四柱推命の十干で見る基本的な性格傾向!あなたの本質を占う4(ページ2)

■日干が庚の人の基本的性格

庚(かのえ/こう/陽の金)は金属や鉱物、刃物で言えば頑丈な斧としてあらわされる干になります。方位は西、色は白、刃物のような薄いブルーと言う場合もありますね。

金属は切れ味の良さを美徳とします。ですから庚にしろ辛にしろ、金性の人は頭の回転が速く合理的なものの考え方をします。水金の気の人は頭が良い人が多いですね。庚は人前では本音を出さずに周囲に合わせることもできますが、自我がしっかりしていて、自分の考えと感性を重視して行動するうえ、孤高な面があるために周囲を顧みずに自分の考えを押し付けるようなことも起こりえます。庚には辛のような柔軟性が無いので、自分自身が変化すると言うことはありません。陽干は大抵そうではありますが、人の指図や命令が嫌いです。ただ、庚の場合は斧で木を切り倒し新たな環境を作っていく性質がありますから、自分自身の考えで環境を変革していく勇気ある改革者としての面を持っています。(ちなみに庚の人には私はあまり会ったことがありません。ここまで書いた内容を見ても分かると思いますが、改革精神の高い庚は既存のコミュニティを維持することに長けた日本人には少ないタイプであると言えます。)

庚は細かい神経を使うことが苦手で、面倒くさい人付き合いも嫌いです。改革者ですから、平和な環境よりも、スケールの大きい波乱に満ちた世界のほうが輝けます。理想主義で理性的、淡白で感情をあまり表に出さないので、企業のプロジェクトマネージャーなどに向いている性格であると言えます。