■「遠距離恋愛は無理?じゃあ、別れよう」
結婚を考えている男の場合は、彼女に着いてきてもらいたい意思を示したり、無理と分かっているなら「いつまでには、君のところに戻る」「だから、待っていてくれ」「戻ったら結婚する」という約束をしてくれる。
しかし、結婚を考えていない男の場合は、彼女があまりにも遠距離恋愛に対して不安を述べると「じゃあ、君に申し訳ないから、別れよう」と、彼女の気持ちのせいにて、別れを告げるだろう。
「遠距離恋愛でも、私は大丈夫」と彼女が落ち着いて、そして好意的に彼を送り出してくれるなら、結婚するつもりはなくても、男側としては「これなら、別にすぐ別れなくてもいいな。たまに会って、SEXできるし」と、ムシのいいことを考える。
ただ、その場合は、彼が引っ越した先でほかに女性を作る可能性は高いし、健気に1年や2年待ったとしても、戻ってきた彼が結婚を決意してくれる可能性は残念ながら低い。
そして、遠距離になるタイミングで彼女のほうから「じゃあ、着いていくよ!」と言い出したら?
彼はとても困ったな……と思う。そして、正直なところ「重い」と感じて、なんとしても別れたい、早めに別れないとダメだと焦りまで感じてしまう。
彼の新天地についてくる彼女が、例えば正社員などで今の居場所にきちんとした職を持っている場合は、ほとんどの確率で彼女はその職を辞めることになる。それはすなわち「貴方のために、仕事を辞める」と宣言しているようなものだ。その決断とセットになっているのは「だから、貴方と結婚して、養ってもらう」という選択になるだろう。
彼の新天地に、たまたま彼女の会社の支社があったり、彼女がどこでも働ける職業だとしても、結婚するつもりのない男にとって、彼女が着いてきてしまうのはとてつもないプレッシャーになる。当然、彼女の親も「その彼に着いていく?結婚するの?」という疑問を持つだろう。
「今すぐ結婚しなくていい。ただ、貴方のそばにいたいから行くだけ」と、主張する女性もいる。だけど、男側はそういうときだけは勘が鋭くて、彼女が口ではそうは言っていても、3ヶ月も経てば「そろそろ結婚を考えない?」などと言ってくることを予期できる。
あるいは、追っかけ女房をしてしまえばみ家事全般を甲斐甲斐しく引き受けたら、彼の気持ちも変わるだろう」「子供ができたら結婚を決意しないはずがない」