人生のテーマが分かる!ホロスコープの太陽の位置による生き方の違い(ページ2)

前回までの
■「四柱推命や星占いに使う出生時刻がズバリ分かる裏ワザ!」
■「【ホロスコープ講座】2ハウスと3ハウスに太陽がある影響」
■「【ホロスコープ講座】4ハウスと5ハウスに太陽がある影響」
では、ホロスコープや四柱推命で誰かの運勢や性格を占うにあたって、出生時刻が分からない人の出生時刻を推測するために、ホロスコープの各ハウスに太陽が入っていたときの影響について見ていきました。

太陽が入っているハウスは、その人の社会的な生きる意味、人生のテーマを示します。そして、ハウスは生まれた時間が2時間ずれるにつれ、大体1ハウス移動します。ですから、その人の生き方が何に最も重点が置かれているのかを見ることで、その人の出生時刻を推測することができるのです。

前回までは第5ハウスまでを見ていきましたので、今回は、第6ハウス以降について見ていきましょう。

<第6ハウスの意味>

第6ハウスは労働、作業、日々の仕事による奉仕、訓練、義務、健康状態、短期間の病気などを示すハウスです。

内発的な労働ではなく外部要因的な労働なので、自分主体で働くと言うよりは、誰かの補佐的な役割をする側の働き方です。仕事人間になりやすいハウスとして6ハウスのほかに10ハウスが挙げられますが、10ハウスに太陽がある人の場合は自分で仕事を作り出していきます。
頼まれてなくてもどんどん自分でできることを探して仕事をしていくタイプが10ハウス、与えられた仕事を精力的にこなすのが6ハウスです。
6ハウスが公務員的なイメージ、10ハウスが企業家的なイメージと言えば分りやすいでしょうか。同じ実務能力が高い人でも、10ハウス太陽の人の方が自分のやり方で仕事をしたがりますね。

もしあなたの周りに、バリバリ仕事をしている人がいるとして、自分のやり方でどんどん仕事を進めていきキャリアを形成している人がいたらその人は10ハウス型、あくまでも与えられた決められたやり方で他者のために効率的に仕事を進めていく人がいたらその人は6ハウス型です。
「こういうシステム作ってみたので使ってください!」が10ハウス、「○○さんの仕事、少し手伝っておきました」というタイプが6ハウスの人です。同じワーカーホリック気味なタイプでも、少し違いますね。

<第6ハウスに太陽がある影響>

第6ハウスに太陽がある人は、とてもまじめです。言われたこと、求められることを、それがどんなに高い要求でもきちんとこなそうと努力します。
献身的で、そういう面が奉仕精神に結びつくとボランティア的な活動を行う方向性に開花します。

誰かのためにサービス残業なんかしちゃったりして。それを自身の評価を上げるためといった野心のためではなく、誰かの役に立つことそのものを目的にしてしまうあたりが6ハウスに太陽が在室している人のすごいところです。
他者のために仕事をするので、自然と人から求められることも多くなり、結果的に多忙になりがちです。仕事が終わった、定時だ、○○さんが残ってるけど私は終わったから帰ろう! という感じではないんですね。
たとえその日は帰ったとしても、その大変そうな人の仕事が楽になるように尽力する。誰かが大変そうにしていたらそこに自分のリソースを割いてしまう、自分の体調をないがしろにしても困っている誰かのために働いてしまう、とにかく人の役に立つことをするのが好きで、組織の要求にこたえることそのものが生きがいなので、管理者にも向いています。
ただ、仕事のしすぎには注意が必要です。

自分がその組織においてどれだけ有用か、貢献できているかが第6ハウスに太陽が入っている人にとっての人生のテーマです。
そしてその貢献度というのが奉仕や労働という形で現れるため、働くことが生きがいになっています。
働いていない、働けていない状態はこの人にとって非常にストレスです。ですから常に職を求めていくスタイルでいます。結果的に仕事運は強くなります。

なお、第6ハウスの真逆の位置に、12ハウスがあります。
12ハウスにも「奉仕活動」「病気」の意味がありますが、第6ハウスが労働による奉仕や短い期間の病気であるのに対し、第12ハウスの奉仕は「無償の奉仕」、「人から見えない奉仕」、「隠れた善行」、「長期にわたる病気」などを示します。

第12ハウスは隠れた敵を示すハウスでもあり、第6ハウスにストレスを与えるハウスになりますので、家での介護や誰かに搾取されること、持病などが日々の労働に悪い影響を与えることを示します。
第6ハウスに太陽がある人は第12ハウスにマレフィック天体(いわゆる凶星。ホロスコープにおいてよくない影響、他の惑星へのプレッシャーを及ぼしやすい惑星。具体的には火星・土星・天王星・海王星・冥王星がマレフィック天体とされる)が入った時にその影響を受けやすいので、そういった時期は注意して過ごすことが大切です。

次回は、7ハウス以降に太陽が入っている場合について見ていきましょう。