血栓って良く耳にする病気ですが、だいたいどんな病状を言うのでしょうか?
私の夫に血栓が見つかった時は、命があるのが奇跡と言われました。あなたやあなたのご家族が突然死にならないためにも、血栓について知っておく必要があります。
今回はその血栓にかかりやすいのはどのような人なのか、血栓にかからないように予防法もお話ししていきます。
1.血栓とは?
血栓とは簡単にいうと、血液が詰まった状態の事です。血小板が何らかの理由で固まり、血液の流れをせき止めてしまうのです。
その結果、心筋梗塞や脳梗塞という重い病気にかかり、突然死をする可能性があるのです。
2.血栓の症状は?
残念ながら血栓が今身体の中で起こっていると感じるのは、本人でも難しく手遅れになる事が多いのが事実です。
ですが私達がおかしいと思ったのは、夫の足の腫れです。片足だけ異常にむくんでいたので、病院に連れて行きました。
「大丈夫だよ!」という夫を無理矢理病院に連れて行って本当に良かったです。エコー検査の結果、膝の裏に血栓が見つかり、すぐに救急病院に移送されました。
そこで身体中のスキャン検査を受けたら、なんと肺にも3つ血栓が見つかり、「生きているのがラッキーな状態だよ。」とドクターから言われてショックを受けたのです。
なので最近異常に身体のどこかが腫れているとか、しびれを感じるようだったらすぐに病院で検査を受けるようにしましょう。
3.血栓になりやすい人
@タバコを吸う人
喫煙すると血管が収縮する作用があり、血管が詰まりやすくなります。タバコはすぐにでもやめましょう。
@ジャンクフードが好きな人
私の夫はまさにこれでした。ハンバーガーやポテトチップス、クッキーやパイ、ホットドッグやピッザが大好きなアメリカ人です。
このような脂肪の多い食べ物は、血管をドロドロにするために血栓になりやすいと言えます。
考えてみると私の夫が血栓になって当たり前といわても、良いのかもしれません。
@運動不足の人
デスクワークの人や、日頃から身体を動かすのが嫌いでいつも座ってばかりいる人は、血流が悪いと言えます。なので結果的に血栓になるリスクが高くなるのです。
@食べ過ぎで肥満の人
ジャンクフードが好きで動かないでいると、必然的に肥満になってしまいます。そうなると血管中に脂肪が増えて、血管を詰まらせてしまう事になるのです。
@ストレスの多い人
仕事や育児などでストレスがたまりやすい人の血管には、カテコラミンという物質が増える事が分かっています。この物質が血管の壁を傷つけて、動脈硬化の原因となります。
@高血圧の人
高血圧の人はいつも血管に強い圧力がかかっているわけですが、そのために血管の壁が傷つけられ血栓の原因になるのです。
@アルコールや甘いものが大好きな人や、糖尿病の人
アルコールには糖分がたくさん含まれています。甘い物を良く食べる人も血液中に糖分が多いと言えます。
その他にも糖尿病の人のように血液中の血糖値が高いと、赤血球が硬くなって血栓を起こしやすくなるのです。
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4.血栓を予防するには? 血栓を防ぐためには、血液...- 1
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