結婚相手の職業や出会いやすい場所をホロスコープで知る方法2

結婚相手の職業や出会いやすい場所をホロスコープで知る方法2

前回の「結婚相手の職業や出会いやすい場所をホロスコープで知る方法1」では、結婚運を見るうえでの7ハウスの意義についてお話ししました。

7ハウスは、パートナーシップに関するハウスであり、結婚運を見るうえでは欠かせないハウスです。この7ハウスにどのような天体が入っているかによって、その人の結婚運(というよりもパートナー運)や、結婚相手になりやすい相手の職業を見ることができます。

今回は、さらに具体的に、7ハウスにどの天体が入っているとどのような相手とパートナーになりやすいのか、また結婚運はどのようなものになるかを見ていきましょう。

<7ハウスに太陽が在室している人の結婚運>

太陽はホロスコープ上の王様であり、各ハウスを省庁、惑星を大臣とするなら太陽は総理大臣です。太陽が在室しているハウスがその人自身が生きる場所であり、人生において最も生きる意義を感じられる分野です。

ですから太陽が7ハウスに入っている人は、パートナーシップによって自分自身の存在意義を感じ、その中で自己実現をしていくことが人生の目的となる人です。

そのため、結婚はこの人にとってはとても重要なものになります。パートナーシップが人生のテーマのため、パートナーの考えに人生を左右されやすくなりますし、自分の考え方や個性までも人間関係によって変化していくタイプの人になります。「自分」というものが自分の中だけにあるわけではなく、パートナーとの関係性をよりよく保つことに自分らしさを感じる人なのです。

反面、パートナー探しやパートナーとのコミュニケーションに困ることはありません。自分の欲求に従って動くだけで、パートナーに巡り会える運気を持っています。

女性にとっての太陽は配偶者を示すので、パートナーシップの部屋に太陽があることで結婚により社会的地位が上がると言われてはいますが、昨今は女性にとっての太陽=配偶者という考えには私としては疑問があります。
太陽は王様でありステータスを示す星でもあるので、単純に昔は女性にとってのステータス=夫の社会的地位だったというだけだと思います。強いて言えば太陽はその人が持つ男性的側面のうち権威的、社会的な部分を示すものであり、そのため7室に太陽を持つ人は、パートナーシップに関することを仕事にすることがあるかもしれません。

7室に太陽を持つ人が幸せな結婚ができるかどうかは、太陽のアスペクトかソフトかハードかによって決まります。
また、太陽は男性権威を示すため、父親を示すこともあります。太陽にハードアスペクトがある場合は父親との関係に緊張感がある場合があります。このためハードアスペクトがある人は配偶者も父親に似た人は選ばない傾向にあります。

逆に太陽にソフトアスペクトがある人は、父親からの人間関係形成上の良い影響を強く受けており、パートナーも父親に似た人を選ぶ傾向にあるでしょう。

父親に似ていない場合は、結婚相手自体、権威的な人である可能性が高く、社会的地位の高い人に惹かれることが多いでしょう。

7ハウスに太陽がある方は、太陽が象徴するような人物とのパートナーシップを好む傾向にありますので、結婚相手の職業としては、キャリアのしっかりした人になります。
起業家、実業家、政治家、財界人、芸能人、人気のアーティスト、会社役員等、社会的ステータスの高い職業の人との密接な関係性を求めるでしょう。

<7ハウスに月が在室している人の結婚運>

月は精神性、女性性を意味する天体です。7ハウスに月が入っている人は、パートナーシップを築く上で心の部分がとても重要な人。相手が何を考え、何を望んでいるのかを知りたいと強く思っており、またそれに対するフォローも上手です。

自分自身も人間関係を作る上で気持ちの部分を非常に重視する人なので、人の気持ちを考えないマイペースなタイプだと疲れてしまうかもしれません。そういう人のことすら、フォローしようと頑張る人なので余計に負担が強くなってしまいます。また実際フォローできてしまうんですね。世話焼きのお母さんのような行き届いたコミュニケーションをする人ですから、他者のわがままや無理な欲求を受け入れてしまいやすく、それにより精神的に不安定になりがちです。

結婚相手としては、繊細で人の気持ちをよく考える女性的な感性を持った人を選ぶ傾向にあります。7ハウスに月がある人は、相手がそういうタイプでないと疲れてしまうんですね。月は母親を示す星でもあるので、結婚相手を選ぶにあたっては母親の影響を強く受けます。

母親が気に入るようなタイプ、どこかお母さん的な雰囲気のある世話焼きの男性が向いています。子供や育児に関する職業、介護職、秘書、総務、サービス業など、他人のお世話をすることが仕事の男性が結婚相手としては向いています。
ただ、月は不安定な天体なので、結婚生活自体は不安定なものになるかもしれません。

次回は、水星以降の天体について見ていきましょう。