結婚時期が分かる!ホロスコープの見方5(ページ2)

前回の「結婚時期が分かる!ホロスコープの見方4」においては、天王星が結婚運に及ぼす影響について見ていきました。

今回は、海王星以降の星がかかわっている場合の結婚運についてみていきましょう。
天王星と海王星は、特にその特性が極端な星ですので、見比べてみると面白いかもしれませんね。

■海王星がもたらす結婚運

海王星は、イマジネーションとロマンの星であり、未来への展望をもたらす星、夢を与える星です。奉仕の星という側面もありますが、これはこの星が人に夢を見せる星だからなのですね。

人が夢を見るとき、その人は救済者になりがちです。宗教家がいい例でしょう。自分のとった行動によって、誰かが、何かが救われること、その積み重ねにより素晴らしい世界、素晴らしい未来が来ることを夢想するから人は慈善活動ができるのです。現実主義者は同じ未来を変えるにしてもシステム面、ハード面にアプローチしますから、草の根的な慈善活動には関わりません。

誰かを助けたいと思う人はロマンチストなのです。想像力があるから、人の痛みに共感し、親切を受けた人の喜びを自分のことのように考え、奉仕することができるのです。

このように、海王星は想像力の星であり、共感の星であり、夢想の星です。

こういった性質をもつ星ですから、当然、結婚においては絶大な威力を発揮します。海王星が恋愛に絡むときは、現実的な部分はとりあえず置いておいて、目の前の相手に夢を見て、幸せな結婚を夢想し、想像力を膨らませることができる星回りです。

また、想像力は他者との共感能力を高めるものであり、海王星の影響が強い時期には、他人との境界線があいまいになりがちです。これはまさしく恋に酔っぱらっている状態といえるでしょう。

実際、海王星の効果はお酒やドラッグに例えられることもあるくらいです。
最高に海王星がタイトにかかっていた時期などは、後から友人などに「あの頃のあなたちょっとおかしかったよ」などと言われてしまったりすることもあるでしょう。

先ほども言いましたが、結婚するには、「脳がうっかりする」状態でないといけません。
海王星が強く影響している時期は、最高に脳がうっかりしている状態です。酔っぱらっている状態ですから正常な判断能力などありません。

冷静な判断能力があれば「この人と結婚したら絶対に不幸になる」とわかるような状況であっても恋にのめりこんでしまうのがこの星が働いている時の状態です。

それでは、実質的に海王星の影響は、どのような星の配置の時に強く働くかについて見ていきましょう。

■海王星と太陽・金星との関係から見る結婚運

海王星が結婚にかかわってくる場合、一番影響があるのは太陽と金星です。女性の場合、太陽は結婚相手を表しますので、結婚相手を表す太陽が、夢を意味する海王星と関わることになれば、当然結婚生活を夢見ることになります。

ただ、海王星は先ほどもお話しした通り現実を見ない星でもありますから、実際の相手とは違う、自分で都合のいいように夢見た相手を愛している可能性もあります。特にハードアスペクトの場合は、夢見る結婚生活自体が現実離れしたビジョンである可能性が高いでしょう。

ソフトアスペクトであっても、海王星自体に「偽り」という意味もあるので、海王星とのアスペクトが強く出ている時期には正直結婚に踏み切るのはお勧めしていません。
感情的には、最高に酔っぱらっていて結婚に踏み切るにはもってこいの時期ではあるんですけどね。

また、同じくらい海王星と絡むと強い影響を及ぼすのが金星になります。金星も海王星もどちらも女性的な感性の星なので、その二つがタッグを組むと、非常に女性的魅力が強くなり、女性的な感情面もブーストがかかります。

特にソフトアスペクトを形成している場合は、恋愛力がアップし、男性からのアプローチも増える時期になります。
人を引き付ける力が増し、男性が魅力を感じやすい時期になるため、告白されたり、交際相手がいる場合にはプロポーズされる可能性もあるでしょう。

ハードアスペクトの場合であっても、精神的に不安定にはなりますがフェロモンはかなり出ている時期になります。

ただ、この時期は恋愛や異性に対する関心が強くなりすぎ、また自制心も弱くなるのでいわゆる「節操がない」状態になりがちです。

恋人がいるのに複数の異性と関係を持ってしまったりしやすい時期になりますので、恋に溺れながらも結婚が遠ざかってしまう可能性がある運気です。

海王星が強くかかわっている時期は危なっかしい男性を好きになりやすい時期でもあるのでそもそもなかなか幸せになれなさそうな人と付き合ってしまっている状態である可能性もあります。「遊ぶだけの相手」「都合のいい女」になってしまいがちなのです。海王星は尽くしてしまう星なのでなおさらですね。

本人自体も男性から見て大事にしたいと思えるような落ち着いた女性ではなくなっている状態ですので、こういう時期には自分自身を律し、恋愛関係から意識をそらすくらいのほうが幸福な結婚につながりやすい時期であるといえます。

次回は冥王星とドラゴンヘッドの影響について見ていきましょう。