オシャレさんは実践してる!差し色を上手に使う簡単な3つのコツ

オシャレさんは実践してる!差し色を上手に使う簡単な3つのコツ

ファッション誌などでよく取り上げられる「差し色」は、上手に取り入れることで服の着こなしにメリハリやアクセントを加えることができます。
しかし、実際に挑戦しても上手くできないのではないか?と悩んでいる方も多いです。

実は、差し色をコーディネートに上手く取り入れるには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

そこで今回は、差し色コーディネートに関する解説と、上手に使うためのコツをご紹介します。

差し色ってなに?上手に使ってコーデを格上げ!

ファッション全体の印象を決める基本的な配色を「ベースカラー」と呼びます。
このベースカラーに対して、目を惹きつける色やコーディネート全体を引き締める色となるカラーを「差し色」と呼びます。

基本的に、ベースカラーには白や黒、ベージュなどの落ち着いた色が多く、差し色には赤や黄色などの華やかな色が多いです。
この差し色を上手く取り入れることで、ファッション全体がぐっとオシャレに見える効果が期待できます。

例えば、白いTシャツに黒のスキニーパンツといったシンプルな格好に対し、スニーカーや帽子などの小物を赤色に統一することで、赤の差し色がコーディネートにアクセントを加え、全体をまとめてくれる効果があります。
また、落ち着いたトーンのワンピースに、鮮やかな色彩のベルトを腰よりも若干高くに着けると、ベルトの位置に目線が集まりやすくなるため、着やせ・脚長効果が期待できます。

このように、差し色を上手に取り入れることで、目的に合わせた嬉しい効果が期待できます。

差し色を上手に使うコツ① ファッション全体のカラーは3色まで

差し色を取り入れたコーディネートで気をつけなければいけないのが、ファッション全体に使用するカラーの数です。
ひとつのコーディネートに使う色が多ければ多いほど、ファッション全体にまとまりがなくなり、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
差し色を上手に使いたい場合は、ファッション全体のカラーが3色までになるように調整しましょう。

注意点として、この3色には白や黒などのモノトーンカラーも含まれます。
特に、派手な色の服が多く出回る夏場や、コートやマフラーによって重ね着が多くなる冬場などは、服に使用する配色が多くなる傾向にあるので気を付けましょう。

また、ボーダー柄の服や、さまざまな色が使用されているプリントシャツなどは、差し色を利用したコーディネートがしにくいです。
このような服を着る場合は、差し色をコーディネートに加えるのは控えたほうがベターでしょう。
特に初心者の方は、着たい服のデザインに応じて差し色を利用するようにしましょう。

差し色を上手に使うコツ② 補色や反対色を利用しよう

差し色を上手に使うコツ② 補色や反対色を利用しよう

ベースカラーと同系色の色を差し色に使用してしまうと、ファッションのポイントになるべき部分の主張が弱くなってしまい、結果的にぼやけた印象になってしまいがちです。
そのため、差し色になるカラーは、ベースカラーに対して補色となる色や、反対色となるカラーを利用するようにしましょう。

ちなみに、補色とは、色相環で正反対の位置にある色のことを言い、反対色は正反対の色の近隣の色のことを言います。
例えば、赤色をベースに考えると、補色は青緑色、反対色は黄緑色やより青味の強い緑色になります。
これらの色の法則を理解することで、上手に差し色を利用することができます。

また、白や黒などのモノトーンカラーには、ビビットな色やビタミンカラーを合わせるのがオススメです。
鮮やかなピンクやイエロー、オレンジなどの小物は、それ単体では普段のファッションに利用しにくいですが、モノトーンカラーの差し色として利用することで、コーディネートのアクセントになってくれます。

差し色を上手に使うコツ③ 差し色にはファッション小物を利用しよう

前述したとおり、差し色には色鮮やかなものが多いため、主張が強くなりがちです。
このため、面積の大きいアイテムに差し色となるカラーを使用すると、非常に派手な印象を与えてしまいます。
このような事態を避けるため、差し色となるカラーは、コーディネート全体の中で占める面積が小さいものに利用するようにします。
特に初心者の方は、ベルトやマフラーなどのファッション小物を利用することで、差し色による失敗が少なくなります。

例えば、ファッション全体にこなれ感を出したい場合は、落ち着いた色合いのファッションにビビットなカラーのベルトや靴下などを取り入れることで、頑張り過ぎないオシャレ感を演出することができます。
他にも、帽子やマフラーなどのアイテムに季節に合わせた差し色を取り入れることで、細かな部分にも気を使っているように見えるうえ、さりげなくを季節感を演出することができます。