【芦屋道顕】死刑の霊的タブー(3)テロ集団の死刑を同時期に執行する危険性【真実の扉】

【芦屋道顕】死刑の霊的タブー(3)テロ集団の死刑を同時期に執行する危険性【真実の扉】

【死刑の霊的タブーシリーズ】
(1)冤罪で処刑された魂の行方 (2)凶悪犯の処刑は霊的には犯罪抑止に逆効果?

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まだ比較的記憶に新しい、地下鉄サリン事件の主犯格達の死刑執行。現実視点では「ようやく裁きが下った」むしろもっと早く執行すべきだったとすら思うておる。

しかし、霊的な面からは死刑が禁忌というだけでなく、このとき「仲間だった複数名が、同時期に」執行されたが、これはもし彼らが執念深くこの世の破滅を願うているならば、そして大いなる存在の介入がもしなければ……。彼らは後の世に、また同時期に生まれてきてしまうやもしれぬ。

■「悪のソウルグループ」も存在する

ソウルメイトに興味のある人ならば、一人では成し遂げられないことを仲間で協力して成し遂げんと、何度も同じ時代、同じ時期に生まれくる「ソウルグループ」の存在も知っておろう。科学者、医者、革命家、あらゆる時代に、協力して偉業を成し遂げた仲間達がいる。

場合によっては、10人のソウルグループで始めた研究を終えぬまま寿命を迎えたとして、のちに5人が先に生まれその研究を引き継いで途中まで進め、さらに後の時代に、まだ生まれていなかった5人が生まれてきて完成させるなど、ソウルグループは連携プレーが得意である。

時折、ある分野に秀でた集団が志半ばに悲劇の事故やテロに見舞われて共に命を落としてしまうことが起きる。

飛行機事故で研究者グループが一気に、などもこれまでにはあったようじゃの。現実面だけ見れば大き過ぎる社会的な損失であるが、彼らはより進んだ時代にまた共に生まれてきて、今度こそ、あるいはその時代に必要なことを新たに成し遂げんとするのじゃな。

そして、ソウルグループは偉大なことをする選ばれた魂のみならず、どのような生き方をする魂にも仲間はいて、何度も出会っているものなのじゃ。友達グループ、仕事仲間、ママ友、ゲーム仲間、袖すり合うも多生の縁で、原始時代に共にマンモスを狩っていた仲間と、関ヶ原でも同じ側で戦い、現代ではゲームの中でモンスターを共に狩っているのやもしれぬ。

【芦屋道顕】死刑の霊的タブー(3)テロ集団の死刑を同時期に執行する危険性【真実の扉】

このソウルグループは今挙げたようにさまざまな繋がりがあり、悪人集団や悪事の仲間もまた共に生まれ変わっている。特に宗教や何らかの思想で結びついた集団は、前世でも同じように徒党を組むだけでなく、共に自爆テロや集団自殺、あるいはやはり死刑などで「共に、同時期に命を落とした」非常に強い宿縁の仲間であることが多い。

■悪のソウルグループ解体には「寿命まで生かし、個別の使命に目覚めさせる」こと

このような霊的な話が現実世界で受け入れられるはずもないが、強固な繋がりの悪のソウルグループを解体するためには、その集団の一人一人が、それぞれ本来の寿命まで生かすことじゃ。

生まれる前に人生の全てが決まっているわけでなく、決まっていてどうにもできないのは生まれる環境や親であるが、その後は誰もがプランA、プランBなど、ある程度の選択肢を持っていて、選ぶことができる。

極端なことをいえば、非常に仲間内の結束が強いテロ集団であれば、メンバー全員のプランAが「テロで社会に被害を与え、皆で捕まり、同時期に死刑になる。そしてまたxx年後に同じメンバーで生まれ……」やもしれぬ。ゆえに、捕まえても死刑にせず、終身刑でそれぞれの寿命まで生かすことじゃ。

ある者は病気で早死し、ある者は80歳過ぎまで生きるやもしれぬ。長い年月の間に、改心する者も出るであろう。被害者や遺族からすれば許せぬやもしれぬが、中には獄中で生きがいを見つければ、社会に害を与えるに至った極端な思想を手放せ、一般人の気持ちもわかり、そしてようやく改心する者も出てくるやもしれぬ。

そうなれば、果てしなく長い年月、転生を繰り返し悪事をはたらいてきたグループは解散したも同然となる。現実的にはまだ難しいのであろうが、いずれは世界中どこにも死刑のない、そして凶悪事件も起きない時代が訪れるはずじゃ。


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