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コーンフレークに代わり様々な栄養素が取れると注目され、特に毎日の朝食として食べられる機会が多くなったグラノーラですが、そもそも、グラノーラとはどのようなものでしょうか。そして、栄養満点で様々なメーカーがこぞってオリジナルのグラノーラを販売していますが、カロリーや糖質はどれくらいのものなのでしょうか?CMや宣伝文句によって、栄養満点でヘルシーなイメージがあるグラノーラですが、その詳細を見てみましょう。
そもそも、グラノーラって何?
今では普通に日本でも販売されていますが、そもそもグラノーラとはどういった食品のことを言うのでしょうか。
グラノーラとは
グラノーラとは、シリアル食品の一種です。
様々な穀物加工品(ロールドオーツや玄米など)やナッツ類などにシロップや植物油を混ぜて、オーブンで焼いてできたものを言います。
更に栄養補給や味わいを豊かにするために、ドライフルーツを加えることもあります。
このように焼いて作られる食品なので、ある程度の栄養素が破壊されてしまっていることもあり、各メーカーはそこにビタミン等を添加して、高栄養食品として販売をしています。
グラノーラのカロリーを大手3社で比較!
現在、グラノーラを販売している主要メーカーは、「カルビー」「ケロッグ」「日清シスコ」の3社が中心となっています。そこで、この3社が販売しているグラノーラのカロリーを中心に、糖質・栄養を比較してみました。
カルビー「フルグラ」
まずは、カルビーの看板商品である「フルグラ」のカロリーと栄養素を見てみましょう。
*カルビー「フルグラ」の栄養素(50g分)
栄養素 | 含有量 |
---|---|
エネルギー(kcal) | 220 |
たんぱく質(g) | 3.9 |
脂質(g) | 7.7 |
炭水化物(g) | 36.1 |
糖質(g) | 31.6 |
食物繊維(g) | 4.5 |
食塩相当量(g) | 0.3 |
カリウム(mg) | 135 |
鉄(mg) | 5.0 |
葉酸(µg) | 80 |
*主要栄養素のみ抜粋
ケロッグ「フルーツグラノラ ハーフ」
続いて、ケロッグの看板商品である「フルーツグラノラ ハーフ」のカロリーと栄養素を見てみましょう。
*ケロッグ「フルーツグラノラ ハーフ」の栄養素(40g分)
栄養素 | 含有量 |
---|---|
エネルギー(kcal) | 154 |
たんぱく質(g) | 2.5 |
脂質(g) | 1.2 |
炭水化物(g) | 34.1 |
糖質(g) | 32.8 |
食物繊維(g) | 1.3 |
食塩相当量(g) | 0.3 |
鉄(mg) | 1.9 |
葉酸(μg) | 60 |
*主要栄養素のみ抜粋
日清シスコ「ごろっとグラノーラ メープル仕立ての贅沢果実」
続いて、日清シスコの看板商品である「ごろっとグラノーラ メープル仕立ての贅沢果実」のカロリーと栄養素を見てみましょう。
*日清シスコ「ごろっとグラノーラ メープル仕立ての贅沢果実」の栄養素(40g)
栄養素 | 含有量 |
---|---|
エネルギー(kcal) | 168 |
たんぱく質(g) | 2.8 |
脂質(g) | 4.92 |
炭水化物(g) | 30.1 |
糖質(g) | 26.1 |
食物繊維(g) | 4.0 |
食塩相当量(g) | 0.25 |
鉄(mg) | 4.4 |
葉酸(μg) | 64 |
カリウム(mg) | 80 |
*主要栄養素のみ抜粋
3社のグラノーラでカロリー・糖質が一番低いものは?
一番気になるカロリーと糖質について、3社のグラノーラを比較してみましょう。まずカロリーはケロッグが一番低く、日清シスコのグラノーラもそこまで変わらない値でした。一方、糖質は日清シスコの値が一番低く、残り2社が似たり寄ったりという結果となりました。
カルビー | ケロッグ | 日清シスコ | |
---|---|---|---|
カロリー | 220 kcal | 154 kcal | 168 kcal |
糖質 | 31.6 g | 32.8 g | 26.1 g |
これだけで見ると、一番ヘルシーなものは日清シスコの「ごろっとグラノーラ メープル仕立ての贅沢果実」ということになります。
配合されている栄養素の数は、どれが一番多い?
続いて同じくらい重要になってくるのが、栄養素の数です。表示されている栄養素の数を見てみると、カルビーが20、ケロッグが15、日清シスコが21となり、含有されている栄養素は日清シスコが一番多いという結果となりました。
ダイエットにオススメのグラノーラはどれ?
ここまでの結果を見てみると、カロリーと糖質が低く、かつ栄養素も豊富なグラノーラは、日清シスコの「ごろっとグラノーラ メープル仕立ての贅沢果実」という結果となりました。よってデータ上の比較結果で言えば、もしこの3つの中からダイエット中に食べるとしたら、日清シスコの「ごろっとグラノーラ メープル仕立ての贅沢果実」が良いのではないでしょうか。
グラノーラは常に進化している
今回はあくまでも各社の看板商品をピックアップました。この他にもカロリーや糖質を抑えた商品や、味にアレンジを加えたものなど、商品によってカロリー、糖質、栄養素は様々となっており、グラノーラは日々進化をしています。
まとめ
グラノーラはとても栄養が豊富ですが、決してカロリーや糖質が低いわけではないので、食べるときは節度を守った量を摂取するようにしましょう。たとえば、一食をグラノーラに置き換えることで、摂取カロリーを抑えつつ、豊富な栄養素を摂取することができます。ただ栄養素を気にしすぎて、無理に自分の口に合わないグラノーラを選ぶのではなく、味もバランスも自分にあったグラノーラを探してみるようにしましょう。