人生のテーマが分かる!ホロスコープの太陽の位置での生き方の違い3(ページ2)

<第8ハウスの意味>

第8ハウスは、自分だけの力ではどうにもならないもの、血縁関係や性的関係など、他者との深いかかわりによってもたらされるものを表すハウスです。
血縁関係によってもたらされるものとは、すなわち家柄や先祖、遺伝的要素、才能、相続や遺産、借金、結婚生活などです。

第8ハウスの性質はちょっとピンとこない人もいるかもしれませんが、そのハウスの性質を読み解くためには、そのハウスと緊張関係にあるハウスの性質について見ていくことも一つの方法です。

たとえば、前回触れた他者との人間関係を示す第7ハウスは、3つ離れたハウスである、第4ハウス・第10ハウスと90度の関係性、かつ第1ハウスとは180度の関係性になります。90度も180度も緊張関係にある、特に180度は対立関係にあるハウスです。
第10ハウスは指示待ち人間が嫌いなキャリアのハウス。
第4ハウスは他人の言うことに左右されていたら守れなくなってしまう家族のハウス。
第1ハウスはそれこそ他人とは対称となる自分自身のハウスです。
第7ハウスに太陽がある人は、誰かの意見を自分の意見としてしてしまう人で、これらのハウスと調和しません。

同じように、第8ハウスは3つ離れた第5ハウス、第11ハウス、正反対にある第2ハウスと対立関係に当たります。第5ハウスは個人の娯楽や楽しみのハウス、第11ハウスは他者と共有する楽しみのハウス、第2ハウスは個人の資産のハウスです。第8ハウスは実家の状況や遺産・借金、遺伝、結婚後の生活を示すハウスであり、これらが個人の娯楽や他者との楽しみごと、自分の資産に害をなす要素になりうるものであることはなんとなく理解できるのではないでしょうか。

特に第8ハウスに天体がある人で、対抗ハウスである第2ハウスにも天体が入る場合は、所有物や経済状況に関する緊張関係が生じます。

そのため、必要以上に人と自分を比較し、他者を批判して自分の優位性を保とうとしたり、逆に劣等感に苛まれたり自己卑下に走ったりします。
隣の芝が青く見える、経済的なことに対する嫉妬心や自意識の強いタイプですね。