神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る5

神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る5

神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る5
前回の「神経質になり仕事運・男性運が最悪になる人生上の運気を知る4」では、同じ傷官でも、支との組み合わせによっては運勢が異なってくるということをお話ししました。
大きな傾向を見る時は大運の干支、一年の傾向としては年運の干支、短期的な傾向としては月運の干支が運勢として当てはまります。
ただし、干も支も、干同士、支同士の組み合わせ次第で別の性質のものに変わることがあるため、そういった場合には注意が必要です。この性質の変化については、また別の機会にお話ししたいと思います。

さて、自分の日干にとってどの支がどういう働きをする12運にあたるかは、以下のような12運表を参考にすることになります。

日干を縦軸に、十二支を横軸にしていますので、自分にとってどの十二支がどの十二運になるかを見てみましょう。左端が日干で、右側にどの十二支がどの12運にあたるかが示されています。

|胎養長沐冠建帝衰病死墓絶
────────────
甲|酉戌亥子丑寅卯辰巳午未申
乙|申未午巳辰卯寅丑子亥戌酉
丙|子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
丁|亥戌酉申未午巳辰卯寅丑子
戊|子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
己|亥戌酉申未 午巳辰卯寅丑子
庚|卯辰巳午未 申酉戌亥子丑寅
辛|寅丑子亥戌酉申未午巳辰卯
壬|午未申酉戌 亥子丑寅卯辰巳
癸|巳辰卯寅丑子亥戌酉申未午

※上部横軸の、「長」は長生、「沐」は沐浴、「冠」は冠帯、「建」は建禄、「帝」は帝旺です。

自分の12運が分かったら、ここでもう一度、傷官と12運の組み合わせについておさらいをしましょう。
以下に、傷官に各12運がついた場合の作用についてまとめています。

これらの内容と、自分自身の命式の五行バランスをもとに、ホロスコープとの合わせ技で運勢を占えるようにすることがここでの目標と考えましょう。

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ
一口に傷干と言っても、その下に付く12運で作用は変わってきます。
傷官は安定しない星ですので、強い力を持つと暴れやすくなり、口に刃が付いていると言われるくらい攻撃的な作用をもたらします。
傷官の下には、弱い12運が付く方が良いと言われています。

 

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ-2

<傷官・胎>

ナイーブな星である傷官のエネルギーが、生れてくる前の赤ちゃんのような力を持たない存在になるため、あまり暴れず吉凶が安定した状態になります。

 

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ-3

<傷官・養>

養子に行った先や扶養に入った先、自分の家族を扶養に入れることによりトラブルに遭う暗示があります。
ただ、養はまだまだエネルギーの弱い星ですので、そこまでひどいことにはならないでしょう。

 

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ-4

<傷官・長生>

頭の回転が良くなり思考力が上がりますが神経質になります。芸術・芸能関連の技能が伸びます。
傷官は地支のエネルギーが弱い方がいい星ですが、長生はエネルギー的には実質的な力を持ち始めた時期になるので胎や養に比べて荒れやすくなります。

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ-5

<傷官・沐浴>

非常に荒れやすく運命的変転の多い運勢です。
結婚してもすぐに離婚してしまったり、離婚再婚を立て続けにしたり、職業も変わりやすく定まりにくい運勢です。ただ、運勢的に荒れやすいと言うよりは、状況的に神経質になりやすく、そのために自分から福運を壊してしまう傾向にあるという状態と言えます。
傷官は子供を表す星でもあり、それが不安定な状態にあるということから、他に財星がない限り子供が生まれない、授かっても流産しやすい運気でもあります。
気性としては自尊心が強くなりすぎ、協調性がないので人から嫌われやすくなります。


■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ-6

<傷官・冠帯>

職業運である官星を傷つける傷官が力を持つ運気のため、五行が安定していない場合は職業的な苦労がある時期になります。
男性にとっては色情運となり、浮気性になりやすい時期です。
女性は夫や年上の男性を、目上の男性をいじめる運気になります。

 

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ-7

<傷官・建禄>

財産や家庭については安定しています。相続運があります。
しかし傷官の悪さは出ます。

 

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ-8

<傷官・帝旺>

傷官の力が最強になります。四柱に官星がある場合や、四柱内で官星と並ぶと特に悪い運気となります。
怪我や事故、手術、流産、家庭トラブル等に注意が必要です。
波乱万丈で、運気が悪くなると不幸が続けて起こりやすい運気にあります。
自己中心的にもなりやすいので、謙虚さを忘れないようにしましょう。

 

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ-9

<傷官・衰>

親や兄弟から大きなトラブルを持ちこまれて苦労しやすいと言われています。
傷官に付く十二運は休囚運(死・墓・絶)が良いと言われており、衰は弱い運ではありますが、会社員で言えば定年を迎え再雇用になったくらいの年代です。まだ現実的な力を持っていますので、傷官の悪さが出ることがあります。

■傷官と12運の組み合わせによる作用の違いのまとめ-10

<傷官・病>

病が傷官と相性が良いため、傷官の良さがよく出ます。
あまり無茶な生き方はしない風流家です。
マイペースに創作活動などするのが性に合っています。
物事は順調に進み、開運もしやすいでしょう。

次回は、傷官の悪い面が出にくいと言われている残り3つの12運について触れていきます。