結婚相手のタイプや職業を知りたい!~冥王星編~

結婚相手のタイプや職業を知りたい!~冥王星編~

前回の「結婚相手のタイプや職業を知りたい!~海王星編2~」では、海王星が7ハウスに入室している人のコミュニケーション傾向と結婚相手のタイプについて見ていきました。

今回は、7ハウスに冥王星が入室している人の場合について見ていきましょう。

<7ハウスに冥王星が入室している人のコミュニケーション傾向>

冥王星は極端な星です。入室したハウスに関する事象について、強いこだわり、極端さをもたらします。そのハウスのことに関しては徹底して取り組むことになるので、7ハウスに冥王星がある人は、パートナーシップに関して極端さを示すことになります。

この部分は海王星にも通じるところがありますが、他人とのコミュニケーションを過剰に取っていく傾向があります。ただ、海王星がべたべたしてなれなれしい感じ、相手と自分の境界線をうまく引けていない感じであることに対して、冥王星はとにかく「極端」。あまりにも過干渉であったり、過干渉にされたり、相手を支配しようとしたり逆に支配したがったり。

そうかと思えば一切関わろうとしなかったりと本当に極端です。
結んだ関係性に対しては強いこだわりを見せるため、なかなか相手と離れられないことになることが多く、またかかわり方が極端なため、相手も自分も暴走してしまうことが多々あります。

例として、7ハウスに冥王星が入室している人の実際の例を挙げますと、仕事上の上司にこのタイプの人がいました。

基本的に対人関係に関して無頓着で、コミュニケーション能力は皆無と言っても良く、他部署の人には非常に人当たり良く接するのですが、同部署の人間に対しては非常に高圧的で支配的な態度を取る人でした。

頑固で自分の考えを曲げず、お気に入りの部下に対しては非常に甘く、かと思えばある時を境に手のひらを返したようにその部下を執拗に攻撃しだしたりと、対人態度が極端で執拗です。冥王星は破壊的な作用を持つ人ですが、まさにこの上司は、破壊的にしか人間関係を構築できないようなタイプでした。

ただし、冥王星にはカリスマという意味もあるため、こういった暴君と言ってもいい関わり方にマインドコントロールされ、支配されたがるような人もいます。

支配的、従属的な関係でしか、人との関係性を築けない傾向があるため、結婚生活を継続していくことが困難な傾向にあります。結婚したとしても、結婚後に極端な環境の変化が起こりがちです。冥王星は破壊と再生、生と死の星です。幾度も関係性を構築しては破壊するため、何度も結婚しては離婚するか、あるいはまったく結婚しないという人もいます。

総じて、心の底で7ハウスに冥王星を持つ人は、パートナーシップに対して恐怖感を持っています。
パートナーシップに対して恐怖感を持っているから、そこに強いこだわりを見せ、その結果相手に対して干渉しすぎたり支配的になりすぎたりすることで、人間関係自体を壊してしまうことにつながるのです。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言えますね。

さてここまで読んで、自分の7ハウスに冥王星が入っていることに絶望的な気持ちになった人もいるかもしれませんが、自分自身の性格傾向は知っておいて損はありません。

しかし、実を言うと冥王星は悪いことばかりでもありません。

冥王星は、運命的な事象、前世からの因縁を示す星でもありますから、この星をパートナーシップの部屋である7ハウスに持っている人は、運命の絆で結ばれた相手と結ばれるという可能性も持っています。
パートナーシップを結びたいと思う相手が、まさに運命的な相手である可能性が高いという良い面も持っているのです。

そういった相手とも、冥王星の破壊的な極端さ自体は変わりませんから、別れたくなるような局面も生じる可能性は当然あります。

しかし、夫婦の間でその問題を乗り越えていくことによって、強い絆が生まれ、意識レベルの変革が起これば、ソウルメイトともいえる強い結びつきを得ることができるでしょう。

冥王星はこういった、意識レベルの変革、根底からの変化をその人にミッションとして科す星でもあります。冥王星が与える根底的かつ強制的な変化に乗ることができれば、意識レベルでの変化が訪れますので、パートナーと運命的な結びつきを感じることができるようになれるのです。

しかし、冥王星は裁定を行う星でもあります。裁定、ジャッジメント、審判の星。もしも冥王星の与えるミッションにより意識を変革することができなければ、冥王星の破壊的効果により、その関係性は破壊されて砕け散ってしまうでしょう。

<7ハウスに冥王星が入室している人の結婚相手のタイプ>

7ハウスに冥王星を持つ人は、自分自身が極端な対人関係傾向を持っているため、結局極端な人に惹かれやすい傾向にあります。

自分とは真逆のタイプ、まったく違う性質を持つ人に興味を抱いたり、自分自身の価値観がガラリと変わるような、偏屈な人、強烈な人、カリスマ性を持つ権力者などに興味を抱きます。また類は友を呼ぶというか、そういう人と出会いやすいという特性も持っています。