結婚相手の職業やタイプをホロスコープで知る方法~土星・天王星~

結婚相手の職業やタイプをホロスコープで知る方法~土星・天王星~

前回の「結婚相手の職業やタイプをホロスコープで知る方法~木星~」では、7ハウスに木星を持つ方の結婚相手のタイプについて見ていきました。

今回は、土星以遠の星が7ハウスに入っていた場合の結婚相手のタイプについて見ていきましょう。

<7ハウスに土星がある人の結婚相手の性格>

土星は制限や重圧、プレッシャーの星です。
凶星と考えられがちですが、良くはたらけば「良い意味でのプレッシャー」を与えてくれる星です。
ホロスコープ上で土星がうまく作用している場合は、忍耐力があり立場に伴う重圧をものともせずに努力することができ、他者からの評価も高い人になります。

土星が入っているハウスは、その人が「これを克服しないといけない」と義務感を感じる分野のハウスになります。

入っているハウスの示す事象に対して苦手意識をもたらすという言い方をすることもありますが、苦手意識というよりはやはり義務感なのです。
○○できるようにならなければならない、○○できる自分であらねばならない。その義務感はつまりはプレッシャーであり、それが苦手意識として発現することもありますし、うまく克服して自身の強みになることもあります。

ただ、土星に対して他の星の吉作用が働いていない場合は、やはり純粋に重圧として感じることが多いでしょう。相手から責任を負わされることも多く、一対一の付き合いでは苦労することが多いかもしれません。

さて、そんな土星をコミュニケーションのハウスである7ハウスに持つ人は、一対一の人間関係に対して、プレッシャーを感じやすい人です。気を使いすぎてしまうところがあり、そのため人見知りの可能性もあります。
慎重に関係を構築していくため、結婚は遅めの可能性が高いでしょう。

ただ、その分堅実で真面目な、責任感の強い頼りがいのある人と結婚する可能性も高くなります。
多くは年長者か、しっかり者で厳しい面もある相手で、7ハウスに土星を持つ人が女性であればかなり年上の男性と結婚する可能性も大いにあり得ます。

尊敬できる、頼れる相手を選ぶ傾向にありますので、反面結婚すると行動を制約されることも多くなるかもしれません。あまり甘い関係というわけにはいかなさそうで、身元のきちんとした相手との結婚ということでお見合いという可能性もあります。

一対一のコミュニケーションに対して苦手意識を持っている人の場合、結婚自体に興味が無かったり、避けてしまっている可能性もあります。

お相手の職業としては、こつこつと地道な仕事(悪く言えば地味な仕事)が苦にならない人のことが多いため、不動産業や農林水産業、建築土木関係、職人、公務員、管理者、事務職、葬儀屋、SE、整備士、設計士などが考えられます。

とにかく華やかさとは遠い、地道で同じようなことを繰り返し行う仕事に適性がある人に安心感を覚えるでしょう。

<7ハウスに天王星がある人の結婚相手の性格>

天王星は変化と革新、独創性の星です。
天王星が入ったハウスは、どんなハウスにせよ一般的ではなくなります。
自分自身の天王星が入っている分野に対して、本人ですら「自分はこの分野では人と同じにするのが難しい」と感じるはずです。

天王星が入ったハウスには常識から解放する力が働きますので、自分の直感や感性のままに、思った通りに行動することになります。
その結果、特に日本では、そのハウスに属する行動が人に合わせることを嫌う独創的なものとして見られます。
良く言えば個性的、悪く言えば変わり者として判断されます。良くも悪くも天王星は「個性」なのです。

さて、そんな天王星が7ハウスに入る人は、一対一のコミュニケーションもやはり人と違ったものになります。

良くも悪くもマイペースに人と付き合うことを好み、自分のペースで交流を行う傾向にあります。
密に連絡を取っていたかと思えばパタッと連絡を取らなくなったり、突然思いつきで連絡を取ったり、刺激のある浅く広い付き合い方を好みます。

逆に、親密な関係性は疲れてしまって長続きしません。あるとき急に関係性を切りたくなってしまったりしますので、ある程度の距離感を大切にして付き合う方が長続きします。

変わった人、エキセントリックな人に興味を持ち、そういう人とは積極的にかかわろうとします。
そういう人と関わりたがるくらいですから、本人も変わり者です。結婚にしてみても、一般的な結婚へのこだわりというものがありませんので、事実婚や週末婚、別居婚など、自分のペースを守りながらパートナーシップを築いていきたいと考えます。対等で平等な関係性を好む、依存されるのが面倒くさい人ですね。

そんな7ハウス天王星の人の結婚相手もまた、そういった変わった結婚形態に抵抗のない、個性的でマイぺースな人です。
そういったパートナーを選びたがるため、それぞれが独立した生活を送ることになり、当然、ある時突然関係性が終わるようなことも起こりえます。

突然結婚したかと思えば、突然離婚したり、安定していると思ったら自ら刺激を求めて結果的に突然の別れに繋がったり、結婚生活は波乱含みです。
結婚に限らず、友人関係においても、仲のいい相手であっても急に疎遠になることはしょっちゅうです。昔ながらの友人が一人も残っていなかったりしても不思議ではありませんし、本人はそれを苦とも思っていません。

結婚相手の職業としては、いわゆる水商売と言われるような(夜のお仕事という意味の水商売ではなく、安定しないという意味の水商売です)芸術家やフリーランス。転職が多かったりと、落ち着いて家庭を構えるタイプではありません。

地に足がついていない感じの相手についつい惹かれてしまう部分がありますので、注意が必要です。

次回は海王星の場合について見ていきましょう。