神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る6(ページ2)

神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る6
前回の「神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る5」では、傷官と12運の組み合わせごとの運勢傾向についてあらためて見ていきました。
今回は、前回の内容も合わせて見ていく必要がありますので、「神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る5」も見比べながら見ていく必要があります。

まずは、前回の続きになる、傷官の悪い面が出にくいと言われている残り3つの12運について見ていきましょう。

■傷官の悪い面が出にくい3つの12運

■傷官の悪い面が出にくい3つの12運
傷官に付く12運は、以下の3つの休囚運(死・墓・絶)が良いと言われています。

<傷官・死>死との組み合わせになると、傷官が現実世界での力を持たない段階に入ってきます。傷官の悪さが出にくい組み合わせです。
ただ、全く力がなくなったわけではないので夫婦運には注意が必要です。
体力的、体質的に無理がきかない人が多いので、体調管理には気を付けましょう。

<傷官・墓>傷官の悪さがなくなり、それなりに安定した人生を過ごすことができます。
傷官のイマジネーション要素に墓の「動かないこと」という要素が加わり、少々マニアックなところがでてきます。
宗教、哲学、スピリチュアルなこと、古典的な習い事など、普遍的な要素の強い分野に興味を示します。

<傷官・絶>傷官の中では最も凶害が少ないと言われています。
傷官は手術や事故に遭いやすい星ですが、絶が付くと逆に事故運が減るとも言われています。
聡明で頭の回転が良く、創作活動にも向きますが、遺産相続の問題が起こるなど、自分自身の問題というよりも周囲から災難を持ちこまれやすい傾向にあります。

これら3つの12運と組み合わさった傷官は、普段はあまり悪さをしません。
しかし、傷官には変わりなく、流年などで傷官の力が強まった時に悪さをすることに繋がりますので、やはり注意は必要です。

それではいよいよ、ホロスコープと四柱推命を合わせた運勢について見ていきます。

■そもそも自分にとって傷官運はいいのか悪いのか?

■そもそも自分にとって傷官運はいいのか悪いのか?
ホロスコープと四柱推命を合わせて見ていく時には、四柱推命でその時期の運勢が良いか悪いかと大まかな運勢を判断し、ホロスコープで具体的な運勢を見ていく、という方法を取ります。
ですから今回のように傷官が重なる時期を占うにしても、傷官以外の星が重なる時期を占うにしても、まずはその星が自分にとって良い作用をもたらすものなのかどうかを知る必要があります。

星の吉凶の見方については、これまで、五行のバランスという観点でご説明してきました。
もちろんこれ以外にも、運勢判断のための要素はたくさんありますが、まずは一番基本的な部分である五行のバランスから、干の吉凶を判断することが大切です。

基本的には、正官・偏官といった官星が多すぎる(命式内に三つ以上ある)人は印綬・偏印(印星)、印綬・偏印が多すぎる人は比肩・劫財(自星) 、比肩・劫財が多すぎる人は食神・傷官(排星)、食神・傷官が多すぎる人は正財・偏見財(財星)、正財・偏財が多すぎる人は正官・偏官(官星)があると運勢が安定しますので、命式が偏っている場合は、一つの星が重なりすぎるからといって必ずしも運勢が悪くなると言うわけではない場合もあります。

ただ、それ以上に、偏っているものをますます偏らせてしまいやすい状態でもありますので、命式が偏っている場合は、上記の組み合わせ以外は基本的によくない運勢の場合が多いです。

特に、正官・偏官が多すぎる人は正財・偏財、正財・偏財が多すぎる人は食神・傷官、食神・傷官が多すぎる人は比肩・劫財、比肩・劫財が多すぎる人は印綬・偏印、印綬・偏印が多すぎる人は正官・偏官がプラスされるとより悪く働いてしまいます。元々偏っている五行が更に偏り、最悪の状態になってしまうのです。

ですから、自分の命式の五行のバランスも視野に入れつつ、特定の星が重なった時期が自分にとって良時期になるか悪い時期になるかを考えることが重要です。
とはいえ、年運、月運、日運まで重なれば、大抵の人にとっては良い影響ばかりとは言えない時期になるので、基本的には同じ星ばかりで埋め尽くされた運気の時はそこまで良い運気ではないと思っても良いでしょう。

■傷官星と海王星、月、土星、天王星の関係

■傷官星と海王星、月、土星、天王星の関係
傷官星が、よく働けば芸術的才能や表現力に繋がり、また女性であれば子宝に恵まれることもあります。悪く働けば、神経質でデリケートさが増し、疑心暗鬼になったり、あれこれと思い悩むことになったり、ヒステリックな精神状態に繋がります。一言で言えば心の病気ですね。また、手術や縫合を伴うような怪我をしたり、事故に遭いやすい時期でもあります。傷官は官(仕事、上司、男性)を傷つけるので、仕事運や上司運、男性運にも問題が生じます。

こういった傷官星が持つ傾向は、ホロスコープで言えば、海王星、月、土星、天王星の働きと繋がります。特に顕著なのは海王星と土星です。

このように、四柱推命とホロスコープの両方を見比べることで、現在の運勢について詳細に見ていくことができます。次回は、更に詳しく、各惑星の傷官と関係がある性質と、惑星配置による影響について見ていきましょう。