結婚相手の職業やタイプをホロスコープで知る方法~火星~

結婚相手の職業やタイプをホロスコープで知る方法~火星~

前回の「結婚相手の職業や出会いやすい場所をホロスコープで知る方法3」までは、7ハウスに水星、金星が入る場合の結婚相手の性格傾向やパートナーとなる相手の職業について見ていきました。

ちなみに、パートナーのタイプと言っていますが、実際的には7ハウスに入る惑星が示すものは、「その人のパートナーシップの傾向」であることに注意しておきましょう。

知的なコミュニケーションを好む人は知的な人に惹かれ、非日常的な交友を好む人はエキセントリックな人に惹かれます。
7ハウスが示すのはそういった、その人が好むコミュニケーションのあり方です。

そのため、その人にとって好ましいコミュニケーションを取れる相手はどういった人かという観点から、7ハウスに入っている星によってパートナーの性格傾向や職業などが分かるという訳です。

さてそれでは、7ハウスに火星以遠の天体が入っていた場合の結婚相手の性格や職業について見ていきましょう。

<7ハウスに火星がある人の結婚相手の性格>

火星が入っているハウスは、ホロスコープ上でも特に情熱が注がれます。その人の闘争心のありどころ、熱意をもって取り組む場所が火星が入っているハウスになります。
ですから火星が7ハウスに入っている人は、人間関係に対し、ある種「熱い」ものを求めているため、一対一の付き合いの中では、どんな関係性であっても一生懸命に相手と向き合います。

ただし火星は闘いの星。人間関係はこの人にとって闘いです。人間関係において「人に負けたくない」意識が強い人になります。常に相手よりも上に立ちたいと思っており、自分の能力を見せつけて自分が優れていると思わせたいところがあります。
情熱的で、行動力の高い熱血漢タイプで、常に「負けたくない」意識があるために、付き合う相手もそういう熱血タイプが多くなります。
戦士が身を置くのは戦場であり、戦士の周りには戦士が多いと言うわけです。

しかし、負けたくない気持ちが強いからと言って、対峙する相手があっさりと倒されてしまうような相手では面白くありません。
オリンピック選手だって最初から敵がいない状態ではそれはそれで面白くないわけです。

火星が7ハウスにある人は、決して自分が一番であればそれでいいというわけではなく、相手と競いあう中で共に高め合えるような、ライバル関係のような人間関係を好みます。

ですから、7ハウスに火星を持つ人は、愛情にしても喧嘩にしても、情熱に情熱をもって返してくれるような、同じく熱血漢タイプをパートナーとして選ぶ傾向にあります。
行動力があって、目的意識と情熱をもって物事に取り組む熱い人が好きで、その分少々強引な相手かもしれません。

ことに喧嘩となると、お互いに引かないためついついヒートアップして大喧嘩に発展してしまうかもしれません。必要以上に相手を責めてしまったり、言わなくてもいいような暴言を言ったりしがちですので、それがきっかけで関係が破たんしてしまう可能性もあります。

相手の意見に耳を傾ける協調姿勢を心がけることで、危機を回避することに繋がります。

このように、7ハウスに火星が入っている方のパートナーは熱血肌の方ですから、スポーツマンやガテン系など、肉体労働に向いた気質の人の場合が多いと言えます。

性格としては情熱的で大胆な人。積極的で勢いがある人なので、大恋愛ができそうです。燃え上がった情熱の炎のままに、電撃結婚なんてこともありえます。
年齢としては勢いのある若い年齢の人や年下の方が考えられますが、アグレッシブでバイタリティのある人なら年齢問わず考えられるでしょう。
とにもかくにも、お相手は肉食系なのは確かです。

情熱的な分、性格の激しい人である可能性が高く、恋愛中は燃え上がる恋の炎で何も見えなくなってしまうくらいのめりこんでしまうかもしれませんが、結婚してからが大変な場合も多く見受けられます。

なにぶんお互いに負けず嫌いの性格ですから、夫婦げんかになろうものなら一歩も引かずにヒートアップしてしまう可能性大。

あまり平穏な結婚生活とは言い難い感じですが、ねちっこさはないので、思いやりの心と言い合いになってしまった後の反省を忘れなければ、決定的な破たんにはなりにくくもあります。


<7ハウスに火星がある人の結婚相手の職業傾向>

お相手の職業としては、やはり火星の情熱的で行動的な部分と相性のいい職業の方でしょう。

自衛官、警察官、消防士、警備員、登山家、などの危険が伴い勇気が求められる職業、漁師、猟師、スポーツ選手や肉体労働などの根性や努力が求められる職業、ベンチャー社員、エンジニア、外科医、弁護士などのバリバリ仕事をすることが当たり前の職業のほか、火や熱、刃物、金属、機械、鉄鋼に関する職業の人も当てはまります。

お互いに行動的で忙しい方が多いので、一緒の時間が取りにくいという難点がありますが、持ち前の情熱の強さで乗り切っていくカップルになるでしょう。

次回は、木星以遠の天体が7ハウスに入室している場合について見ていきましょう。