ここ数年のスピリチュアルブームのおかげで、ちょっとした霊的な問題と思しき怪しげな現象には、ウン十万やウン百万の高額のお布施や祈祷料を要求するがめつい坊主や霊媒師に頼ってしまう人々も減っているようで良いことじゃ。
何世代にも渡って血筋の人間が早死や悲惨な末路を辿るような悪因縁のある家系に生まれたか、何十人もの関係者の血が流れたような曰く付きの土地建物の浄化や祓いを必要とする立場になってしまったかなどであれば、さすがにその対処を請け負う僧侶なり霊媒師なりは命懸けとなるゆえ、高額の対価を必要とするであろうが。
しかし、父も母も揃うていて多少仲が悪くとも義務教育くらいは普通に受けられる一般家庭に生まれついたならば、すべてが望み通りではなくとも、そこそこ普通の人生を送ってこられたであろう。そのような人々はたいがいは一生、本格的な祈祷や浄霊などとは無縁で過ごせるものじゃ。
とはいえ、やはりちょっとした悪さをする悪鬼やエネルギーを吸い取り運気を下降させる魑魅魍魎、無差別にとり憑く相手を探し彷徨う浮遊霊などとは遭遇しないとも限らない。
本人になんの落ち度がなくとも電車で痴漢に遭遇したり繁華街で変な輩に絡まれたりするがごとく、本人の生き方や心のありように関わらず「視えない変な輩」に絡まれることもある。
特に、不運と思うたら大間違い!守護霊がおぬしを守っているサイン3選でも話したが、今年は大変化の年。霊的な世界との境界も薄れている昨今、向こう側からの招かれざる客がどこにいてもおかしくない。正直なところ、去年末あたりからどうもこれらの悪しき者の干渉によりて本来の人間らしさを失い起こしたであろう事件事故が増えているようでもあるゆえな。
■盛り塩、お札、お守り、封印……。使い方次第で「逆効果」にも!
外を出歩く上で、おぬしらはさすがにわざわざ肝試しに行ったり事件事故で人が命を落とした場所に物見遊山しにいったりはせぬであろう。あとは人それぞれの仕事や都合もあるゆえ、それぞれの場所での防御法は追って話すぞよ。
まずは、誰にでも共通する「家の中」の霊的な防御法であるが、ときどき「ツイてないことが続くので盛り塩やお札をしてみたら、むしろする前よりも運が悪くなった」「ポルターガイスト(誰もいないのに、ものが飛んだり家鳴りがしたりする現象)が起きてたので盛り塩をしたら、かえってうるさくなった」などを聞く。
もし、そのようなことがある場合、もしかすると、
魑魅魍魎が部屋の中から出られない結界を張った
可能性がある。
例えば「自室に何かいる」とする。「いる」状態で、部屋の四隅に盛り塩やお札をしてしまうと、それ以降は「部屋の外にいる魑魅魍魎は部屋の中に入れない」のは良いのであるが、逆に「すでに部屋にいる魑魅魍魎が外に出られない」状態になるのじゃ。
特に、盛り塩やお札を設置する前に、部屋の浄化をしておらず「ただ単純に、何か霊的な防御法をプラスした」ならば、間違いなかろう。
霊的な話よりおぞましい喩えであるが、部屋の中に頭文字Gの黒いあやつがいるとする。それを追い出さぬまま部屋から出られぬようにしたのと一緒なのじゃ。Gは一匹いれば30匹はいるといわれるが、魑魅魍魎もまた一匹いれば……なのじゃ。霊的対策をしたのちにますます霊的現象が酷くなった場合は、結界により動きを封じられ、やつらが部屋の中で暴れるしかなくなったと考えられる。
■部屋に何かいる場合の霊的防御には順番があるぞよ
つまり、なんらかの霊的結界を貼る前に、そのものを追い出す必要があるのじゃ。それはこれまでにも何度か触れているが、まとめるならば、順番としては、
1. 窓を大きく開けて換気をする
午前中、太陽の力が強い7時から11時までがおすすめじゃ。しかし集合住宅などで騒音になるのが気になるならば9時以降がおすすめじゃ。
★窓が開かない部屋に住んでいる場合
マンションの高層階など、窓が開かない部屋の場合は換気扇を動かすことじゃ。空気清浄機があれば合わせて動かす。要は空気を入れ替えられればいいのじゃ。
2. 問題の部屋を徹底的に掃除をする
特に、見たり触れたりして「嫌な感じがするもの」があれば、そのままにせず処分することじゃ。昨今は燃えるゴミにできるものならば、焼却場でしっかり焼いてくれるゆえ、わざわざご家庭で火事を出すリスクを負って焼いたり、川に流して環境汚染するする必要はない。粗塩をパラパラと振りかけて、あとは紙に包み燃えるゴミで出しても大丈夫であるぞ。
もしそれが燃えないゴミになるものであれば、粗塩と清酒をやはり少し振りかけて指定の日に出してしまって大丈夫じゃ。人形などどうしても気になるものは神社や寺に問い合わせれば、供養をしてくれるところも今はあるぞよ。
特に気になるものや部屋の中の特定の場所はないものの、全般的に嫌な感じがする場合は、さらに、
3. 柏手を打つ
・窓を開け放った状態(換気扇を稼働した状態)で、部屋の四隅、中央でそれぞれパンパンと二回ずつ、柏手(かしわで)を打つ。
弱い浮遊霊や魑魅魍魎であれば、柏手の波動でシャボン玉が弾けるように弾けてしまうこともあるぞよ。
★余談。ファブリーズもおすすめじゃ
かなり有名になった噂であるが、ファブリーズのなんの成分が効いているのか分からぬが、どうやらあれが除霊になるようじゃ。霊的な存在も実は何やらの分子の集合体であり波動を持っているがゆえ、ファブリーズの成分で分解され波動も狂ってしまうのであろう。まあまあな値段がするが、部屋の脱臭も兼ねて、使こうてみるのもおすすめじゃ。
これらを行い、部屋の空気が澄んだと感じたら、四隅に盛り塩をするなり、お札を貼るなりする。それからドアと窓を閉める。
この順番で行えば、部屋の中の魑魅魍魎を追い出したうえで、結界を張って再侵入を防げるはずじゃ。ちなみに掃除や柏手で追い払えるのは一時的で、また掃除や盛り塩の取り替え、換気などをさぼれば忌まわしきGの如く彼らはまたやってくる。継続は力なりであるぞ。
では、次回は家の外で遭遇しがちな魑魅魍魎対策についてじゃ。
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