30代から始まるプレ更年期とは?プレ更年期の症状&乗り越え方法

30代から始まるプレ更年期とは?プレ更年期の症状&乗り越え方法

私はまだ若いから大丈夫!と安心していませんか?実は女性の身体はとても複雑で、30代からもうすでにプレ更年期に入る事が多いのです。最近身体に変化を感じるとか、体調が良くないわと思う人は、「プレ更年期」を疑ってみるのも良いかもしれません。今回はまず更年期とプレ更年期の症状、そしてその乗り越え方法についてお話ししていきます。

プレ更年期とは?

プレ更年期とは?

プレ更年期とは、更年期の前に体の変化が生じる時期のことです。更年期は40代中盤から50代中盤あたりの閉経時期の前後5年くらいを指しますが、プレ更年期はそれよりまえの30代後半から40代くらいの間といわれています。本格的な更年期の前に、閉経に向けた体の変化が生じ始める時期なので、さまざまな症状が出ることも。

プレ更年期の症状

プレ更年期の症状について紹介します。30代中盤に差し掛かってきて、このような症状が気になったら、プレ更年期なのかもしれません。

頭痛

頭痛

プレ更年期にも普通の更年期にもある症状ですが、頭がボーっとして頭痛が続く事があります。頭痛があるために、何となく吐き気が伴うという人もいます。

イライラする、怒りっぽくなる

これはムードスイングと言って、ホルモンバランスが崩れるためにちょっとした事でイライラするようになる症状です。いつもは笑えるようなジョークもカチンときて、訳が分からないでいる夫やボーイフレンドと喧嘩になったりします。

生理不順

生理が不順で月が飛んだり、出血の量も多かったり少なかったりします。ひどい症状の場合は、半年生理がなくいきなり始まるという人もいるくらいです。

疲れやすい

疲れやすい

何をしても疲れやすく、若い頃は平気だった事もできなくなってきます。そのために家族やお友達とのお出かけやレジャーなどにも、やる気が出なくなるのです。

眠れない

夜に眠れなくなり、寝不足状態が続く事もあります。そのため昼間にボーっとして、集中力に欠けてきます。運転中に居眠りしてしまったり、仕事にも嫌気がさしてくる事もあるので注意が必要です。

うつ

突然、何となく元気が出ずに落ち込んだ気分になる事があります。人と喋るのもおっくうになり、社交性に欠けてきます。

更年期の症状

更年期は、だいたい40代後半〜50代にかけて始まる女性の体調の変化を表します。10代で初潮を迎え、子供を産めるシステムが整っていき、そしてだんだんその役目の終わりにかかっていく段階です。ですがその更年期には様々な体調の崩れや変化が伴うのです。ではその症状をみていきましょう。

生理が止まる

徐々に生理の出血量が減っていき、次第に生理が止まります。その間でも1年ほどをかけて、時には多量出血したり、全く出血のない月などを繰り返すようになります。
若い頃生理痛に苦しんでいた人も、この頃になると生理中も痛みがないかなと思ったら、突然出血する事もあるので驚かないようにしましょう。

体重が増えてくる

更年期の症状

若い頃はダイエットすると簡単に減量ができたのに、この頃になると何をしても体重が減らなくなってきます。それどころか、体重が少しずつ増えていく事が多いのです。
これは女性ホルモンが急激に少なくなる事から、基礎代謝も減ってしまいカロリー消費ができなくなってくるためです。

陰部が乾燥し、痩せてくる

更年期になると陰部が乾燥し出し、肉付きがなくなってきます。

性欲がなくなる

更年期になると全く性欲がなくなり、夫婦関係がギクシャクする事も良くあるのです。

ホットフラッシュ

更年期の症状-2

ホットフラッシュとは、顔や身体がいきなり火照る症状を言います。これは突然前ぶれもなく訪れる症状なので、びっくりする女性も多いでしょう。
何もしていないのに顔や身体がカ〜っと暑くなり、まるでスポンジを絞ったかのように、身体全体から汗がにじみ出てきます。
ひどい時にはこのホットフラッシュが、1日に数十回もある事があります。

プレ更年期の乗り越え方法

続いてはプレ更年期の乗り越え方を紹介します。これは更年期の人にもおすすめですので、30代~50代でプレ更年期や更年期でお悩みの方はぜひ試してみてくださいね。

太陽光線を浴びる

太陽光線を浴びる

まずは太陽光線を朝から身体中に浴びる事が大事です。太陽からのビタミンDの作用で、脳にセロトニンという幸せホルモンが分泌されて、元気が出てきてエネルギーを感じる事ができます。

睡眠を充分にとる

朝や昼間に太陽を浴びると、夜にぐっすり眠れるようになるのですが、寝る前にカーテンを閉めて携帯やテレビを消し暗くするのが鍵です。
寝る30分〜1時間前から部屋を暗くし、脳をリラックスさせてゆったりした眠りに誘うようにしましょう。

カルシウムをたくさん摂取する

更年期になるとカルシウムが体内で減ってきて、骨粗鬆症になる可能性が増してきます。日頃からカルシウムの多い食品、例えば牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品、そして納豆や豆腐などの大豆製品、海藻類などを積極的に食べるようにしましょう。
カルシウムを摂取すると歯や骨を丈夫にするだけでなく、脳神経の興奮を抑えてイライラを防いでくれるのです。

ナッツ類やアボカドも!

イライラ解消には、トリプトファンというアミノ酸の摂取が役立つといわれています。精神のバランスを整えてくれるトリプトファンは、乳製品や大豆製品のほかにナッツ類やアボカドにも多く含まれています。
サラダや酢の物にナッツやアボカドを乗せたり、おやつとしてナッツ類を食べるのもおすすめです。

身体を動かす

身体を動かす

自分の好きな事、続けられる運動、お散歩やプール内でのウオーキング、ヨガでも何でも良いので積極的に身体を動かすように心がけましょう。汗をかく事でイライラが減り、夜も良く眠れるようになるのです。

まとめ

プレ更年期にしても普通の更年期にしても、人それぞれで症状が違ってきます。どうしても体調が悪くて我慢ができない時は、内科か婦人科を受診するのをおすすめします。病院によってはピルなどを処方して、更年期の症状を和らげてくれる事もあります。どちらにしても女性の人生の転換期と受け止め、落ち込まずに前向きに生活する事が大切です。