自分の適職・向いていることが分かるカルミネート天体2(ページ2)

<カルミネート天体が土星の場合の目指すべき方向性>

その人にとっての成熟した社会的側面としてのMCと、試練や抑制、堅実さを示す土星が近くにある人です。
土星は凶星として考えられがちですが、「責任」を示す星として考えるのが一番良い星です。責任には良い面もあれば悪い面もありますよね。統制、安定、堅実、権威、伝統、これらの良い面と、制限、抑制、保守、重圧などのマイナス面、両方がある概念です。

土星がカルミネート天体である人は、社会的側面に責任が切っても切り離せないタイプの人です。人一倍社会的なことに対する責任感が強く、規則や伝統などを重視する人です。
そういった行動原理のもとに行動していますから、周囲からの期待に応えようと努力しますし、堅実で実直な行動が信頼感にもつながります。そして、その得た信頼を壊さないように努めます。結果的に、周囲からの期待や信頼が重荷になってしまうこともあるでしょう。真面目すぎるんですね。

また、自然と責任を負うことが多くなり、またそれを放り出すこともできない人ですから、ハードワークになりやすく、ストレスが溜まりやすくなります。責任を感じつつそれがストレスにならない人はいませんが、カルミネートが土星の人はストレスを感じながらもそれに耐えることができる人です。スピード感はありませんが、プロ意識が高く、堅実にルールにのっとって健全な仕事をしようと努力します。管理能力が求められる仕事には最適の人物です。大抵の職場では、こういった厳格な父親のような人が管理職を努めている部門があるはずです。それくらい、このタイプの方は管理職に向いています。