最高の転職ができる時期を教えてくれる星とは?2

最高の転職ができる時期を教えてくれる星とは?2

前回の「最高の転職ができる時期を教えてくれる星とは?1」では、転職時期に天王星が関わっていることについてご説明しました。天王星は変化、革新の星です。その天王星が深くかかわるとき、人は自分の置かれた状況を変えたくなるか、変えざるをえない状況に置かれます。

それでは、具体的に具体的に転職に向く時期とはどのような時期なのでしょうか?

今回はそのあたりについて、詳しくご説明しましょう。

■転職に向く時期、向かない時期を占う

前提として、西洋占星術のホロスコープにおいて仕事に関係するハウスは、収入や物質的な財を示す2ハウス、労働状況や職場環境を示す6ハウス、ライフワークやキャリアを示す10ハウスになります。

ですから、まずその人の職業運に関わる天体が何かを判断するために、第2ハウス、第6ハウス、第10ハウスにどの天体が入っているか、また第6ハウスのカスプ(ハウスとハウスを分ける境界線)がある星座の支配星が何であるかが重要です。特に第6ハウスは単純な労働環境を示すので転職について見る時には重要です。

ちなみに、カスプについてはホロスコープ作成サイトなどで自分のホロスコープを作成した方が手っ取り早く分かります。ハウスは1ハウスから始まり12ハウスまでありますが、例えば1ハウスと2ハウスの境界線、つまりは2ハウスの始まりの境界線が双子座に入っていれば双子座が2ハウスを司る星座ということになります。
各星座の支配星は以下の通りです。

■各星座の支配星(ルーラー)

牡羊座:火星
牡牛座:金星
双子座:水星
蟹座:月
獅子座:太陽
乙女座:水星
天秤座:金星
蠍座:冥王星(副支配星:火星)
射手座:木星
山羊座:土星
水瓶座:天王星(副支配星:土星)
魚座:海王星(副支配星:木星)

※蠍座、水瓶座、魚座は太陽系の天体が土星までしか発見されていなかった古典占星術で、それぞれ火星、土星、木星が支配星として割り当てられていたため、現在でも副支配星として火星、土星、木星の影響を受けると考える場合があります。

天王星、海王星、冥王星は、動きが非常に遅いためその特性も普段意識しない深層心理面で働く面が強く、現実面には福支配星の性質の方が出てきやすいとする考え方です。

蠍座の冥王星の極端な面と火星のエネルギッシュな面は似ていますし、魚座の海王星と木星はどちらも拡大・膨張の性質を持つ星です。水瓶座の天王星は土星とは対極的な星ですが、変わり者と言われる水瓶座は実は実務能力においては非常に真面目な面も強く、本質的な性格とは裏腹に現実面では土星的な実直さを発揮します。

このようにこの3星座については、副支配星の性質を同時に持っていると考えると良いでしょう。

■星が教える就職活動に有利な転職活動時期

さて、みなさんやはり転職の話題で気になるのは、就職活動に有利な転職活動時期ではないでしょうか。

基本的には転職活動に向いている時期は、天体配置が以下のような条件になるときです。

良い労働環境のための転職にいい時期:第6ハウスに入った天体、または第6ハウスのカスプがある星座の支配星とベネフィック天体(太陽・月・水星・金星・木星)が0度、60度、120度を形成する時期は、最も転職に向いている時期です。第6ハウスは労働環境のハウス。仕事内容や仕事環境に満足したいならば重視すべきハウスです。ただ、志を持って自分のペースで仕事をしたい人はキャリアや目指すべき社会的なスタンスを示す第10ハウスの影響もみた方が良いでしょう。

ちなみに、前回の生地で触れたAさんの第6ハウスには3つも天体が入っていました。第10ハウスにも太陽と金星、5度前ルールを採用すると月まで入っていてやはり3天体。(ホロスコープの見方で、次のハウスの5度前までの領域は次のハウスの性質を帯びるというものがあります。)仕事イズ人生みたいなチャートの持ち主です。
ただ、独立するのでなければ10ハウスよりも6ハウスに重きを置いた方が労働環境自体の良い兆候になるのでおすすめです。Aさんも、6ハウスの木星がトランジットの木星と重なる木星回帰の時に転職したために大成功を遂げたと言えるでしょう。

また、第6ハウスは基本的に水星の影響が強いハウスのため、水星にベネフィック天体(太陽・月・水星・金星・木星)がコンジャンクションやソフトアスペクトを形成する時期も同様にいい時期です。

 

給与に恵まれるための転職にいい時期:第2ハウスに入った天体、または第2ハウスのカスプがある星座の支配星とベネフィック天体(太陽・月・水星・金星・木星)が0度、60度、120度を形成する時期は、金銭面を重視しての転職に向いている時期です。

また、第2ハウスは基本的に金星の影響が強いハウスのため、金星にベネフィック天体(太陽・月・水星・金星・木星)がコンジャンクションやソフトアスペクトを形成する時期も同様に金銭面を重視した転職にいい時期です。ただ、金星は足が速いので、特にトランジットの金星の場合はあっという間にいい時期が過ぎてしまいます。面接日などを設定するには良いですね。

次回は、更に転職に向く時期についてお話していきましょう。