結婚相手の職業や出会いやすい場所をホロスコープで知る方法3(ページ2)

前回の「結婚相手の職業や出会いやすい場所をホロスコープで知る方法2」では、結婚運を見るうえで、7ハウスに月と太陽が入っている場合の結婚運と結婚しやすい相手の職業について見ていきました。

今回は、水星以降の天体が7ハウスに入っていた場合の作用について見ていきましょう。

7ハウスに入っている天体は、その人にとってのパートナーシップに作用する天体です。
天体が作用する、というのはどういうことかと言うと、各ハウスの分野の中で、その天体に関する事象が強調されると言うことです。
7ハウスで言えば、パートナーシップに関して、各惑星が司る部分が強調されます。

前々回の「結婚相手の職業や出会いやすい場所をホロスコープで知る方法1」で、ハウスを省庁だとすると、天体は各省庁の大臣であることをお話ししました。

各省庁の大臣は、得意分野はそれぞれ違うけれど、大臣ですからリーダーシップがあります。各ハウスに在室する天体は、そのハウスをその天体が司る方向性へと引っ張っていきます。その結果、例えば7ハウスであれば、パートナーシップが発揮される分野や方向性が入室する天体によって変わってきます。

会社でも、これまで営業部の部長だった人が企画部に異動になったりすると、部署自体の方向性が変わってくると思いますが、入室する天体が変わると言うことはこれに近い作用があるのです。

7ハウスに入る天体の違いによって、どういった相手とパートナーシップを築きやすいか、またその人のパートナーシップがどのような形で具現化するかが示されます。

それでは、水星以降の天体が7ハウスに入室した場合の結婚運と結婚しやすい相手の職業について見ていきましょう。

<7ハウスに水星が在室している人の結婚運>

水星は言語やコミュニケーション、知識、情報を司る惑星です。
水星が7ハウスに入るということは、コミュニケーションのハウスにコミュニケーションの星が入るわけですから、当然のごとく7ハウスに水星が入っている人のコミュニケーション力はトップクラスに高いと言えます。

とても頭がよく、また言語能力も高い人ですから、密接に付き合う相手にも同じような頭脳とコミュニケーション力の高さを求めます。自分と同レベルで会話ができる、知性的な人を選ぶでしょう。それは結婚相手にとどまりません。
7ハウスに水星が入っている人の所属するコミュニティそのものが、とても知性的でレベルの高い会話ができる人たちの集まりなのです。

結婚相手だけでなく、ビジネス上のパートナーを選ぶにあたっても、知識が豊富で交渉術、会話能力に長けた相手を求めます。
必然的に言語や知識を扱う職業の相手、出版関係や書籍関係、作家、教育関係、研究職などを職業とする相手に惹かれやすいでしょう。

<7ハウスに金星が在室している人の結婚運>

金星は愛の星。結婚においては最も重要視される惑星です。
愛、と言ってしまうと限定的ですが、金星が司るのは「楽しいこと」「気持がいいこと」です。

美的感覚や娯楽、金銭的豊かさ、恋愛などはすべて「楽しいこと」「気持がいいこと」に繋がるため、これらが金星の支配領域となっています。
貧すれば鈍する、衣食足りて礼節を知る、なんて言葉がありますが、金銭的に困窮すると人は心の余裕をなくしてしまいます。

現代のワーキングプア層に恋愛に興味がない人が多いのも、生活に余裕がないことが原因の一つとして考えられるでしょう。
美しいものや娯楽、愛といったものは、どれも心の余裕から生まれます。
心の余裕が生まれるためには金銭的豊かさが必要です。

ですから金星は愛の星であり、娯楽の星であり、美と快楽、愛の星なのです。
お姫様が民衆や花や芸術に愛を振りまく感じ、と言うとわかりやすいでしょうか。

逆に、貧しい中で他者に愛を注ぐ献身さは、海王星の慈愛の領域になりますし、母親のような愛情は、月の領域になります。
金星が司る愛は、愛情全般を示すものではなく、あくまでも「人生における楽しいこと」の一環としての愛であるということに注意しておきましょう。

さて、そんな金星がパートナーシップとコミュニケーションのハウスである7ハウスに位置している人は、当然、パートナーシップに楽しさと愛を求めます。

争い事は嫌いで、相手が好戦的だったりすると一気に引いてしまいます。
美しい見た目の人が好きで、芸術的センスのある、穏やかで愛情深い相手を求めます。

おとぎ話のお姫様が恋に落ちるような、上品で愛情深い男性をイメージするとしっくりくるでしょう。
やや贅沢で遊びにお金を惜しまず使いがちな面はありますが、金星にハードアスペクトが強く働いていない限りは、金銭感覚もしっかりした相手を結婚相手として選ぶでしょう。

結婚相手の職業としては、やはり美しさに関係する職業の人が向いています。
美容師、モデル、化粧品関係、服飾関係などの美容関係、デザイン関係や音楽関係、芸能などの芸術分野に従事する相手に惹かれるでしょう。

次回は、火星以降の天体について見ていきましょう。