かりやすいかと思います。冥王星まで含めた太陽系の天体の公転軌道を図式化したものです。
■太陽を中心としたホロスコープチャートについて-3
冥王星の公転軌道を図にすると、太陽と地球の位置の差など微々たるものだということが分かりますね。
このように、宇宙空間上の実際の力学的な関係性は、遠い星になればなるほどホロスコープ上と宇宙空間上の差がなくなります。

次回は、この点を踏まえて、四柱推命との関係性についても見ていきましょう。