楽しむことも大事だけど自分の身は自分で守りましょう!
出会いが多様化し、マッチングアプリやSNSで知り合って実際に会うケースも普通になってきました。
お互いに共通の知り合いがいなかったり、職場や住所など、本当の素性が分からない相手だからこそ、
気を付けないといけないことが沢山あります。
相手がどんなにいい人そうでも、なんらかの事件に巻き込まれたり、心や体が気付つけられたりすることがないとは言い切れません。
「私は人を見る目があるから大丈夫!」と思っている人ほど危ないのです。
初対面で素性の知れない人と会う時の危機管理のポイントを紹介します。
~出会い・待ち合わせ編~
初対面は緊張しますし、うまく話せなかったらどうしよう…盛り上がらなかったらどうしよう…といろいろな心配事で頭がいっぱいだと思います、危機管理のことも忘れないでおきましょう。
土地勘のない街で待ち合わせしない
普段あまり行かない街や駅での待ち合わせは禁物です。
いざという時、逃げられる場所やルートが分かりませんし、相手のテリトリーに入ってしまうと主導権が握れなくなってしまうからです。
待ち合わせするときは、自分が良くいく街(自宅の最寄り駅以外)で、できればお店も行ったことがあって勝手が分かっているところがいいでしょう。
万が一の時に駆け込めるお店や交番の場所を把握しておく
ここですでに帰り道の心配までしておきます。
無理やりホテルに連れ込まれそうになったときや、しつこく家までついて来られそうになったときなど、
交番や知り合いが働いているお店などが近くにあれば心強いです。
また、タクシー乗り場以外でタクシーが止まっていて、並ばずに乗れる場所も把握しておくといいです。
いざという時にサッと逃げられる心構えをしておきましょう。
相手のプロフィールを鵜呑みにしない
共通の知り合いがいないのでどんな嘘もつけます。
一度限りの遊びだと思っていると、わざわざ本当のことを話す必要もないですよね。
名刺もSNSのプロフィールも、いくらでも偽造できるので、最初のうちは「全部嘘かも知れない」くらいの気持ちで聞いていましょう。
~お食事・お酒編~
お酒が入ってある程度お話がはずむと、警戒心も薄れてきます。
それは大いに結構。
ガチガチに警戒していたら、その会自体楽しめないですものね。
その場を楽しみつつ、危機管理はしっかりと!これが鉄則です。
理性を失うまで酔わないようにする
お酒が強い人や、自分がどれくらい飲んだらワケ分かんなくなるのか、リミットを知っている人であればそこまで飲まなければいいのですが、
お酒が弱い人・強いと思い込んでいる人・酔うまで飲んだことがない人は要注意です。
初対面の人と会って緊張しているので、いつものお酒のペースが崩れているかもしれません。
緊張しているとお酒の回りが早くなったり、会話が止まるとお酒に手が伸びる回数が増えたりして、余計に酔いやすい状態になっています。
スマホやバッグは常に手の届く位置に
お財布はもちろんですが、手帳やスマホは個人情報の宝庫です。
絶対に手放さないようにしましょう。
トイレに行くときはバッグごと持っていきましょう。スマホのテーブルへの置忘れに注意。
スマホをテーブルに置かないのは男性にとっても好印象になるので、スマホは使う時以外バッグに入れておきましょう。
バッグごと持ってトイレに行くと、男性は「そのまま帰っちゃうんじゃないか」と心配になるので、ストールやタバコケースなど、個人情報の関係ない私物を置いていけばOKです。
お酒をグラスいっぱい残してトイレに行かない
トイレに行っている間に心配なのは、お酒に変な薬を入れられていないか?ということです。
また、薬以外でも、自分の唾液を入れたり間接キスしたりして興奮するフェチの人もいます。
考えすぎかもしれませんが用心に越したことありません。
私は、相手にもよりますが、怪しい・気持ち悪い・信用できないと直感的に感じた人の場合、
トイレから戻っても残しておいたドリンクは飲みません。
2口分くらい残した状態で席を立ち、戻ったらそれは飲まずに新しい物をオーダーします。
完全に飲み切ってから席を外すと、トイレに行っている間にドリンクをオーダーしてくれている場合があるのでこれも注意。
(まぁ、考えすぎなんですけどね。)
~帰り道編~
一番慎重にならなければいけない帰り道。
自分が相手のことを信用して、もしくはすでに恋が芽生えていて、もうどうなってもいい!ついて行く!という気持ちになっているなら後はお2人のご自由に…という感じですが、そうでないなら、危機管理をしっかりしましょう。
人通りのない道を歩かない
いくら土地勘のある街とはいえ、人通りのない道に入った途端、男の態度が急変するということはよくあります。
お酒が入って男性は気が大きくなっていますし、数時間楽しく喋ったんだからこのままイケるだろ!と意味不明な勘違いをする人も多いです。
特に、共通の知り合いがいないのでチクられたり噂が広まったりする可能性もなく、理性を保つ必要がありません。
欲望むき出しでやってきます。
男性の力には勝てないので、はじめから、人通りが少なくて変な空気になりそうな場所(ホテル街や風俗街)には立ち入らないようにしましょう。
自分の荷物は自分で持つ
紳士ぶって「荷物持とうか?」と言ってくる人がいますが、走られたらアウトなので、絶対に預けないでください。
買い物した荷物なら遠慮なく持ってもらいましょう
自宅前まで送らせない
親切心からか、下心からか、自宅まで送ってくれようとする人がいますが、丁重にお断りしましょう。
まだ家を教えるのは早すぎです。
駅で別れてサッとタクシーに乗ってしまうのが賢明です。
同じタクシーに乗って途中で降ろしてもらう場合は、コンビニか全く関係ない適当なマンションの前で降りて、「今日はご馳走様でした♡」とタクシーが発車したのを見送ってからちょっと歩いて帰ります。
バッグ内の荷物が全部あるか、変なものが入っていないか確認する
家に付いたら、コートのポケットやバッグの中に不審なものが入っていないか確認します。
盗聴器やGPS的なものなどです。
それから、財布の中身・スマホ・手帳・鍵・Suicaなど全部あるか確認してください。
これくらいの危機管理が自然とできるようになろう♪
以上の危機管理ポイントを読んで、「え、こんなことまでするの?」「考えすぎなんじゃぁ…」「気をつけることが多すぎて疲れそう」と思われましたか?
でもここで挙げたのは基本中の基本です。誰もが簡単にできることです。
いい出会いや楽しい時間は、ちゃんとした危機管理をしてこそあるものだと思うのです。
予め危機管理を徹底しておくと、ある程度気持ちに余裕を持ってその場を楽しむことができます。
慣れてきたら、お酒が入っても最低限の危機管理は無意識のうちにできるようになりますよ。
ナンパやSNSでの出会いでの事件や失敗事例を耳にすると、可哀相と思う反面、自分にも原因あるでしょと思ってしまいます。
大人のたしなみととらえて危機管理はしっかりしましょう。