四柱推命とホロスコープの合わせ技で運勢を占う!2

四柱推命とホロスコープの合わせ技で運勢を占う!2

前回の■「四柱推命とホロスコープの合わせ技で運勢を占う!1」では、四柱推命と西洋占星術の間に関連性があるということについてお話ししました。

今回は、そのことについてもう少し深くお話ししていきましょう。

四柱推命とホロスコープの合わせ技で運勢を占う!2
四柱推命は、十年かけて巡る甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・ 壬・癸の十個の「干」と、十二年かけて巡る子・丑・寅・卯・辰・巳・午・ 未・申・酉・戌・亥の十二の「支」の組み合わせによって運勢を見るもので、この組み合わせは10と12の最小公倍数である60通りのものになります。
60歳を還暦とするのは、この60通りの組み合わせをすべて巡り、生まれたときの組み合わせに戻ることから「暦が還る」、すなわち還暦ということになるためです。

さてこことから、四柱推命において重要なサイクルは、「10年」「12年」「60年」であるということがわかります。
またこれ以外にも、12年の10倍である120年、12年間を4つの季節に分けた3年と、その10倍である30年も重要なサイクルとして位置づけられています。

四柱推命とホロスコープの合わせ技で運勢を占う!2
一方、ホロスコープによる惑星配置で運勢を見る西洋占星術においては、太陽と月に、水星・金星・火星・木星・ 土星・天王星・海王星・冥王星を加えた10天体と、牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座の12の星座を使って占います。

また、ホロスコープにおいて重要な役割を果たす木星は12年周期、土星は30年周期で天球上を一周します。
これもまた、最小公倍数は60です。
更に、ホロスコープにおいては60度ごと、90度ごとの角度が重要な角度になりますので、360度を三等分及び四等分した点が重要な角度ということになります。
三等分というと、12年で360度を一周する木星にとっては4年おき、30年で一周する土星にとっては10年おき。
四等分であれば、木星にとっては3年おきが重要なサイクルになるということです。

ですから、ホロスコープにおいても、重要なサイクルは3年、10年、12年、30年、ということになります。
そして、この二つの占いに必要な要素は、二つとも生年月日と時間、そして出生地です。

四柱推命とホロスコープの合わせ技で運勢を占う!2
考え方も成り立ちも手法も違う二つの占いですが、自然界を取り巻くエネルギーを一定の法則性をもとに体系付け、占い(古くは統計学の一派)として確立したのがこれらの占いです。
ですから、実は両者は占い手法が違うだけで、結果は同じものを示しているということになります。
実際、四柱推命による占い結果と、ホロスコープによる占い結果は、驚くほどの共通性を見せることが多々あります。
もちろんそれぞれより得意な点などはありますが、基本的に二つの占いの結果は同じ事象を示しているのです。

このことを利用し、四柱推命とホロスコープの、両面のアプローチから自分自身の運勢を割り出せば、より正確な運勢の把握が可能です。

それでは、四柱推命とホロスコープをどのように絡めて見ていけばいいのでしょうか。
今回は、前回予告したとおり、傷官星と海王星に着目して見ていきましょう。
傷官星も海王星も特徴的な出方をする星なので、象意として実感しやすいからです。

 

■自分にとっての傷官年はいつ?

■自分にとっての傷官年はいつ?
さて、まずは自分の命式から、自分にとっての傷官の年がいつになるかを割り出しましょう。
命式を表示するためには、前回お話しした「暦と占いの部屋」がお勧めです。
他にも色々四柱推命のサイトがありますが、時差まできちんと出なかったり命式がずれてしまっていたりするので、無料占いツールとしてはこちらが一番信頼度が高いというのが四柱推命をやっている占者のなかでの一般認識となっているようです。
以前は2000年以降の生年月日の占いができず子供の命式を占えないという難点がありましたが、現在は修正されて未来の命式まで占える形になっています。

ただこちらは命式の正確性は信頼がおけるのですが、占い結果の表示としてはやや上級者向けになりますので、初心者の方には少々敷居が高いかもしれません。
とはいえ、今回ご説明する内容はこのサイトでの占断を読む必要はなく、命式が見たいだけですので問題ありません。

さて、「歴と占いの部屋」で占いたい人物の性別から出身地までをすべて入力し、「計算」ボタンを押すと、以下のような表が表示されます。
■自分にとっての傷官年はいつ?-2
これは2000年1月1日12時北海道生まれの女性の命式です。
この表の中で左端に「日」と書いている横軸に注目してみましょう。
これがこの方の「日柱」になります。
この方の日柱の干支は「戊午」です。十干のうちの干が戊、十二支のうちの支が午で戊午という組み合わせになっています。

干支は60通りありますから、あなたの日柱の干支(日干支)も60干支のうちのどれかということになります。
現在の運気がその人にとってどの星の支配下になるかは、すべてこの日干支を基準に考えますので、自分自身の日柱をよく覚えておきましょう。

次回は、更に具体的な見方についてご説明していきます。